・除外された選手たち(Il Tempo)
-状況は深刻だが、深刻ではない。特定の7人の選手を保つことはレヤにとって喜ばしいことではないものの、昨年ほどの打撃(テクニカルな選択によってパンデフとレデスマを除外)はない。
-2010/11シーズンのラツィオには33人の選手が在籍しているが、レヤ監督は多くとも24-25人の選手たちでシーズンを送ることを求めている。
-そのため、マンフレディーニ、コレア、フィルマーニなどの選手たちはフォルメッロでのトレーニングには参加できない状態となっており、公式戦でプレイする可能性もほぼ絶望的となっている。 
-アルティポリとクァドリはセリエBやレガ・プロのクラブからのオファーを拒否し、ボネットは要求額と提示額のバカバカしい差額によってリヴォルノ移籍が破談となった。現時点では、この状況を治療するには1月まで待機しなければならない。



・経験を武器にするブロッキ(Corriere dello Sport)
12:セリエAでの彼のキャリア数だ。彼にとって、今年は12年目のシーズンとなる。サンプドリア戦ではベンチに座り続けたため、クリスティアン・ブロッキの今シーズンはまだ開幕していないものの、彼はすぐに呼び出されることを望んでいる。セリエAでの12年間で232試合12得点。16年前にプロの世界に入ったブロッキは、セリエC1(プロ・パトリアとルメッザーネで2シーズン)、セリエC2(プロ・セスト)、セリエB(プランデッリ率いるヴェローナ)での経験も加えれば、351試合をこなしている。今もなお健在のブロッキは、チームにとって決定的な存在となった昨シーズンをもう一度繰り返す意欲に溢れている。チームメイトと新監督のお手本的存在となったブロッキはラツィオとの契約を2年間延長したため、このままビアンコチェレステでキャリアを終えることになるだろう。引退後は、クラブの役員に就任するかどうかを判断することになる(ロティート会長がこの案を提示した)。
トンネルから脱出するために、そしてラツィオのために長い間戦ってきたブロッキ。彼はようやくピッチ上での困難、そしてピッチ外の人生における障害を克服した。家族の問題は解決し、恐ろしいシーズンを乗り越えたのだ。今夏のキャンプ中の記者会見の場で、彼は次のように感情を表した:「クラブとの合意を見つけた。ミランに戻るチャンスもあったけれど、この出来事は俺自身にとって、そして家族にとって本当に幸せなことだ。よく考えた上で、ラツィオに残るという選択を下したんだよ。ここでの2年間は本当に美しいものだった。それに、クラブやティフォージとの関係も最高だし、ここから去ることは俺にとって好都合じゃない。今は何よりもまず感謝しているよ。昨シーズンは、俺のキャリアの中で最も複雑な1年だった。ラツィオでは問題があったし、今までは何も口にはしなかったけれど、家族に関する容易じゃない問題もあったんだ。これらの困難を克服することができて、興奮しているよ。落ち着きを取り戻すことができたし、自分自身のことにも家族のことにも満足している。子供は健康だよ」。
ミラン復帰に近付いていたブロッキは、最終的にはローマに残ることを選択した:「俺はジョカトーレとしての残りのキャリアをラツィオに捧げるつもりだ。将来のことは引退を決意したら考えるよ。引退するときは、この2年間のような最高の形でティフォージに別れを告げることができると確信している」。



・サンタクルス:ヴァレンシア移籍の可能性(Repubblica/Calcionews24.com)
横浜で合宿を行っているパラグアイ代表のサンタクルスが心の内を表明した:「ここ最近は難しい時期を過ごしていたけれど、今はもう穏やかだよ。このような国際舞台で自分の力を示し、シティであらゆるチャンスを生かしたいと思っている。1月に何が起こるかはわからないしね」。ラツィオは1月に再び獲得に乗り出す可能性があるが、ヴァレンシアも追跡を行っている。
スペインより - Asは、ヴァレンシアがサンタクルスに興味を示したと伝えている。Asによると、ヴァレンシアとシティはサンタクルスの純粋なレンタル移籍で合意に達したようだ。



