☆Umberto Fusco代理人(マトゥザレムの代理人) インタビュー(La Lazio siamo noi.it)
クラウディオ・ロティート会長はある目標を持っている。それは新たなラツィオを築くことだ。しかし、ビアンコチェレステハウスには多くの未解決問題、不安定なバランスがある。
「今後のラツィオはグランデなクラブになる」。ロティート会長は数日前にこのように語ったが、ラツィオに必要とされているのは国際レベルにおける信頼ではなく、野心を明白なモノにすることだ。


−マトゥザレムはラツィオで満足している?
「フランセリーノはローマとラツィオで最高に満足している。彼はこれまでケガのために苦しんでいたが、現在は良い状態を取り戻し、それをピッチ上で示している」



−ロティート会長がマトゥザレムの買い取りとUEFA杯出場権獲得をリンクさせて考えているという記事は読んだ?
「読んだよ。マトゥザレム側はラツィオが欧州の舞台に出場しようがしまいが、今後もラツィオとの契約を結ぶことに合意する意向を持っている。でも、私はロティート会長が欧州の舞台の出場権次第で決定を下すと考えている」



−どういうこと?
「マトゥザレムはコストのかかる選手だ。だから彼の買い取りには若干のお金を投資することが必要となる。マトゥザレムとラツィオは買い取りに関する条件について既に合意しているから、決定はラツィオ次第だよ」



−マトゥザレムの年俸は100万ユーロ以上?
「No、マトゥザレムは減俸を選択したから、それよりも低い額だ。現在のラツィオのサラリーキャップがどれほどの額になっているのかは知らないが、ビアンコチェレスティの標準額と同調しているはずだよ。彼の買い取りを決めるのはロティート会長だが、私は我々が既にロティート会長との経済的合意を見つけていることを繰り返し言っておくよ」



−あなたはマトゥザレムの移籍金はどれほどの額だと思っている?
「彼の価値に関して早急に言うことはできない。君たちジャーナリストは1000万ユーロ前後だと話しているけれどね。私は、ラツィオとレアルがテーブルに座り、移籍金に関して再び話し合う可能性があると思っている」



−これまでのところ、マトゥザレムに関心を示しているクラブはいないのかな?
「No、No。これらの話をするのはあまりにも早すぎる。マトゥザレムは残念ながら4ヶ月間離脱していた。だから、何の利益も得ていない。もし彼が継続的にプレイしていたのならば状況は変わっていただろうけれどね。確かなことは、もしマトゥがローマに留まらないことになっても、次のクラブを見つけることに向けた問題はないということだけだ。ただ、フランセリーノはまだレアルとの契約が2年残っているが、来シーズンからラツィオに完全移籍できることを望んでいる」




☆ロレンツォ・デ・シルヴェストリ
「僕はこれまで『僕たちの目標はUEFA杯にあるけれど、それは簡単なモノじゃない』と常に言ってきた。でも、できるだけ早くこの目標に近づけることを望んでいる。僕たちはこの難しい瞬間から脱出するために、とにかく必死にトレーニングしなきゃいけない。ティフォージの力を借りて、復活できるよう願っている。日曜日のレッチェ戦から流れを変えたい。ロッシ監督との関係?何も変わっちゃいない。僕たちは穏やかさ」(ANSA)
「僕たちはもっと厳しくトレーニングしなきゃいけない。そして、ティフォージの力を借りて現状から脱出できるよう望んでいる。僕たちの目標はUEFA杯だ。これはとても難しい目標だけど、できるだけ早くこの目標に近づきたい。チーム-ロッシの関係?いろいろ言われているけれど、何も変わってはいない。僕たちは穏やかだ。僕の将来?穏やかだし、僕はここに残ることを望んでいる」(La Lazio siamo noi.it)




・Angeleri「すべてOK、ラツィオ移籍の問題はない」
Angeleriは意欲に溢れている。「良い状態にあるし、穏やかに過ごしている...」。Mambrù(Angeleriのあだ名)は昨日エストゥディアンテスのフロント陣と会談を行った。この非公式の接触の場で、Angeleriはラツィオ移籍に向けてエストゥディアンテス側を安心させた。
解決−Angeleriはラツィオへ移籍することを望んでいる。そして、彼は代理人とエストゥディアンテスの関係を取り持つ『仲介役』となっている。彼はこの状況を解くために、フェルナンド・イダルゴ代理人、ミゲル・ピレス代理人と共に本日エストゥディアンテスのフロント陣と情報交換することになった。
代理人側とエストゥディアンテス側の摩擦はハッキリとしている。イダルゴ代理人は、パートナーのピレス代理人とは異なり、何の考慮もなくAngeleriをラツィオへ放出しようとしたエストゥディアンテスの交渉を妨害するために動き、同代理人は6月に移籍金ゼロでクラブから去ることを検討していたが、エストゥディアンテス側は380万ユーロの移籍金でラツィオとの合意を閉じた。現在、結び目は溶けようとしており、Angeleriの願望は最も重要な要素となるだろう。ラツィオ側は他の競争クラブを押しのけ、チェッレリーノの二の舞となることを避けようとしている。
情勢−Angeleriは明日にもサインのためにローマを訪れる。そして、そのままメディカルチェックを行い、移籍を正式発表するかもしれない。ラツィオにとってAngeleriは09/10シーズン最初の補強となる。イリ・ターレ役員は「既にラツィオでプレイする準備ができている選手の獲得を考えている」と語っており、ラツィオはまだ26歳ながらアルゼンチン代表にも選ばれたAngeleriの獲得を発表するのが待ちきれない状態にある。(Corriere dello Sport.it)




