☆不確実なロゼフナルの将来
ロゼフナルの代理人は昨日「具体的な接触は何も無い」と語った。代理人は続けて「ダヴィドがラツィオで快適に過ごしていることは事実だが、ラツィオからは何の接触も無いんだ」とコメントしている。ロゼフナルの買い取りオプションの期限は6月までとなっているが、現時点では買い取りの見込みは無い。しかし買い取り額を350万ユーロ前後にできるのならば、完全移籍が実現する可能性が出てくるだろう。ビアンキに関してもロゼフナルと同様に移籍金の割引が無い限りは買い取らないと見られている。
1月にラツィオに到着したロゼフナルは加入当初は試合感が無かったため精彩を欠いていたが、シーズン終盤にはイタリアに馴染んだと見ることのできるパフォーマンスを見せ、ロッシ監督が補強を望んでいるDFのリーダーと言える存在となっていた。
ただラツィオにとってロゼフナルは1つの選択肢に留まっている。ロッシ監督は彼に合ったシステムは3バックだと考えているのである。またラツィオはユヴェントス側に1200万ユーロの移籍金を支払う意思のないステンダルドの今後も考えなくてはならず、これらのことを踏まえればダヴィドの未来はビアンコチェレスティには無いだろう。
ラツィオが加入を夢見ていたマテラッツィについては、彼と素晴らしい関係を築いていなかったマンチーニ監督がクラブを去ったため、獲得はますます難しくなっている。チュラムについてもドアは開いているが先は長いだろう。DF陣に関する不確実性は増加している。(Corriere dello Sport)




☆ムディンガイは残留希望
「僕はラツィオを愛している」。ガビー・ムディンガイはビアンコチェレスティから去りたがっていない。そのため彼はFIFAの条項も行使しない意向となっている。先日行われた親善試合のイタリアvsベルギー戦後、彼はラディオ・ラディオの取材に答えた。「僕はラツィオで見事な3年間を過ごした。今はロティート会長と話して、どのような結果が出るか見届けたい。僕はラツィオですごく快適に過ごしているし、僕がどこかのクラブに行くことになるとは思っていない。だけど、クラブが僕を保ち続けることを望むか確認する必要がある」。
ロッシ監督はムディンガイがラツィオの財産であることを強調した。「ロッシ監督が言った『ムディンガイがラツィオにやってきた時、彼はまだ無名選手だった』というコメントは真実だ。僕を成長させてくれたのはラツィオだ。チームメイト、ファン、クラブへの敬意を考えたらFIFAの条項なんて酷い手段は使いたくもない。この前、父や代理人と話したんだけれど、もしも僕がクラブを去らなければならないのならば、他の解決が見つかるってことで話がまとまったんだ」。
それでもロッシ監督とムディンガイの関係は素晴らしいものではない。「僕がラツィオに到着した時、ロッシ監督は僕を助けてくれたし、この3年間彼とは良い関係を保ってきた。でも最近状況は変わった。原因はわからないよ。恐らくは僕が間違っていた。でももし僕がラツィオに必要だというのならば、快く受け入れるし、常に100%を与えるよ。ロティート会長、ロッシ監督と話す前に今後についてのパーセンテージを与えたくはない。僕はプレイすることで成長できると思っているし、ラツィオのような大きなクラブの一部として主役を演じたいと思っている。でも全ての試合で考慮される重要な選手になることを要求するつもりは無い」。(corrieredellosport.it)




☆Onder Turaci獲得が浮上
ラツィオはフェネルバフチェとの契約が満了するDFOnder Turaciとの会談を終えようとしている。27歳のTuraciは身長が186cmで空中戦やフィジカル面に定評のあるCBである。
Turaciにはイングランドの2クラブ、ドイツの3クラブが獲得に動いていたが、本人はラツィオからの関心を聞いた直後、すぐに全ての動きを止めた。そしてラツィオ側は年俸60万ユーロの5年契約を準備している。
ラツィオのメルカートでの動きはこれだけではない。レッジーナのアモルーゾに関してはロティート会長は1,2人のトレード要員を交渉に含め移籍金を下げることを望んでいる。FW補強のほかの選択肢ではカヴァーニ、ボグダニ、カラッチョロが挙がっている。DFではアロニカ、ドミッツィが浮上しており、ドミッツィについてはジェノアとフィオレンティーナが有利な状態にあるが、ラツィオは希望を失っていない。
一方でザウリにはミランが関心を示しており、ユヴェントスとナポリも注目している。またムタレッリにはウディネーゼ、サンプドリア、フィオレンティーナが追跡を行っている。
ベーラミについてはラツィオはバイエルン・ミュンヘンによって救われることになるかもしれない。バイエルンはベーラミ獲得のために300万ユーロをオファーするかもしれないのだ。ただこの交渉にはパンデフのオプションが含められる可能性がある。(Messaggero)