・サンタクルスの交渉破談はレヤの選択(La Lazio siamo noi.it)
イングランドの“Daily Mail”が伝えた情報によると、サンタクルスのラツィオ移籍が消滅した原因は経済面にはないようだ。ラツィオに近い人物はDaily Mailに対して次のように語っている:「新シーズンに向けて、レヤはロッキ、サラテ、フロッカーリ、フォッジャという攻撃陣で十分だと判断した。サンタクルスの交渉が具体化されなかった原因はここだけにある。経済面に関する話はないよ」。 



・システム変更で居場所を失った5人の選手(Il Messaggero)
-マウリ、フォッジャ、ブロッキ、ブレシアーノ、ロッキ:ベンチに座っている彼らは、エルナネスの獲得から生じたシステム変更の影響によって、なかなかプレイできない存在になってしまった。また、ウルグアイ人のゴンザレスも、中盤の層は非常に厚いためスペースを見つけることは困難だろう。
-最も混雑しているポジションはMFだ:戦力の数とシステム変更の両面の意味で、中盤は混乱している。中盤には豊富な人材が揃っているものの、3バックの布陣を敷くことによって中盤に配置できる枚数は減少してしまったのだ。そして、プレカンピオナートで好調を維持していたステファノ・マウリは困難に陥った。レヤ監督はマウリをエルナネスの代役と見なしているため、エルナネスが起用できない状態にならない限りマウリはプレイできないだろう。
-パスクァレ・フォッジャ:レヤ監督はマウロ・サラテの代役と考慮している。フォッジャは一部の重要なクラブからラブコールを受けていたものの、ラツィオでレギュラーを奪うことを好み、サラテとの競争に挑むことになった。
-ブレシアーノ:確かな保証と共にラツィオに到着したが、システム変更によって立場は微妙なものとなってしまった。中盤の底がレデスマとマトゥザレムのコンビになること、右サイドではリヒトシュタイナーが確固たる地位を築いていることを考えれば、左サイドのポジションを得るために戦うことになるだろうが、このポジションにフィットできるかは不透明だ。
-ロッキ:第4FWの補強が見送られたことを考えれば、ロッキの困難は小さなものとなっている。ただ、FWの第一選択はフロッカーリとなっているため、カピターノは準主役に追いやられている。



☆ファン・パブロ・カリーソ(リーヴェルプレートにレンタル移籍中)
「欧州に戻ってリヴェンジしたいとは思っていない。選手ってのは、自分が本領を発揮できるクラブを突き止めなきゃいけないものだ。俺にとってのそのようなクラブはリーヴェルなんだ。 リーヴェルでのキャリアを続けるためには素晴らしいシーズンを過ごさなきゃいけないし、クラブ側も努力する必要がある。俺は買い取りオプション付きレンタルで帰ってきた形だけれど、ずっとここでプレイすることを夢見ている。決断はリーヴェル次第だし、俺だけではどうこうできないこともわかっている。ただ、俺の望みはここに残ることだよ。 欧州での失敗の原因?継続性を見つけることができなかった。俺は常にトレーニングして、成長してミスを修正しようとしていたのにね。欧州の考え方はこことは全く違うよ。アルゼンチンでは結果が出なければチーム全体が批判されるものだけれど、欧州ではゴールを奪われるGKに注目が集まることを受け入れなきゃいけなかった。 ダニエル・パサレラ(リーヴェルプレートの会長)は、すべてを尽くして俺を求めてくれた。そして、カリーソという選手も代表での新たなチャンスを得るためにリーヴェルを必要としたんだ。ここには愛情関係がある。俺たちはお互いに助け合っているんだよ。 ティフォージたちについては、予想外の反応を示さないことを望んでいる。俺は罪を犯してしまったけれど、若いときには未熟さによって過ちを犯してしまうものだ。俺はリーヴェルのティフォージを恋しく思っていたよ。アルゼンチンのティフォージは大好きだ」(Corriere dello Sport)



☆エリセウ(マラガ)
「シーズン終了後にレヤから電話が掛かってきて、僕の復帰を求めてくれた。でも、ロティートは移籍金を儲けるために僕をすぐに放出した。マラガは僕に250万ユーロを支払ったんだ(ラツィオがエリセウを獲得した際のコストは80万ユーロ)。 サラテとはしばしば連絡を取っているよ。最近、彼は成熟したように感じるね。マウロからは、今年のチームは本当に素晴らしいって話を聞いたよ」(Repubblica)