・ウルグアイ代表:ムスレラとゴンザレスを招集
ウルグアイはチリとの試合に向けて代表メンバーを発表し、ラツィオからはムスレラとゴンザレスが招集された。




☆ステファン・ラドゥ
「ラツィオが首位にいることは、多くの人々にとって驚きだろう。でも、パレルモ戦での僕らのパフォーマンスは、少なくとも欧州の舞台のために戦うことに値していたと思うよ」(Repubblica.it)



・タイトルハンター、ブロッキ(Gazzetta dello Sport)
-トロフィーのハンターは疲れを知らない。これまでに10個のタイトルを手に入れてきた彼に、歩みを止める考えなど存在していない。ミランでスクデット、2度のCL、2度のヨーロッパ・スーパーカップ、クラブW杯、コッパ・イタリア、イタリア・スーペルコッパ、ラツィオでコッパ・イタリア、イタリア・スーペルコッパを獲得したクリスティアン・ブロッキは、現在ラツィオと共に新たなタイトルを獲得することを夢見ている。このラツィオでのスクデット獲得は特別な意味を持つものだ。
-「首位にいることは美しいことだし、穏やかに過ごすにあたってすべてが容易なものとなるよ。でも、何かを言うにはまだ早い。俺たちはスクデットのために作られたチームではないし、スクデットという義務を背負っているわけではないことを忘れちゃいけない」。リーダーとして、賢明な言葉だ。ブロッキのラツィオ在籍期間はわずか2年半だが、彼は経験とカリスマ性を武器に既にグループ全体のお手本となった。ロッカールームでは誰もが彼の言葉に耳を傾け、ピッチ上では誰もが彼の後ろを追っている。このサプライズ-ラツィオはブロッキの魂を表現したものとも言えるだろう。



・ファーガソンを目指すレヤ:ラツィオ到着後の成績はミラン、ユーヴェ以上(Corriere dello Sport)
-レヤがファーガソンへ:ロティートのプロジェクトは永遠にレヤと結ばれようとしている。現在のところ、彼らの間には敬意の関係が存在しており、両者共に長く関係を継続することを望んでいる。「私のファーガソン」。ロティート会長はこのように説明した。そして、昨日Sky Sport 24に登場したレヤ監督は次のように答えた:「私は70歳になってもチームを率いていたいと思っているし、プロジェクト・ラツィオとは長い時間を共にできるよう望んでいる」。
-数字:昨シーズンの残り15試合の結果だけを見てみると、ラツィオは3位の成績を残している。レヤは、ラツィオに到着して以降これまで勝ち点46を手に入れている。この数字はモウリーニョ+ベニテスのインテルが得た勝ち点48(モウリーニョが30+ベニテスが18)に次ぐもので、ラニエリ率いるローマと同等のモノとなっている。