☆ベーラミ⇔カヴァーニorミッコリ
ザンパリーニ会長は「ロティート会長とはベーラミについて話した。ベーラミはFIFAの条項行使が近付いているが、ラツィオは我々のことを考えている」と語っており、ベーラミはパレルモへ移籍するかもしれない。パレルモはベーラミの獲得へ向けてカヴァーニかミッコリをラツィオへ放出する可能性があるが、現在のところはカヴァーニの方が可能性が高くなっている。(ANSA)




☆ミッコリ獲得が浮上
ラツィオはアモルーゾ獲得が近付いており、アモルーゾ自身もラツィオ移籍を承諾している。ただこれだけでは補強は十分とは言えず、ラツィオはフォッジャとのトレードでカヴァーニかミッコリを獲得しようとしている。
アモルーゾはラツィオ移籍を承諾し、ラツィオはレッジーナ側とは300万ユーロの移籍金を支払うのではなく、バローニオをトレード要員としてレッジーナへ放出することで合意に達した。
アモルーゾの交渉を終えたラツィオは今度はミッコリとフォッジャのトレードへ向けて動き出している。(corrieredellosport.it)



☆ゴラン・パンデフ
「(トッテナムがベルバトフの後釜としてパンデフを狙っていることについて。マケドニアでのインタビュー報道)うん、トッテナムは僕を探した。そしてベルバトフの後釜に僕を連れてこようとした。でも僕はラツィオに居る。僕の意図は2010年までのラツィオとの契約を尊重することだ。それ以降は他の目的地に行くことも考慮している。契約更新?年俸が修正されるのなら実現するかもしれない」(Gazzetta dello Sport)
※ロティート会長はパッラヴィチーノ代理人と既に話し合いを行っているが、問題については9月に再度話をすることを約束した。




☆ビリンデッリがラツィオ入り?
昨シーズンの大半をベンチとスタンドで過ごしたユヴェントスのビリンデッリはクラブを去る意向を明らかにし、「どこに移籍するかはわからないけど、立ち止まるつもりはない」と語った。彼の新たな目的地はラツィオとなるかもしれない。(Gazzetta dello Sport)




☆メルカートの動き
ラツィオはビアンキを買い取らない。そのためビアンキはマンチェスター・シティに復帰することになるだろう。一方でコラーディについてはマンチェスター・シティとの契約を解除しシエナ移籍にサインすることが確実となった。
なおラツィオはザウリの放出が濃厚となっているため、DFの補強を模索しており、Ratが浮上している。チュラムについてはPSG移籍が運命付けられているため、ラツィオはイタリア国内のアロニカ、パーチ、ドミッツィに目を向けている。
パンデフに対してはトッテナムからのオファーが届いたが、ロティート会長はこれを拒否した。(Gazzetta dello Sport)




☆シンプリシオを狙う
ビアンキは国外(モナコorヴォルフスブルグ)に去る運命にある。ラツィオはシンプリシオ獲得を狙っている。(La Repubblica)




