☆イリ・ターレDS インタビュー(Il Tempo)
「僕のことを一番強く求めてくれたチームだったから、ラツィオを選択した。ターレの言葉が僕を確信させたんだ」。エルナネスはラツィオ移籍の理由をこのように説明した。あれから1ヶ月が経過したが、ターレDSは今もこの交渉を誇りに思っていることだろう。



−ディレクター、いったいどういう言葉を伝えたの?
「単純明快に、会長と監督がどれだけ彼を求めているのかを伝えただけだよ。簡単な交渉ではなかったが、エルナネスは我々の決意に驚いていたよ」



−エルナネスはこのチームに何を与えることができるのかな?
「たくさんのモノ。彼はカンピオナートのサプライズになれる選手だが、謙虚な姿勢を保っている。人間としても、プロとしても、多くのモノを与えてくれるだろう」



−順応は難しくないのかな?
「イタリアのカルチョはブラジルのスタイルとは異なるものだし、もちろん時間は必要だろう。異国でプレイすることがどれだけ難しいかは私自身もよくわかっているからね。大事なのはあまりプレッシャーをかけないことだ。彼も人間だから」



−メルカートには満足している?
「私は誇りに思っているよ。重要な選手を迎えに行って、補助の価値を手に入れることができたんだからね」



−FWは到着しなかった。
「我々の戦力の中に、空中戦に強いという特徴を持ったFWがいないことは確かだ。でも、今年は欧州杯への参加はないし、我々はコーザックの爆発を待つことを好んだんだ。補強するべきかは1月に考えるよ」



−サンタクルス?
「彼もそうだが、DFもだよ。補強を行う可能性はあるが、補強の必要性が出ないことを望んでいる」



−ガッリードには若干の困難があるけれど。
「彼の価値に関しては何の疑いも持っていない。ただ、彼はイングランドでの最後の時間に苦しめられていた筋肉の問題を解決しなければいけない。今週中には全体トレーニングに合流できるだろう」



−放出のメルカートについて?
「我々は“除外”された選手たちを安心させるためにすべてを試みたが、彼らはほとんどの解決策を拒絶した。これはポジティヴなことじゃないね。でも、最適な処置を行って、1月にはすべてを具体化するつもりだ」



−サラテにとって、今年は勝負のシーズンになるのかな?
「彼については監督との悪い関係などが話されているが、実際の彼は厳格なプロであり、偉大な人間だ。彼はまだチームの利益を学ぶ必要があるが、それを覚えれば破壊的になるだろう」



−今年は誰に賭ける?
「マトゥザレム。彼はコンディションさえ万全ならば、一つ上のレベルの信じ難いパフォーマンスを示すことができる。今年のキャンプでは何の問題もなく最後まで過ごせたね」



−ロティートと働くことは難しい?
「外から見ていればそう思うかもしれないが、私は彼に感謝している。彼はテクニカルな問題には決して干渉しないし、監督にとっては理想的な会長だろう」



