☆ステファノ・フィオーレ(無所属)
「俺は自分がまだジョカトーレだと感じているけど、何もできずにいる。俺は試合でプレイする状態に戻るという考えを今も持っているよ。どうして俺がどのクラブからも関心を持たれていないのか、心からわからない。俺にはまだたくさんのモチベーションがあるし、状態は完璧だ。うぬぼれているわけじゃないけど、俺は自分がセリエAのクラブに所属できるレベルにあると思っている。全試合に出ることは難しいけれど、俺の経験は絶対にプラスになるはずだ。俺は多くのクラブに自分から接触した。ラツィオとかにね。でも彼らは俺に対していくつかの疑問を抱いていた。俺はその疑問を解決しようとしたんだけれど、トレーニングに参加しても、偏見を持たれていた。俺はクラブだけが欲しい。俺はまだ楽しいひと時を過ごせるはずなんだ。ラツィオ?俺の最初のヒットパレードはラツィオ在籍時のことだった。俺は成熟し、正しい瞬間にラツィオに到着した。そして、マンチーニ監督がラツィオにやってきたことにより、俺はクラブにとって重要な存在になった。ラツィオでの最初の1年目はティフォージと苦い思いをしていたから、マンチーニがやってきたときは、『絶対に挽回してやる』って飢えていた。それで、実際に2年目からはティフォージからの愛情を感じることもできた。めまぐるしく状況が変化する激しい時期だったけれど、あの日々はすごく意味のあるものだったよ。俺はビアンコチェレステのユニフォームを着てユヴェントス相手にゴールを叩き込んだ。恐らくこれによって俺はカルチョの世界から追い出されちゃったんだろう(笑)」




☆クラウディオ・ロティート会長
「新シーズンはアルゼンチンラツィオ?私はチームに登録されているアルゼンチン人やブラジル人については話したくない。実のところ、私はイタリアのジョカトーレを起用することを好んでいる。でも状況的にそれができなくなることもあるんだ。今日、我々はラツィアリタの手本であるフィルマーニを放出した。我々はジョカトーレの願望を第一に尊重しなければならない。今シーズン、フィルマーニは一度もプレイしていない。そのため彼はクラブ側に移籍を尋ねたんだ。私が知っている最後の出来事はこれだけだ。彼には6月まで、現在の2倍の年俸を受け取りながら国外のクラブでプレイするという可能性があった。彼はその可能性を実現させることを望み、私はそれを承諾した。私はファビオを尊敬しているし、私の行動は正しいものだったと思っている。ファビオは黄金の人間だ。フィルマーニが復活し、評価を安定させた上でここに帰ってくる。こうなれば私も彼も満足感を得られる。我々はファビオが潜在能力を示すチャンスを潰すことはできなかった。ドナデルとブロッキのトレード?ブロッキはラツィオに大きな特徴をもたらしてくれた。彼は常にピッチ上で最大限のモノを与えようとしてくれている。この精神はチームに良い影響を与えてくれたよ。ラツィオが彼のスタイルのように、再び調子を取り戻してくれるよう願っている。あと、私はこのクラブの目標をハッキリさせたい。我々は国際的なレベルの中でこのクラブを再スタートさせたいと思っている。そのためにスタジアムを作ろうとしているんだ。このクラブ、このチームは、既にカルチョの面でも経済的な面でも、誰に対しても恐れることのない強さを持っている。ただ、我々は将来の展望を基に作られたチームであることを忘れてはいけないし、それなりの時間がかかるだろう。経済的な面で、スポーツの財産をクラブから流出させたくなかったから、私は一人の選手も放出せず、レンタルでの譲渡を行った。私は健全な経営陣と共にこの財産を増やして行きたいと思っている。かつては多くの選手が国外へ去っていったが、現在、すべてのカンピオーネはラツィオを望んでいる」(Radio Kiss Kiss)





