☆マウロ・サラテ インタビュー(Corriere dello Sport 06/02)
ウラジミール・ペトコヴィッチの到着によって、マウロ・サラテのラツィオ復帰の可能性は増大している。“Dottore”ペトコヴィッチは、3-4-3などの布陣を敷き、常に攻撃的なスタイルで戦ってきた。3トップならば、サラテはクローゼ、エデルソンと共に左右のポジションでプレイすることができるだろう。ペトコヴィッチは、これまでのキャリアではどのようなときも走力と才能を備えた選手を起用してきている。Corriere dello Sportは、独占的にマウロ・サラテにインタビューを行った。



-Buongiorno Mauro、調子はどう?
「良いよ。いまはブエノスアイレスでヴァカンスを過ごしている。まだそれほど寒くないよ。家族、Natalie、子供と存分に楽しんでいるよ」



-インテルの買い取りオプション行使期限は、5月31日で満了しました。モラッティはオプションを行使しませんでした。
「僕の状況は明白だ。僕の保有権はラツィオが持っている。僕らは、今後について話さなければいけない。ロティートが僕を抱くつもりであるのならば、僕にとっても嬉しいことだね。ラツィオに戻るのなら、僕は最大のモノを与えるよ」



-サラテは、ローマに戻るのと新たなチームを見つけるのと、どちらを望んでいますか?
「選択肢はないよ。まずはロティートが何を考えているのか見る必要があるからね。いまは何も言えない。いまは何も考えずに家族の傍でヴァカンスを過ごしているしね」



-昨年の夏、どうしてラツィオから去ることを選択したのでしょう?
「知っている通りさ。レヤがいたから、去ったんだ。僕は監督とうまくやることができなかった。誰にとっても良いオプションというのが、インテルへの移籍だった」



-それがなかったら?
「残留していたよ。ラツィオからは去らなかったさ。僕はいつもそうやって繰り返し言ってきただろう」



-すべてがロティート次第ではなく、サラテ次第だったら?
「僕はいつもラツィオを望んでいたし、だからこそアル・サッドから出たんだ。ラツィオでの最初のシーズンのあと、僕がここから出て行くのであれば、それは無視することのできないオファーが届いたときだけだと話した。それから、いろいろなことが起こったね。いま、ロティートが僕を抱きたいのならば、僕は幸せだ。でも、何が起こるのか様子を見なきゃいけない。僕らはまず顔を合わせて、それから僕は兄(代理人はセルヒオからロランドに代わった)と話さなきゃいけないんだ」



-今シーズンのカンピオナート最終節、サラテはオリンピコでプレイしませんでしたが、サンシーロでの試合において、かつて共に過ごしたチームメイトと戦ったときはどのような気分だったのでしょう?
「ラツィオを相手にして向かっていくのは奇妙な感じだったね。元チームメイトとは挨拶を交わしたよ」



-ペトコヴィッチ・ラツィオは攻撃的なカルチョを展開するようで、3-4-3のシステムが敷かれるとも言われています。サラテにとっては理想的な形ですね。
「話が先走りし過ぎだし、そのことについては話せないよ。ただ、ラツィオで攻撃的なカルチョを展開するのは、うまくいくと思うね」



-あなたはいくつかの間違いを認めますか?
「Si、間違っていたよ。どんな人間でもときおりいくつかの間違いを犯すものだ。ただ、大事なのは“間違っていた”とは言わずにミスを認めることだ」