−契約更新の交渉はすぐに始まるのかな。
「話すべき瞬間がきたらテーブルに座って話し合うよ」



−ラツィオには残りたい?
「このクラブで働くことは名誉だ。ただ、私の人生はゼロからスタートしたし、暇になることも恐れてはいない」



・ラツィオと決別したバローニオ(Gazzetta dello Sport)
ジョカトーレとしてのキャリアのほぼすべてを過ごしたラツィオとの14年間について、ロベルト・バローニオが口を開いた:「当然、僕はこのユニフォームでキャリアを終えるつもりだった。ずっとそのつもりだったよ。契約更新の話も昨シーズンになって突然始まったしね。でも、レヤが到着してから状況は変化した。自分がラツィオに与えたモノを考えれば、僕は残留に値する存在だと思っていたし、最後までそれを望んでいたよ」。
昨シーズン、彼はラツィオの中で良いパフォーマンスを示していた:「長い時間を経て、ようやくラツィオのユニフォームで自分の価値を示すことができた。ちょっとした苦さも残ってはいるけれど、それ以上に満足しているよ。昨シーズンはラツィアーレからも拍手を受けることができたしね。僕にとっては、今後もラツィアーレと一緒に長い時間を過ごすことができれば何よりも美しいことだった。勝利を得ることよりもね」。
長い間ラツィオに残っていたことに悔いはないのだろうか?別の地だとしたら、もっと最高のキャリアを過ごすことができたはずだ:「No、やり直したいとは思っていないよ。確かに、どこかで別の選択を下すことも可能だった。キエーヴォでの2年間で代表に選ばれたあと、僕は期待を寄せてくれたラツィオに戻った。でも、デリオ・ロッシが到着して、僕には何の可能性もなくなった」。
フォルメッロへのノスタルジアは?:「ちょっとだけ。先週、皆に最後の別れの挨拶をして来たよ。皆とは良い関係を保っている」。
新たなラツィオは目にしたのだろうか?:「良かったね。ジェノヴァでは不運だったけれど、元チームメイトたちは素晴らしいシーズンを送ると信じているよ」。
現在、バローニオにはアトレティコ・ローマから声が掛かっている。将来はどうなるのだろうか?:「2,3週間前から彼らとトレーニングしている。クラブからは契約の提示も受けて、いま考えているところだよ。10日以内には答えるつもりさ」。
レベルの高いカテゴリーで、または国外でプレイすることは?:「接触は何もないよ。ポルトガルのブラガ行きは本当にまとまりそうだったんだけれど、結局は締結できなかった。いま、僕にはいくつかのオファーが届いているけれど、カテゴリーよりもプロジェクトを考えなきゃいけない。その点で、アトレティコ・ローマは重要だね」。



・ディアス:ミランダ説得ミッション(Repubblica)
右腕と左腕のアームが動く。ディアスとムスレラは、ラツィオの補強を手助けしている。ムスレラはルガーノの獲得を推薦し、ディアスはシーズン終了後にミランダをローマに連れて来ることを考えている。ミランダは2011年に満了を迎える契約の更新を既に拒絶しており、近いうちに欧州に到着することになるだろう。
シーズン終了後にはフリーとなるミランダにはチェルシー、レアル・マドリード、ミラン、フィオレンティーナが注目している。ただ、ディアスは先週の始めにサンパウロに帰宅し、元チームメイトとの対話を行った。ディアスは来月もミランダの説得という任務を続けることになるだろう。



・リヒトシュタイナーの契約更新交渉(Il Messaggero)
-6月と7月、リヒトシュタイナーにはトッテナム、リヴァプールといったクラブが調査を行った。しかし、ロティートは彼をメルカートに出さなかった。
-リヒトの夢はキャリアの終わりまでラツィオでプレイすることとなっているため、兄弟のマルコ代理人は2,3ヶ月前からクラブとの対話を始めている。
-現在のリヒトシュタイナーの契約は2013年まで(1100万ユーロでの契約解除条項付き)となっているが、ロティート会長は彼を長年ラツィオの右サイドでプレイさせることを望んでいる。
-マルコ代理人は2011年までは年俸80万ユーロ、2011年からは年俸が100万ユーロにアップするという条件での2016年までの契約延長に向けてクラブと共に動いている。交渉は新年には正式にまとまるだろう。



・ロッキの挑戦(Leggo)
-トンマーゾ・ロッキは再び難しいシーズンを送ることになるかもしれない。レヤの新たなグループにおいて、ロッキの序列は着実に下がっている。
-ロッキはビアンコチェレステでの100ゴールを目指しているものの、1月までベンチに座り続けるのであれば離婚は回避不能となるだろう。
-9月19日に33歳を迎えるロッキは準主役ではなく主役の座を必要としている。「このユニフォーム、このカラーと結びついている」という思いはあるものの、選択の瞬間が訪れたと言えるかもしれない。



☆マンツィーニ・チーム・マネージャー
「ラツィオは理想的な補強を行ったし、更なる補強が必要だとは思わないね。Huntとルガーノ?彼らのことは指名してはいない。おそらく、彼らはティフォージの夢だろうが、クラブは既に良い補強を行ったとだけ語っておくよ」(La Lazio siamo noi.it)



☆Jan Van Baal代理人(サンタクルスの代理人)
「ラツィオとの間には若干の問題があったため、交渉は破談となった。サンタクルスは偉大なプロ選手として、マンチェスター・シティのためにすべてを与えることになる。ロティートの責任?誰のせいでもない」(Calcionews24.com)