・帰ってきたフォッジャ
ラツィオの主役となることを固く決心しているパスクァレ・フォッジャは二度と移籍することがないよう願いながら、ビアンコチェレスティでの3度目の冒険を開始した。彼がミランからラツィオに移籍してきた際、彼は大きな満足感を得られなかった。彼はロッシ監督の戦術に入り込めなかったため1月にレッジーナへ放出されたのだ。そのレッジーナでは15試合4得点という成績を残し、アマランスのA残留に貢献した。
レッジーナでこのような結果を残したフォッジャはロッシ監督を確信させることができたと感じていたようだった。しかし昨夏、彼は700万ユーロの買い取りオプション付きレンタルという形でカリアリへ放出された。結局シーズン終了後チェッリーノ会長は買い取りオプションの金額に難色を示し、フォッジャをラツィオに返品することを決定した。そしてフォッジャはフォルメッロに戻ってきた。ただ、ロッシ監督からの疑いを消すことは簡単ではなく、クラブ側は最後までフォッジャをキャンプに参加させることを確信できずにいた。この状況の中、フォッジャのキャンプ参加を決定的にさせたのはロティート会長だった。フォッジャと共に新シーズンをスタートすることを望んでいたロティート会長はフォッジャへのオファーを拒否し、ロッシ監督を説得したのである。
こうして今夏のキャンプに参加したフォッジャは謙遜の姿勢を維持しつつロッシ監督を確信させる熱意を持ち、親善試合では攻撃により多くの可能性を与えるパフォーマンスを見せた。そして運命のいたずらかのように、古巣カリアリが相手となった開幕戦は彼にとって決定的なものとなった。後半から投入されたフォッジャは以前までプレイしていたクラブのファンからブーイングを浴びながらも持ち前の才能を発揮した。
モチベーションが非常に高いフォッジャはチームにとって有効な選手になることができるだろう。今シーズンはフォッジャにとって、信頼してくれるチームを探し求める必要性がなくなる決定的な1年になるかもしれない。
一方、ラツィオは2日間のオフを経て、火曜日からトレーニングを再開する。新DSに関してはロティート会長が必要とはしていなく、アクリ氏とは協力関係を続けていくことになると見られている。(Messaggero)