・FIFA代理人「サラテのレアル移籍はありえない。ラツィオに残留する」(CorrieredelloSport.it)
レアル・マドリードのカルデロン会長は1月にサラテ獲得を目指す意向を示した。「ラツィオでゴールを決めているサラテはまだ若いが、カンピオーネといえる選手だ」。レアルはニステルローイの代役の最初の選択肢としてマウリートを挙げている。ただ、セルヒオ代理人は移籍を否定した。「我々は、ロティート会長とはアルサッドからの買い取りオプション行使と5年契約を結ぶことで合意しているし、これはすぐに正式なものとなるだろう。レアル?誰も我々には接触していない」。
「サラテ残留」−アルサッドとの交渉を実行したLuis RuzziFIFA代理人は真実を知っている。サラテは今夏、最初はローマに提案され、その後ラツィオが獲得に動き出した。「センシ・ファミリーは長年の付き合いのある友人だ。私は彼らにマウリートの移籍を依頼した。しかし彼らからは何の返答も来なかった。そして、彼らが興味を示さなかったため、私は今度はラツィオに移籍を提案したんだ。レアル?全てを明白にするために言うが、マウロの運命はロティートの手にある。5月の頃の話だが、私は彼をローマに向かわせようとした。だが、その後マウロの兄であるセルヒオがロティート会長に移籍を依頼したんだ。そして私はカタールへ向かい、交渉を行い、サラテはラツィオに移籍した。現在、ラツィオから彼を盗むことは誰にもできない。レアル・マドリードにはマウロを獲得する権利などないんだ。11月にメルカートは開かれていないしね。カルデロンはFIFAに報告されるかもしれない」。買い取りオプション行使の期限はいつ満了するのだろうか?「2009年4月30日だ。それまでは誰も介入することができない。もしラツィオが買い取らなかったとしたら、マウロは5月のメルカートに含まれるだろう。しかし実際にはそんなことは起こり得ない」。



−でも、ラツィオティフォージは心配しています。
「しかし、心配は存在しない。サラテの位置は明らかなんだよ。買い取りオプション行使権はロティートにある。誰もこの議論に割り込むことはできない。私は、マウロがラツィオのジョカトーレであることを幸せに思っていると付け加えて言っておくよ。彼はビアンコチェレステの人々が大好きだし、ローマに留まることを望んでいる」



−買い取りオプション行使期限はいつまで?
「2009年4月30日だ。その日までは誰も介入することはできない。理論的には、ラツィオが買い取りオプションを行使しなかった場合には5月のメルカートに戻ることになる。でもこれは実際には起こり得ないだろう。買い取りオプションを行使するために、ロティートには多くの時間が残っている。そして、多くの人々がサラテの買い取りを予想しているし、買い取らないことは有り得ないだろう」



−移籍金はいくら?
「No。それはロティートだけが明らかにすることができる。私は複雑な交渉に対応し、サラテがラツィオに完全移籍できるよう後押しするだけだ。ただ、これまでに発表された金額は正しいものではないとだけ言っておくよ。マウリートはロティートのプロジェクトを選択した。彼はラツィオに留まれれば満足だ」



−サラテの契約はいつまで?
「2008-09の1年間だ。買い取りオプションが正式なものとされた後に5年契約を結ぶことで合意している」



−アラブのクラブは、サラテの移籍でより多くの資金を得られるよう、再交渉することはできないの?
「どんな形だろうと無理だ」



−どうしてマウリートはデルビー後にマドリードへ行ったの?
「デルビー後、私は彼の家にいた。マウロは敗北にひどく失望していたんだ。それで朝11時になり、『ローマを出て、別の場所へ行こうか』という話になり、私はナポリへ行くことを提案した。しかし彼は『イタリアではない、国外へ行こう』と言ったんだ。候補にはマドリード、バルセロナ、ドイツが挙がった。そこで翌日の11時からトレーニングがあることを確認し、マドリードだけは朝7時発の飛行機があったんだ。そんな感じでマドリードに行くことになった。あれはデルビーでの失望を忘れる良いリフレッシュになったよ」



−サラテにラツィオを選ぶことを説得したのは何?
「ロティート。彼は2,3年後にはスクデットを獲得できるチームを作ることを約束した。着実に補強しているよ。ロティートは私の提案を聞き、サラテに賭けたんだと思う」



−サラテが来年もラツィオでプレイすることを保証する?
「100%ね」



−各クラブがロティートの提示する年俸の4,5倍の額を提示したら、どうなる?
「ラツィオは成長している大きなクラブだ。彼らは偉大なレベルに辿り着けるだろう。かつてナポリのFerlainoがマラドーナを獲得したとき、ナポリにはBruscolottiとCelestiniくらいしか有力な選手はいなかった。でもマラドーナの到着により、他のカンピオーネがナポリへやってきた。ロティートもこれと同じ意図を持っている。サラテはラツィオのプロジェクトを大きくしているんだ」



−サラテはラツィオに愛情を持っていると言っている。
「彼はラツィオに対して感謝の気持ちも持っているよ。彼はラツィアーレの人々が大好きで、自分がアイドルになったことも理解している」