☆再びカピターノが移籍へ
ロティート会長がラツィオにやってきて以降ラツィオのカピターノを務めたネグロ、ジャンニケッダ、セーザル、リヴェラーニ、オッドは次々とクラブを去った。しかし2012年までラツィオとの契約を更新したザウリによってこの傾向は止められたと見られていた。だが“決してありえない”ということが無いのがビアンコチェレスティ・ハウスであり、ザウリはラツィオを去る可能性が高くなっている。
ザウリとロッシ監督の関係は素晴らしいものではない。彼らは技術的な問題を抱えているのである。ザウリがケガから復帰した後、左SBではラドゥとコラロフが台頭した。そしてザウリはもう不可欠な存在ではなくなった。ロッシ監督は来シーズン、ザウリを右SBにしデ・シルヴェストリの成長を支える役割を与えることを考えているが、ザウリへのオファーは少なくなく、ユヴェントス、フィオレンティーナ、ミランといったクラブが関心を示している。ただウディネーゼ(フェリペとのトレードが浮上)が彼にとって最も楽しい目的となるかもしれない。
DFの補強ではジェノアがポールポジションに位置しているドミッツィに興味を持っており、ナポリ側はコラロフの譲渡に加え500万ユーロの移籍金を要求している。しかしラツィオ側はこの条件に難色を示しており、ザウリをトレード要員として提案するかもしれない。(La Repubblica)


☆リケルメ獲得が浮上
ラツィオには現在30人を上回る選手が所属している。そのためロッシ監督とサバティーニDSは判断を下さなければならない。
ロッキとパンデフに次ぐ3番手のFWにはアモルーゾがやってくるかもしれない。ただ交渉は行き詰っており、ラツィオ側はバローニオ、インザーギ、ボネットといったトレード要員を準備している一方でレッジーナ側は300万ユーロの移籍金を求めている。
背番号10の補強ではある熱意が再燃するかもしれない。カッサーノの夢のあと、ラツィオは再びリケルメ獲得を夢見ているのである。彼の価格は1000万ユーロほどで、ロティート会長は獲得に向けた努力と熱意を見せるかもしれない。(Corriere della Sera)




☆ベーラミにパレルモ移籍が浮上
ロティート会長はFIFA条項によりベーラミを失うことを避け、彼をパレルモに放出できるかもしれない。現在この可能性についてザンパリーニ会長と話し合いを行っている。(Datasport)




☆クラウディオ・ロティート会長
「ロッシ監督は来年もきっとラツィオに残るだろう。彼は正しい監督だ。補強?不満足な結果となったシーズンを終えたわけだが、今は最高の将来を保証できる若手の獲得を決意している」(AGI)




☆アックァフレスカの行方
Paolo Fabbri代理人はアックァフレスカの将来に関してまだ確実性を持っていない。「アックァフレスカはインテルのプロジェクトと結婚する意向がある。しかしそのためにはインテルが保有権を買い取る必要がある。私が知っている情報ではインテルはアックァフレスカを信頼しているようだが、アックァフレスカは継続的に試合に出場する必要がある。だから1年は他のクラブでプレイするになるだろう」
アックァフレスカのラツィオ移籍について、同代理人は否定した。「個人的にはアタランタ、シエナ、パルマと連絡を取った。ただ私が話をしたベレッタ監督はもうシエナから去ったし、パルマはBに降格した。現在トリノ、ナポリ、ジェノア、ラツィオが獲得を考えていることは知っている。移籍先には、彼に少なくとも30試合の出場機会を保証できるチームを選ぶつもりだ。ラツィオ移籍は難しいだろう。ロッキとパンデフの間に割り込めると思うかい?ロベルトはプレイしなきゃいけないんだ。だから正しい解決策を見つけなきゃいけない。アックァフレスカの価値?カリアリが彼の共同保有のために250万ユーロを支払ったことを考えたら、保有権100%で500万ユーロという計算になる。でも現在彼の価値は上昇したし、1000万ユーロほどになるかもしれない」(CorrieredelloSport.it)





☆チュラム獲得を狙う
ラツィオはバルセロナとの契約が満了するチュラム獲得を考えている。ニュースはフランスから届けられた。
キャリアの終焉が近付いているチュラムだが、フィジカル的に彼はまだ完璧な状態にある。本人も「バルセロナとの契約が満了したら、そのままクラブを去る。今後もプレイし続けたいと思っている。どこに辿り着くかは機会次第だし、まだわからない」と語っている。
ラツィオはチュラムに機会を与えることを望んでおり、チュラム側が移籍を考慮する可能性も除外できない。もしチュラムがこれを受け入れるのならば、彼はイタリアでキャリアを終えることができるだろう。ラツィオは1年契約に1年延長オプションを付ける条件のオファーを出すかもしれない。(CorrieredelloSport.it)