☆ファビオ・フィルマーニ(ドバイへのレンタル移籍が決定)
「既にローマが恋しい。昨晩ドバイへ到着したあと、帰るための飛行機を見つけようとしちゃったよ!うん、もちろんジョークさ。俺にとって、ここに来ることは簡単じゃなかった。多くのモノが恋しい。でも、俺は新たな世界で新たな経験をできることに満足している。あと、明白にしておきたいことがある。俺がこの決定を下したのは、お金のためじゃない。俺は単純に生きる人間だからお金には興味がないし、給料によって人生を決めたりもしない。お金が本当の犠牲になってしまうことを俺は知っている。俺はちょっとの額を貰えればそれで満足なんだ。これまで、俺は『ジョカトーレとしての選択』をしたことはない。高額な年俸ではないけど、現在ラツィオで受け取っている給料があれば贅沢に暮らすには十分だ。今まで俺は一度もお金の問題は起こさなかった。契約調整だって尋ねていないよ。俺は誰よりも自分のことを知っている。俺にとって、お金は全てじゃない。メルカート?夏の時点で、俺はほぼラツィオの中でのスペースを見つけられていなかった。だから監督は俺に移籍先を見つけるよう言ってきた。アラブからのオファーが届いたときも、同様の提案をされたよ。それで、俺は4ヶ月だけ異なる世界に行くことを受け入れた。もし俺じゃなくてパンデフに対してアラブからのオファーが来ていたとしたら、クラブ側はそのオファーを検討することなどありえなかったって確信している。俺のことはチームとティフォージだけが評価してくれた。俺は自分のことを兵隊だと考えているから、これはすごく名誉だ。俺はベッペのようにラツィオの歴史に名を残すような選手ではなかった。チームメイトからは連続的に電話がかかってきているし、多くのメールも受け取っている。俺は、彼らとラツィオの試合を見るためにローマに帰ってくるって約束をしているし、すぐに会いに行くよ。たぶんデルビーでね。カリーソとコラロフは最近すごく争われているけれど、彼らは良い人間であり、偉大なジョカトーレだってことを皆に約束する」(Radio Incontro)



・フィルマーニ「何も言いたくない。4ヵ月後に帰ってくる」
Al Wasl Sport Clubでの最初のトレーニングを行ったフィルマーニは、Radio Erre 2上でコメントした。最初はジョークから:「俺はお金持ちになるためにここに来た。もうアラブの服も持ってるよ...!」。それから、彼は真剣さを取り戻し、すぐにノスタルジアを明らかにした。「俺にとって、ここに来ることは簡単じゃなかった。多くのモノが恋しいよ。ここに着陸するまでの間、弁解を考えて、また帰りたいって思っていたことは隠さない。慈善事業のために俺は世界で最も美しい都市の1つにやってきたけど、空港で家族、友人、多くの人々とお別れしたのはすごく悲しかった。俺は、彼らのためにも反論を行うのではなく、すべてを明白にしたい。俺は普通のジョカトーレであって、ベッペ・シニョーリではない...でもビアンコチェレステの人々は俺に対して信じ難いほどの愛情を示してくれた。彼らと俺の間には強い絆がある。このことは、ジョカトーレとしてではなく、一人の人間として最も美しい思い出と言えるよ。一時のさようなら」。
ロマーノのMFは自らが反論をせず、移籍も考えていなかったことを明かした。「昨年はクラブ側からギリシャへ移籍するよう提案されたけど、俺はクラブから去る仮説は考えていなかった。それで、ちょうど俺はいつくかの試合で良いパフォーマンスを見せたんだ。俺は、自分の特徴がチームにとって必要なモノであることを確信していたけど、決して不満は言わなかった。今もこの確信は変わっていないよ。だから残念だ。だけど、監督には自分の考えているようにやる権利がある。クラブ側は魅力的なオファーが届いたこと、俺がチーム内で居場所を見つけられていないことを連絡してきた。そして、届けられたオファーは俺にとって有効なモノだとも言われて、俺はそれを考慮した。俺はスパイクを脱いだら尊厳を示すことはできない。でも、監督に対して不満を浴びせたくもなかった。俺はプレイすることを一度たりとも監督に尋ねなかったことを誓うことができる。コッパ・イタリアでさえ出場できなくても、何も言わなかった...周囲の人たちは俺がお金目当てでこの選択をしたと言うはずだ。でも実際には年俸はラツィオで稼いでいる額と変わらない。むしろ俺は新たな経験によって成長することができると思ってこの選択を下したんだ」。
彼によると、いくつかの不思議な点もあったようだ。「以前オルシ監督から呼ばれ、リヴォルノ移籍に近付いていた。でも俺は決して移籍を考慮したりはしなかった。その後、なぜかリヴォルノ側には俺がケガをしているという手紙が送られた。ケガをしていた、ってのは真実じゃないよ。このとき、俺の周囲には変な何かが起きていたんだ」。
フィルマーニはラツィオの傍に留まる。「俺はTVでラツィオの試合を見るよ。新たなチームの会長は『ラツィオのホームゲームを見たいのならば、ローマまで飛行機を使うこともできるよ』って言ってた。あと、彼はさらに『君がここで成功を収めることができれば、ラツィオの一部のティフォージを試合観戦させるために、ここに連れて来る飛行機を組織する』とも言ってる。俺にとってビアンコチェレステカラーは最大のモノだし、4ヶ月経ったら、俺はレギュラー獲得のためにラツィオに戻る。もし今移籍していなかったら、今後3ヶ月間プレイせずに、結局クラブから去っていただろう。クラブは恐らく良い形でこの機会を与えてくれた。俺の頭には常にラツィオがあったから、別のイタリアのクラブへ移籍していたら俺は正しい刺激を得られなかったと思う。俺はこのユニフォームではあまり活躍できなかったけれど、2,3の信じ難い感情を過ごすことができた。ガブリエーレ事件のあとのパルマ戦でのゴール、カリアリ戦の退場のあとのティフォージの愛情...これらのことは絶対に忘れない。俺はすべてのチームメイトに挨拶したよ。彼らがすぐに現状から脱出すると確信している。皆、俺に拍手を送ってくれて、カリーソとコラロフとは長い時間抱擁した」。(Noiaquilebiancocelesti.com)