・イヴァノヴィッチ獲得を狙う
ロティート会長によって発表された1月の補強はBranislav Ivanovicだ。
目標−ラツィオは1年前にニューカッスルから獲得したロゼフナル、ディナモ・ブカレストから獲得したラドゥ、マンチェスター・シティから獲得したビアンキのように、買い取りオプション付きレンタルでイヴァノヴィッチを到着させることを目指している。1月にロコモティフ・モスクワから950万ユーロでチェルシーへ移籍したイヴァノヴィッチだが、チェルシーではカルヴァーリョ、テリー、アレックスの影に隠れ、ほとんど出場機会を得られていない。彼は昨シーズン終了後に移籍を求め、ミランが接近したが、結局実現しなかった。
セルビア人−ロティート会長はDF陣の大きな補強を探しており、10月にイヴァノヴィッチに目を付けた。現在のラツィオの守備陣にはベテランのシヴィーリア、将来を現しているディアキテがいるが、クラブ側は野心的な補強を行い、大きな厚みをもたらそうとしている。これまでラツィオのCBではクリバリとロゼフナルがプレイしてきたが、クリバリにはフィオレンティーナなどいくつかのクラブからのオファーが届いている。ラツィオは1月にいくつかの選択を行うと見られており、イヴァノヴィッチが候補に挙がっている。セルビア代表のイヴァノヴィッチは188cmという長身にも関わらず良いスピードを持っている。Sremで成長し、OFKベオグラード(コラロフの前所属クラブ)でもプレイしたことのあるイヴァノヴィッチは、コラロフとはU-21セルビア代表で共にプレイしている(コラロフがOFKベオグラードに加入したシーズンにイヴァノヴィッチはロコモティフ・モスクワへ移籍)。
買い取りオプション−チェルシーはイヴァノヴィッチをプレイさせる必要性を感じている。そこで、ロティート会長は700-800万ユーロの買い取りオプション額を設定したレンタル移籍でイヴァノヴィッチを獲得する意向を持っている。
BLANCO−ロティート会長は2つの補強を発表している。1つはイヴァノヴィッチであるとして、もう1つはMFとなるかもしれない。MFではフィオレンティーナのクズマノヴィッチの名前が挙がっているほか、ラヌスのSebastian Blanco('88)にも接近している。身長が166cmで“小さなガルガーノ”と言われているBlancoはお買い得な補強となるかもしれない。最後に、OleはBertoloにラツィオが関心を示していると報じている。(CorrieredelloSport.it)



・フォッジャ、2013年までの契約更新で合意
フォッジャは契約更新へ向けて、経済観点について口頭で合意に達し、あとは詳細だけが足りない状況となった。契約更新の発表はサインと共に到着する。パスクァレ・フォッジャはラツィオとの契約を2013年まで延長することになる。
交渉−ロティート会長とTiberio Cavalleri代理人は2日前の木曜日にVilla San Sebastianoで会談を行った。交渉は9月末から開始されており、現在は終着点へ向けて安定した状態に入った。
トレヴィーゾ−パスクァレの特別な時間はトレヴィーゾから始まった。カルロ・オスティDS(現アタランタ)によって発掘されたフォッジャはその後エンポリ、クロトーネ、アスコリで成長した。
ロッソネロ−フォッジャは2006年夏にミランからのレンタルでラツィオに移籍した。W杯でケガを負ったベーラミの代役として、サバティーニDSが獲得したのである。しかしフォッジャは左足を痛めてしまい、難しい状況に陥ってしまった。そして1月になり、ラツィオはヒメネスを獲得し、フォッジャをレッジーナへレンタル放出した。そこでフォッジャはアモルーゾ、ビアンキとトリデンテを形成し、マッザーリ率いる偉大なレッジーナに貢献した。このシーズン終了後、フォッジャは一旦ラツィオに戻ったものの、ロッシ監督はトレクァルティスタにマウリとメグニを起用する方針を決め、すぐにカリアリへレンタル放出された。
挑戦−今年の6月末、フォッジャは帰ってきた。そして、残留することを決めた。「僕は移籍したくない。僕の挑戦はラツィオで自分の価値を示すショーを見せることだ」。現在のところ、彼はこの挑戦に勝っている。カンピオナートで11試合に出場、うち6試合がスタメン出場で2ゴールを決めている。(CorrieredelloSport.it)



・ラツィオ:Bertoloを狙う
ラツィオはバンフィールドのBertolo獲得を狙っている。このニュースはアルゼンチンのOleから届けられた。紙面には「重要なチャンスが具体化されることを望んでいる」というBertoloのコメントが掲載されている。(Messaggero)



・選手との契約更新
ロティート会長は将来のことを考えている。「サラテはラツィオから動かない。なお、我々のプライオリティーはパンデフ、フォッジャ、デ・シルヴェストリの契約更新にある」。サラテにはレアル・マドリード移籍の噂があるが、これについては「馬鹿げた話だ」と一蹴した。ちなみにロッシ監督との契約更新は?「彼との関係はお金で縛られたものではない。クラブは彼に対して大きな敬意を持っているし、我々は常に彼を守ってきた。ロッシ監督はラツィオから去る願望を示していないし、我々はまず選手たちを包囲することを考えなければいけない」。(Tempo)