・4000万ユーロ:4人の主役の不安定な状況
パンデフ、サラテ、レデスマ、マトゥザレム。彼らはラツィオで最も重要な存在だ。ロティート会長は彼らとの合意を見つけるために動いているが、この交渉結果が出たとき、ロティート会長のこれまでの歩みが正しいモノだったのかどうかが明らかになるだろう。ロティート会長はマトゥザレムとサラテを買い取り、すべての選手たちを残留させるために総額4000万ユーロの経済的犠牲を行おうとしている。
この4人の中で、より重要なのはゴラン・パンデフだ。彼については昨シーズンから契約更新が取り沙汰されているが、本人はラツィアーレで過ごし続けるという夢を持っていることを明言している。「僕はここで満足している。このユニフォームで何かを獲得したいという強い欲求を持っているんだ」。パンデフは2日前のトリノ戦でラツィオでのカンピオナート150試合出場を達成した。この出場数は、外国人ではラツィオの歴史上最初の選手となる。パンデフの代理人を務めるパッラヴィチーノ氏はつい最近にロティート会長と会談を行ったが、パンデフ側は年俸およそ200万ユーロという条件を手にすることを望んでいるようだ。パンデフはFIFA17条に向かうことも可能となっており、バイエルン・ミュンヘンはこれを行使した上で獲得する準備ができている。また、イタリア国内でもユヴェントスとフィオレンティーナがラツィオに大きなオファーを出す用意をしている。
ラツィアーレのアイドルであるサラテは、ここ最近は開幕時の爆発力が影を潜めている。それでもラツィオは彼を抱くことを望んでおり、アルサッド側とは1500-1800万ユーロ前後の買い取りオプション額で合意している。この任意選択は4月30日に満了するが、楽観的な状態にあるようだ。セルヒオ代理人も問題が存在していないことを明言している。
代理人が多くの宣戦布告を行ってきたレデスマに関しても、再び会談が行われるかもしれない。レデスマは2011年までの年俸50万ユーロという契約を結んでいるが、レデスマ側は年俸150万ユーロという条件に調整することを望んでいる。
最後にフランセリーノ・マトゥザレム。シーズン序盤の悩みを克服し、復帰した彼は効果的なパフォーマンスを見せている。彼がこのままの調子を維持するのならば、ロティート会長が買い取りに踏み切ることは確かなことだ。買い取りオプション額はおよそ1200万ユーロだが、移籍金は下がるかもしれない。すべてはシャクタール・ドネツクとサラゴサの間に存在している問題の判決次第となっている。なおラツィオとマトゥザレムの間では、2013年までの年俸100万ユーロほどで基本合意している。(Messaggero)



・ヴェロンは復帰、新監督はマッザーリoシメオネ
ここ6試合2分4敗。6位との差は開いている。そのためラツィオの今シーズンはコッパ・イタリアに絞られたが、準決勝の相手がユーヴェであることを考えれば、これも難しいだろう。つまり、現時点での主な目標はメルカートで効果的な補強を行うことだ。何が足りないのかを理解し、チームを強化し、ビアンコチェレステのティフォージに最低限の熱意を取り戻させるために動くということである。
改革の空気は漂っている。6月に監督を変更することは確実だ。サプライズが生まれる時間は残されているが、現在のところ候補はマッザーリとシメオネの二人に絞られている。ロティート会長が昨年も会っていたマッザーリについてはサンプドリアとの契約が残っているため、これが障害となるかもしれない。一方のシメオメはフリーとなっており、ティフォージは狂ったかのように彼のことを愛し続けている。シメオネは3月にローマを訪れる予定となっているため、このときにロティート会長との会談が行われるかもしれない。なお、ロッシ監督はラツィオを好んでおり、辞任することは除外している。ただ、彼のサイクルが終わったことは長い間言われ続けている。そこで、彼は最後にコッパ・イタリアのトロフィーを掲げ、別のクラブへ向かうという夢を見ている。おそらく、彼にはナポリがラブコールを送るはずだ。
しかし、監督よりも正しい選手を選択することが重要だ。今のラツィオにはポジションや戦術という事柄は抜きにして、カリスマ性のあるリーダーが必要となっている。そこでロティート会長はファン・セバスチャン・ヴェロン獲得を考えている。ロティート会長はヴェロンと共に新たなラツィオを建設するプロジェクトを作ろうとしているのだ。34歳となったヴェロンがすべての試合に出場することは難しいが、これについてはさほど気にかけてはいないようだ。何よりもまず若手とベテランの手本として、ロッカールームにヴェロンが必要とされているのである。ヴェロンはシメオネの監督就任の合否に関わらず、ローマにやってくるだろう。そして、彼と同時にマルコス・アンヘレリも加入することになる。また、ラツィオには偉大なCBが欠けているため、ロティート会長は正しい個性を持った『中心的』なDFをイングランドから補強する意向を持っている。
GKの問題:カリーソを信頼するか、違う選手を連れてくるか。カリアリのマルケッティを獲得することは簡単ではない。(La Repubblica)