・ターレ役員がDS資格取得コースへ
イリ・ターレ役員は本日からコヴェルチャーノでスポーツマネージャーの資格取得コースを開始する。本来なら2週間前から開始する予定だったが、今日に延期されていた。ターレ役員は6週間のコースを経て、ラツィオの新たなスポーツマネージャーになることが可能となるが、今シーズンいっぱいはビアンコチェレステのテクニカル部門の責任者という立場のまま過ごす予定となっている。
メルカート:リヒトシュタイナーのバックアッパーはAngeleriで十分務まるだろう。様々な声が出てはいるものの、Angeleriは6月にラツィオのユニフォームに袖を通すことになる。(Messaggero)



・豹変したラツィオ
ラツィオは大暴落している。急激な降下とブレーキ。データと統計は、心配をさらに深刻なものにしており、ロッシ監督のグループが再び快方に向かうと思っている人はいないはずだ。現状について、論理的な説明を見つけることは困難だ。
おそらく、ビアンコチェレステには、本当に珍しい何かが起こったのだろう。開幕からの5試合で、ラツィアーレの選手たちは周囲を完全に魅了するパフォーマンスを見せていた。美しく、素晴らしい。実力を持った若手たち。そして、サラテという才能の財産も発見した。彼は5試合で6得点を挙げたのだ。フェノーメノ。それだけでなく、彼は不利な状態でもゴールを生み出し、瞬く間に飛躍し、周囲は彼を賞賛した。景色は美しいものだった。このとき、ティフォージは恋に落ちたかのように、日曜日のスタジアムを訪れることを楽しみに過ごしていた。要するにこの頃のチームは『空想し、いくつかの夢を見る』、そのようなチームだった。誰かが『4位以内に入れる』と言い、サラテがスクデットを口にしたことは偶然ではない。
あの頃の面影を引きずり、夢を見る考えはすぐに粉砕しなければいけない。もし現状のまま物事が進み続けるのならば、これはさらなる悪夢に変わるかもしれないのだ。開幕時、ラツィオは魔法をかけられたかのようなパフォーマンスを披露し、首位に立っていた。しかし現在気がかりな状況にあるのは誰の目にも明らかだ。シーズン折り返し地点からの5試合で、ラツィオは4敗を喫した。それだけでなく、ここ5試合の中でラツィオの守備陣は崩壊し(5試合で12失点)、破壊力を誇っていた攻撃陣も影を潜めている(5試合で3得点)。開幕時と立場が逆転したのは事実であり、今のラツィオは開幕の頃のラツィオとは完璧に異なるチームとなっている。現在のラツィオには反撃心がなくなり、パーソナリティもほぼ存在していない。(Messaggero)



・壊れたおもちゃ:ロッシ監督のすべて
おもちゃは壊れた。その確証はトリノ戦で届けられた。ラツィオはもう勝つ方法を忘れてしまった。そして、ロッカールームとロッシ監督の関係は崩壊し、危機が存在している。ロティート会長の否定に関わらず、ロッシ監督の冒険の終わりはまもなくやってくるだろう。ただ、ロティート会長が契約満了前にロッシ監督との関係を切ることはない。新たなプロジェクトは、新たな監督と共に6月から開始される。
新監督リストでは、リヴォルノのアコリ監督が気に入られている。ラツィオが新監督候補にしている監督たちは、ほぼ全員がどこかのクラブを率いており、さらにロッシ監督をすぐに解任した場合には2人の監督に給料を払う必要があるため、ロティート会長は6月まで待つ方針となっている。
それでも、現実を見れば何らかの変化を作る必要がある。かつてチームの財産となっていたグループは、現在消え失せてしまった。また、一部の選手たちはロッシ監督の規律に従っているようには見えない状態にある。ラツィオは今シーズン、カップ戦がなかったことにより少数メンバーで挑んだのだが、もし今シーズンもUEFA杯出場権を逃した場合には、クラブの将来に深刻な問題が生まれるだろう。
その他の心配事−イリ・ターレが役員に指名されたのは、おそらく彼とクラブの間に特別な関係があったからだろう。ただ、この出来事に対しすべての選手たちが満足していたというわけではない。それでも、ロティート会長はイリ・ターレを重役に配置することを決めたのだが、これまでのところターレが役員に就任したことによるプラスの影響は見られていない。それどころか、ターレ役員はユーヴェ戦で、途中交代に反論したサラテに対し、100万人が観戦していたであろうTVの前で平手打ちを見舞っている。
しかし、ロティート会長は既にターレ役員をDSの座に就任させる準備ができている。サバティーニのさよならのあと、空になっていた場所だ。次の夏から、『競争する順位に戻るため』に新たなラツィオを作るのはターレ氏となる。(Leggo)




☆ゴラン・パンデフ
「現状は僕たち、そしてティフォージにとって不運な時期となっている。でも、僕たちに足りないモノは勝利だけだし、このグループは自分たち自身を信じている。グループは団結しているし、監督との関係も良い。問題はないよ。唯一の問題は、結果を得ることに成功できていないことだ。次の日曜日にこの問題を解決できることを望んでいる。UEFA杯?UEFA圏内との勝ち点差はまだ4しかない。あと僕たちがコッパ・イタリアで準決勝に進出していることを忘れちゃいけない。僕たちは自分たちを信じなきゃいけない。僕たちは団結したグループだし、僕はすぐにこの状況から脱出できることを期待している」(ANSA)



☆トンマーゾ・ロッキ
「UEFA杯出場権を獲得することは可能だと信じている。客観的に見ても、そう思っているよ。もしUEFA杯出場権を取れなければ、今シーズンは何も残らない。現状?運が味方してくれない難しい時期を過ごしている。どうすればいいか?勝利を得ることができれば、すべてが回転し始めるはずだ」(ANSA)




・メンディチーノは全治1ヶ月
左太腿を痛めたメンディチーノは復帰まで4週間かかると予想されている。(S.S.Lazio.it)