-その場合、レヤとサラテの間ではどちらがより間違っていたのでしょう?
「そのことについては話さない方が良いよ」



・メルカート、El KaddouriからYilmazまで:新生ラツィオのすべての標的(La Lazio siamo noi.it 06/04)
新監督を正式にウラジミール・ペトコヴィッチに決めたラツィオの経営陣は、新シーズンへ向けた補強に動き出している。ペトコヴィッチ監督の戦術に合う戦力:4-3-3、3-4-3、4-3-2-1、4-2-3-1。
マルケッティが確固たる地位を築く:GKでは、カターニャへのレンタル移籍を終えたカリーソが復帰することになるが、彼が残留することはほぼありえないだろう。Sabbag代理人は、イタリアで1つ、国外で1つのクラブがカリーソの追跡を行っていると明言しており、来週は決定的なものになるかもしれない。
同胞ブレーノの到着を待つディアス:守備陣の補強では、バイエルン・ミュンヘンのブレーノの裁判の結果が待たれている。一方で、ペトコヴィッチ監督はコンコ、ラドゥの選択肢の模索を求めている。SB補強の夢はフェデリコ・バルザレッティとなっているが、バルザレッティの移籍はPSG以外にはないと断言された。バルザレッティのほかには、ラツィオの経営陣はJulien Faubertに注目している。Faubertは移籍金ゼロでの獲得が可能となっていることから、ラツィオ側はますます確信を深めているようだ。なお、Faubertはイングランドでは年俸120万ユーロを受け取っていた。
選択肢に欠かない中盤:フィンランド人のHetemajなどの、中盤のサイドのクオリティを上昇させることのできる要素に興味を起こしている。Corriere dello Sportによると、Blaszczykowskiという仮説もあるようだ(移籍金は700万ユーロ)。さらに、同紙ではレヴァークーゼンとの契約が6月で満了するバルネッタやポルトのCristan Saponaruの名前にも触れられている。
Omar El Kaddouriの名前を挙げ続けるMessaggero:ブレシアのEl Kaddouriに関して、ラツィオはブレシアの経営陣と今週にも会談を行うと予想されている。交渉は450万ユーロをベースにスタートすることになりそうだ。
パルマとのフロッカーリの買い取り交渉:オプション額は550万ユーロに設定されているが、パルマ側は300万ユーロでの獲得を申し出ている。一方で、エデルソンの獲得に近づいているFW補強では、ニウマールというアイデアは、既に競争力が十分であることとコストの面から(700万ユーロ)小さくなっているようだ。その一方で、アマウリという仮説が浮上した。
ビアンコチェレステの本当の標的はBurak Yilmaz:Yilmazは500万ユーロの契約解除条項で獲得することが可能となっている。ただ、Yilmazの年俸には注意が必要だ。ラツィオ側はYilmazに対して年俸200万ユーロ+ボーナスをオファーしたが、Yilmaz側は300万ユーロを求めているため、交渉は簡単には進まないだろう。Corriere dello Sportでは、ペトコヴィッチの生徒Emmanuel Mayuka('90)への興味も伝えられている。マユカは攻撃面のポジションならどこでもプレイすることのできる爆発的な選手で、評価額は400-500万ユーロほどとなっている。




-ペトコヴィッチについて:アンドレア・コンティ「ラツィオのティフォージは楽しむことになるだろう。彼は、多くのゴールを決める戦いをするからね」。(06/04)
-ロッシーニがラツィオに“no”、ペトコヴィッチはAntonio Maniconeを選択:ペトコヴィッチ監督のスタッフとしてラツィオに到着すると見られていたアルノ・ロッシーニ氏だが、Messaggeroによると経済的な面で合意に達しなかったようだ(ラツィオ側の提示が月給9万ユーロ、ロッシーニ側の要求は月給12万ユーロ)。そこで、ペトコヴィッチはゼーマン率いるフォッジャに在籍していたことのあるAntonio Maniconeを選択した。(06/04)
ペトコヴィッチ・ラツィオ:LLSN.itの見方では3バックではなく4-3-3。コンコ-ディアス-ブレーノ-ラドゥ:ゴンザレス-レデスマ-ルリッチ:右にゼーマンのランバウディのようにカンドレーヴァ-クローゼ-サラテ:4-3-3に調和しない可能性があるエルナネスは、4-3-2-1の布陣において、クローゼの背後でエデルソンと共にプレイする可能性。(06/03)
-ペトコヴィッチ・ラツィオ:Corriele dello Sportによると、3-4-3や4-3-3の布陣を敷き、エルナネスをピルロのように起用へ(06/03)
-ペトコヴィッチ監督と共にスタッフとしてのラツィオ入りが有力視されながら、消滅したアルノ・ロッシーニ氏:「理由については何も言えない。ただ、合意を見つけることができなくて、本当に残念だ。特別な経験になるはずだったのにね」。(06/03)
-正式決定:ペトコヴィッチがラツィオの新監督に就任!「幸せだ」...フィオラネッリとロッシーニもローマ入りへ(06/02)
-ペトコヴィッチが正式にラツィオの監督に就任...怪しむティフォージ『いったい誰?』。(06/02)
-ペトコヴィッチ監督:“match analyst”としてJesse Fioranelliをスタッフに(06/01)




-中盤の補強:Yacob獲得が新たに浮上。ガゴのコピーのようなタイプのYacobは、スペインのパスポートを所持していることからEU内登録が可能。所属しているRacing Club de Avellanedaと衝突し、両者の関係は終焉に向かう。プレミアリーグから関心を寄せられているが、本人はスペインを好みつつイタリアを夢見る。(06/04)
-ニウマールの代理人:「ヴィジャレアルから去る...セリエAからのオファーも受け取った」。(06/03)
-攻撃陣の補強:アマウリという誘惑(06/03)
-Erdal KeserがYilmazをドルトムントに推薦:「Barriosのような選手」。(06/02)
-ザンビアのタレントMayukaについて:代理人「彼を欧州にもたらしたのはペトコヴィッチだ。ラツィオにとっては、大きな補強となるだろう」。(06/02)
-ペトコヴィッチの監督就任でサラテに新たなチャンス?(06/01)
-レデスマの移籍を否定するD'Ippolito代理人:「クリスティアンは人生の選択を下した...」。(05/31)
-Pappのラツィオ入りが消滅:キエーヴォ移籍が決定(05/31)