・ディアスのキャリア(Corriere dello Sport)
-ストーリー:五人兄弟の四男にあたるディアスは、18歳までは11人のカルチョではなく、フットサルを好んでいた。彼の運命は、アンドレ・クルス(元ミラン、ナポリのDF)に賞賛されたことから動き出した。ディアスは15歳のときに友人の後押しによってサン・カエターノのテストを受けたものの、結果は落選だった。この失望から3年の時を経て、アンドレ・クルスから賛辞を受けた彼はサンパウロの傘下クラブとなるSao Bernardoのトレーニングに合流した。3ヵ月後、彼は正式に加入することになり、ここからステップアップがスタートした。キャリア序盤は99年にパラナ(22試合1得点)、01年にフラメンゴ、03年にPaysandau(26試合1得点)と各クラブを転々としたが、その後はGoiasで3年間プレイし(75試合3得点)、06年に移籍金ゼロでサンパウロへ加入。アンドレは着実に前進を続け、サンパウロではカピターノにも任命された。
-現在、彼は新たなラツィオのリーダーの一人となり、レヤのグループのサプライズの象徴となっている。先日のパレルモ戦ではラツィオ加入後3度目となるゴールを叩き込み、真っ先に友人マトゥザレムが座るベンチに駆け寄った:「彼は親友だ。ラツィオに来た最初の1ヶ月、彼には本当にお世話になった。ローマに来たときはイタリア語がわからなくて、順応も困難だったから、いつもマトゥと一緒にいたよ。彼がしてくれたことすべてに感謝したい」。
-「僕たちの秘密?首位にいることについてはあまり話していないね。僕らは強く団結した偉大なグループで、どんな試合でも最大のモノを与える精神を持っている。毎試合、ラツィオはまるで決勝戦かのように、何も考えずに戦っているんだよ。これこそが、僕らの強さの要因だと思うね。僕らの秘密は、目の前の1試合を決勝戦のように戦うことと、誰もがチームメイトのために犠牲になれるグループの団結力にあると思うね。誰かがミスをすれば、誰かが必ずカバーするんだ。僕らの守備はFWから始まっている」。
-「デルビー?昨年は良い試合をしていたのに、値しない敗北を喫した。今年こそは勝利したいね。デルビーは雰囲気もプレッシャーも、何もかもが本当に難しい試合になる。でも、昨年と比べれば僕らは良い準備ができているよ。身体的にも、戦術的にも、精神的にも、今のラツィオは万全の状態にある。うまくやって、勝利できることを望んでいるよ。ローマにはクオリティのある選手が揃っているし、デルビーでは相手を侮ってはいけない」。
-「夢?ティフォージの記憶に残るような何かを獲得して、ラツィオの歴史を作ること」。
-「時間があれば、サンパウロの試合を見ているよ。僕はいつまでも彼らのティフォーゾなんだ。あそこの人々へのノスタルジアは今もあるし、彼らへの愛情は何も変わっていない。サンパウロは僕が過去に在籍していた中で最も重要なチームだし、彼ら全ての人々に挨拶し、大きな抱擁を送りたいね」。
「エルナネス?彼はまだ50%の状態だ。ラツィアーリティフォージは1月になったら本当の彼を見ることができると思うよ。彼は今年の1月から休みなしでプレイしているから、当然トップコンディションにはないんだよ」。
-「ラツィオ - ミランの前にティアゴ・シルヴァと話をしたこと?彼は現在最も強い選手だ。僕らはイタリアのカンピオナートへの順応について話したよ」。
-「僕が尊敬するルシオとジュアン?チームでも、代表でも、彼らのレベルに達したいね」。 
-「ブラジル代表?ティアゴ・シルヴァという最高のCBがいるのは嬉しい問題だよね。僕はサンパウロに到着するのがあまりにも遅かったと思う。でも、いまはラツィオでうまくやってブラジルの信頼を手に入れようとしているよ。Menezesはメンバーを一新しているし、見込みはあると思う」。




☆エディー・レヤ監督
「トッティが出場停止?私個人の観点では、彼がプレイしないことはより良いことだ。ローマは大きなクラブだし、デルビーが終わったあとには順位を上昇させることになるだろう。 カルチョでは、グループが一番重要だと思っている。私はグループを率いるモチベーションに溢れているし、ロティートにとってのファーガソンとして70歳を迎えたいね」(La Lazio siamo noi.it)



・デルビー:ビアーヴァの穴はステンダルドがポールポジション(Corriere dello Sport)
-ローマデルビーではビアーヴァが出場停止となっている。
-現在のところ、ビアーヴァの代役としてポールポジションに立っているのはステンダルドとなっているが、ディアキテも可能性を失ってはいない。
-また、ラドゥをCBに移してガッリードを左SBに抜擢するという選択肢も残されているが、これは危険なものだろう。
-その他:ブロッキ、レデスマは不動で、マウリ、エルナネス、サラテ、フロッカーリの出場も確実なものとなっており、マトゥザレムとロッキはベンチに座ることになるだろう。