・フィルマーニ「心はラツィオだけど、プレイすることを止めることはできない」
素晴らしいニュースではない。これまで1分もプレイできずにいたフィルマーニは昨日の夜にドバイへ飛んだ。そして、明日にも彼はアラブのカンピオナートにデビューする。移籍先はAl Wasl Sport Clubで、移籍の形態は4ヶ月間のレンタルとなる。
サプライズ:交渉は昨日の夜に終えられた。「この決定は皆が受け入れたモノだ。フィルマーニもこれを望んでいた。我々はフィルマーニをメルカートに出してはいなかったが、アラブから重要なオファーが到着したため、それを考慮した。彼は残留することもできたが、より出場機会の見込める選択を下した」。ターレ役員はこのように説明した。
反響−昨日、ファビオは朝のトレーニングのみ参加し、午後のトレーニングには参加しなかった。「急いでいたから午後のトレーニングは休んだんだ。−フィルマーニが話した−俺はスペースを見つけることができずにいた。昨シーズンのCLでも出場時間は0分だったし、今シーズンのカンピオナートでもきっとCLと同じように出場機会はないと思っていた。だから、俺はオファーを受け入れることにしたんだ。俺は決して不満や反論を言ったりはしなかった。俺にはラツィオへの愛情があるけれど、プレイすることを諦めることはできないんだ。この移籍は俺の人生にとって重要な経験になる。俺は、今までよりも熱狂的にトレーニングに励むことができる」(Corriere dello Sport.it)




☆デ・マルティーノ広報
「オファーは火曜日の夕方にファックスで届いた。このオファーはWasl Sport Clubからのモノで、内容はフィルマーニの4ヶ月間のレンタル移籍という重要な条件だった。私はラツィオがこれまでフィルマーニをメルカートに出していなかったことを保証する。フィルマーニがドバイへの移籍を望むのならば、クラブ側は彼の意見を尊重しなければいけない。ファビオは我々に対し、4ヶ月間アラブのクラブでプレイすることを受け入れたいという願望を伝えてきた。彼は4ヵ月後にそのままアラブに留まるか、ローマに戻ってくるかを決めることになる。クラブは単に彼の願望を尊重しただけだ」(La Lazio siamo noi.it)



・フィルマーニ「ロッシ監督は俺を見てくれないから移籍する。でもここに帰ってくることを誓う」
ファビオ・フィルマーニはドバイへ行くためにラツィオを去る。このニュースにはチームメイトも驚きを隠せずにおり、ビアンコチェレステには本当の稲妻が走った。「ティフォージとチームメイトは傍にいてくれるけれど、ロッシ監督だけが俺に会わない。つまり俺にはプレイするという可能性は少しも存在しない。本当に残念だよ。俺は30歳だし、もうこんな恥をかきたくはないんだ。だから俺はスーツケースをまとめ、4ヶ月間ドバイへ行くことを選んだ。俺はまたここに戻ってくることを誓うよ...」。昨晩、彼はウィーン行きの飛行機に搭乗する際にコメントした。移籍の形態はレンタル移籍となっているが、ドバイのクラブが彼を完全に買い取る可能性もある。ただ、フィルマーニはラツィオに戻ってくることを望んでいるため、完全移籍は遠い仮説と言える。「ラツィオは俺のすべてだ。俺はラツィオを自分の家だと考えている。チームメイトには挨拶したよ。ロッシ?No」。フィルマーニは2,3週間前に起きた出来事についても語った。「誰かはティフォージの愛情によるブーイングを評価していない。その誰かは、俺が不当に侮辱されたチームメイトを守るために、カリアリ戦でベンチから立ち上がったときもそれを評価しなかった。俺は自分がまだチームにとって有益な存在であることを知っているけど、俺には少しのチャンスも与えられなかった。他の選手たちはどうだい?俺よりは試合に出てるじゃないか」。彼が言ったのは恐らくウディネでのベッレーリ、デルネーロのスタメン起用という驚きの布陣のことだろう。(Messaggero)



