・ファシスト敬礼、続編
ディカーニオはイタリアサッカー協会に対し出場停止処分を不服とする訴えをすることが明らかになった。既にディカーニオは弁護士として右翼の支持者であり、ラツィアーレであるガブリエレ・ボルドーニ氏を指名した。またラツィアーレ500人はローマにあるFIGC本部前に座り込み運動を行っている。


☆パオロ・ディカーニオ
「俺はファシストだけど人種差別主義者ではない。俺の敬礼は僚友への友情を表しているだけだ。右手を上げて暴力、人種差別を刺激しているわけじゃねえ。俺を支持してくれている人たちには感謝しているぜ。それとずっと俺を信じてくれていた友人にも感謝している」


☆セルジオ・クラニョッティ前会長
「彼が政治的なジェスチャーをしたことは責めるべきだろう。これはチームにとってマイナスの影響しかもたらさない。ラツィオは国際的にも有名な大きなクラブだ。そして誰もがこのチームを破滅させない事を願っているのだ。ディカーニオはラツィオのリーダーであるんだから、このようなクラブにとって有害以外の何者でもない政治的な行動は辞めなければならない。ただこのようなラツィオの評判、イメージを害する行為に対して何故か拍手喝采が起きてしまうのも事実だよ」
「ラツィオで過ごした時間は魔法のようだった。私はラツィオがまもなくあの頃のように戻れることを祈っている。あの頃にあった負債額は明確になった。彼らは私たちが負った負債額を明らかにしたからね。ただ私が会長をやめた後、負債額はさらに悪くなる一方だった。私はどうしてこのようになったのか理由はわからないんだがね。そしてそのまま現在に来た。私が会長だった頃のように、ロティート会長が負債を上手く解消し再びラツィオをビッグクラブにしてくれる事を望んでいるよ」
「私は将来ラツィオを多大な資金力を持った人物が買い取る可能性があると思っている。ただ『クラブを買い取りたいと思っているのならば私に公式に申し出さなければならない』と語っているロティートは正しいよ。他の皆は喋りすぎだね」
「ロティート会長はラツィオにもっと国際的なイメージを与えなければならない。もしも彼がそれを望んでいるのならば、補強するために新たなパートナーを受け入れる道を開かなければならないだろう。ただ一応否定しておくが、パートナーというのは私の事ではないよ。私には現在、カルチョよりも重要な問題があるんだ。カルチョへの復帰は現段階では不可能だよ。だが再び将来のある日、自由を得たら私は再び再開することを望むかもしれないけどね」