・デルビー:ビアーヴァとトッティ:1試合の出場停止
前節に退場処分を受けたトッティとビアーヴァには1試合の出場停止が科せられた。



・デルビー:リヴェンジに燃えるフロッカーリ(Repubblica.it)
-「昨年のPK失敗の記憶は今も残っている。だから、ローマにゴールを決めることを夢見ているよ。あのPKのリヴェンジを果たすために、すべてを尽くしたい」。
-呪われた4月18日は決して忘れられるものではない:「僕のせいだ。デルビーに負けたのは僕のミスのせいだ。みんな、許してほしい...」。ローマとの試合直後のロッカールーム内、セルジオ・フロッカーリの心は引き裂かれていた。試合後のピッチでは、一部の選手たちがローマの選手に対してナーバスな反応を起こしていたが、ほとんどのチームメイトはフロッカーリを慰めていた。そして、彼に責任を押し付ける選手は誰もいなかった。これはティフォージも同じだった。“1年で最も重要な試合”に敗北したにも関わらず、ティフォージはフォルメッロの入り口に集まり、難しい瞬間に陥ったボンバーを支えたのだ。このラツィアーレの情熱はセルジオを動かした:「本当にありがとう。僕は絶対にローマに残ることを誓うよ。ここから出て行くことなんて考えられない」。
-それから、夏にラツィオへ完全移籍したフロッカーリは、イタリア代表にも招集された。「デルビーのPKミスは本当に酷いものだったけれど、あの時も傍にいてくれたティフォージには感謝しなきゃいけない。あのデルビー直後、フォルメッロには励ましのバナーがたくさん掲げられていたんだ。難しい時期を脱するにあたって、本当に助けられるジェスチャーだったよ。もし今度PKのチャンスがあったら?エルナネスに蹴ってもらうよ」。




☆ロベルト・クラヴェーロ氏 インタビュー(La Lazio siamo noi.it)
トリノのバンディエラとしてカピターノを務めていた古典的なDFロベルト・クラヴェーロは、ラツィオにも3年間ほど在籍していた。1992年にラツィオにやってきた彼は、ラツィオの守備陣のリーダーとして、クラニョッティの素晴らしい将来への希望を見つめていた。



−今シーズンのラツィオのスタートは予想していた?
「No、このようなスタートは期待していなかったよ。でも、ラツィオは昨シーズン終盤から良いカルチョを演じていたよね。今シーズンは良いスタートを切って信頼を取り戻した。そして、ラツィアーレも熱狂している。今はちょっとした運も味方しているよね。もちろん、チーム全体が良くやっていることにも間違いはないよ」



−君はいろいろなデルビーを経験している。最も困難なデルビーはどれだった?
「やっぱり首都のデルビーだね。ローマのデルビーに挑むのは、いつも本当に難しかったよ」



−一番記憶に残っているデルビーは?
「多くのデルビーがあったけど、ベッペ(シニョーリ)が3分でゴールを決めて勝った試合かな。でも、最も大きな喜びを覚えているのは、ガッザのゴールで1-1で引き分けた試合だね。ガッザは驚異的な選手だったけれど、周囲の存在によって壊されてしまった。僕にとって、彼と一緒にプレイしたことは財産を意味しているし、彼と一緒のチームにいたことは本当に大きな誇りだ」



−君は以前に“僕のハートの一部はビアンコチェレステ”と言っていたけれど、トリノのティフォーゾであることも明らかだよね。
「僕がトーロの熱狂的なティフォーゾであることは秘密じゃない。僕はあそこで育ち、あそこでプレイしたからね。でも、僕の第2のチームがラツィオであることも確かだ。僕のハートの一部はビアンコチェレステのままさ」



−ティフォーゾはこう言っている:「クラヴェーロのようにPKを蹴れる選手はいない」。
「僕らには最高のPKキッカーのベッペがいたし、僕は2番手だった。僕もベッペも、違う蹴り方で常にPKを決めてきたね。ローマからの大きな愛情はすごく感じているし、僕もラツィオには大きな愛情を持っているよ」




・サバティーニDS:パレルモを退団(Ilsole24ore/Palermo24.net)
-パレルモのDSを務めていたワルテル・サバティーニは“個人的な動機のため”にパレルモを退団することになった。
-この件についてザンパリーニ会長は、Repubblicaに次のようにコメントしている:「我々の間には意見の相違がある。フィーリングなど存在していないんだ」。