・Ciao,Firmani、残念だよ
フィルマーニはラツィオに留まることもできたにも関わらず移籍することを選択した。そして彼はこの理由を説明した。「俺はビアンコチェレステに愛情を持っている。でもプレイするのを止めることはできなかった」。続けてターレ役員。「我々は彼に対し残留するよう提案したが、彼は別の解決を好んだ」。
ティフォージのハートに入り込んでいた唯一の存在であるフィルマーニの移籍はラツィオに打撃を与えるかもしれない。フィルマーニはフォルメッロでの激しい対立を救った唯一の選手だったのだ。
コンティと喧嘩をしたのちに退場し、ティフォージのハートに入り込んだフィルマーニだが、彼はAl Wasl Sportへ移籍することを歓迎した。ジョカトーレにとってはキャリアの終わりを意味する選択だ。フィルマーニの選択は賢明ではあるが、彼は恐らく大きなイベントを失った。(Piazza della Liberta)



・フィルマーニがアラブへ
ファビオ・フィルマーニはドバイへレンタル移籍する。たとえまだ正式な発表はなされてないものの、ニュースは昨晩届けられた。ラツィアリタ最後のシンボルはビアンコチェレスティを去ることを決心した。
一方でフォルメッロではリヒトシュタイナーに恐怖の瞬間が訪れてしまった。昨日のトレーニング中、彼はダボと接触し左足首にアイシングをしながらトレーニングを切り上げたのだ。そして、フィオレンティーナ戦の出場には黄色信号が灯されている。(Leggo)




・Angeleriの代理人「ラツィオ移籍の合意はない。インテル移籍の可能性もある」
Angeleriのラツィオ移籍に関して、予約済みのモノはなにもない。Miguel Hidalgo代理人とFernando Pires代理人がこのことを明かした。「我々は昨日Filipas会長、Marcelo Malaspina秘書と会談を行ったが、両者とも5ヵ月後の移籍に関するロティート会長との合意に自信を持っているようには見えなかった。彼らは、Angeleriを新シーズンからイタリアへ移籍させるためにすぐに交渉を終えたがっている。ロティート会長が交渉のスピードを速めて合意に達しないのならば、Angeleriは再びインテルと交渉することができる」。ラツィオのオファーは、エストゥディアンテスへの提示額が300万ユーロ近いもの、Angeleriへの提示額が4年総額480万ユーロという条件となっている。(Itasportpress)




・フィオレンティーナ、サラテ獲得を検討
フィオレンティーナの1月のメルカートはほぼ完璧だった。パパ・ワイゴ、オズヴァルド、パッツィーニといった不満分子を放出し、2000万ユーロを手に入れたのである。補強ではイヴァノヴィッチを獲得することはできなかったが、コルヴィーノDSとプランデッリ監督は理想的な関係を築いている。
ラツィオへの視線!−フィオレンティーナとは対照的に、ロッシ監督とロティート会長はこの3年半という月日をお互いの意思を重ね合わせた形では送っていない。ロッシ監督が残留を望んでいた選手はロティート会長により放出されているのだ(レデスマ以外)。2004年7月からラツィオのオーナーとなったロティート会長のメルカート最高のヒットが昨夏到着したことは間違いない。ローマにマウロ・マティアス・サラテがやってきたことである。サラテは6ヶ月間でロティート会長を確信させた。たとえスタートこそロッシ監督を確信させることはできなかったものの、彼は8ゴール5アシストという数字を残し、ラツィオ以外のクラブは触れることのできない存在となった。現在サラテはラツィオの範囲ギリギリの150万ユーロを稼いでいるが、ロティート会長は将来のビアンコチェレステのアタッカーのためにさらなる投資を用意しなければならない。
ヴィオラの誘惑−ラツィオとサラテ、ヴィオラの関係はまだ明らかになっていない。サラテに関して、ラツィオには4月30日までにおよそ2000万ユーロで完全に獲得できるオプションがある。これについてマンチェスター・シティは既に横槍を入れているが、フィオレンティーナも同様に動き出すかもしれない。コルヴィーノDSはラツィオとアルサッドの関係に大きな関心を示しながらビジネスを検討している。冬に得た資金を考えれば、フィオレンティーナには少なくともサラテの保有権半分を買い取るための資金が既に準備されている。ジラルディーノ-ムトゥ-サラテ:コルヴィーノとプランデッリ以外のコンビだったら、彼らを共存させるのは困難だろう。だが、彼らには何の問題も存在していない。(calciomercato.it)