☆マウロ・サラテ
「サンプ戦では不運だった。僕らは負けには値していなかったし、ボローニャ戦で挽回するよ」(Corriere dello Sport)



☆エルナネス
「イタリアに到着する前にアンドレ(・ディアス)や経営陣からクラブのことを聞いていた。すべての面々が僕を良い形で迎えてくれたから、グループにも快適に素早く馴染むことができたよ。もう一人のブラジル人マトゥザレムには本当に助けられている。イタリア語については少しでも早く覚えるためにレッスンを受けているよ。 僕はローマで幸せだ。家族もここを気に入っているよ。ここではあらゆる面で元気付けられているから、ラツィオと共に楽しいシーズンを送ることはより簡単だろう。前提は素晴らしいし、準備はできているよ。 ラツィオのティフォージは本当にユニークで熱狂的だね。このことはここに到着してすぐに理解できたよ。道端で誰かに呼び止められるたびに、体中がラツィオのシンボルのタトゥーだらけの人を見掛けるんだ。彼らはビアンコチェレステカラーのために、あらゆる形で本当の情熱を示しているね。 目標?目標を明確にすることはできないけれど、僕の頭にはCL出場権獲得に近付くという考えがある。夢?スクデット」(Repubblica.it)
「セレソンは、セレソンだ。たとえ僕がここでコーヒーを飲んでいるだけだとしても、ここにいることに価値がある。僕はラツィオで自分の価値を証明しなければいけない。自分のチームでうまくやることは、ブラジル代表で重要なチャンスを得ることに繋がるからね」(La Lazio siamo noi.it)



・リーダー・レデスマ(Corriere dello Sport)
「挽回!」。レデスマのブログに記された言葉。レデスマはボローニャ戦で挽回することだけを考えている。ラツィオに返ってきたリーダーは、サンプドリア戦では久しぶりにカピターノとしてプレイした。ロッキがベンチスタートとなったため、クリスティアンがグループのリーダーとなったのだ。過去は遠い記憶となり、彼のビアンコチェレステでの人生が再開したと言えるだろう。昨年、フォルメッロの隅でのトレーニングを強制された彼は、試合にも全く招集されなかったが、レヤの出現によってスタメンに復帰することが実現した。それから現在、チームメイトからのレデスマに対する敬意は変化した。レデスマは契約を延長し、人生とビアンコチェレステカラーを結びつけたのだ。彼は心の選択を下したのである。
レデスマはロティートのプロジェクトに関する疑問を明かしていたが、ロティート会長は彼を納得させることに成功した。ロティート会長は良い年俸の提示(140万ユーロ)とエルナネスの獲得による将来への保証でレデスマを説得したのである。開幕戦の敗北に関して、レデスマはブログ上に「良い戦いを行っていたし、値しない敗北だった。僕らが素晴らしいシーズンを過ごすことができるという前提を見せることができたと思う」というコメントを記した。レヤ監督は開幕戦の60分までの美しいラツィオと共に再スタートしなければならない。ロッシ監督が好んでいた中盤のコンビ、レデスマとマトゥザレムには期待を寄せることができるはずだ。彼らは攻守両面でお互いに助け合いながら、中盤に強さとバランスをもたらした。
ローマに残ることを夢見ていたレデスマは、契約更新にサインしたことで胃の重荷を取り除き、興奮している。そして、彼はコンディションを万全にするために働いている。彼は、良いパフォーマンスを示したジェノヴァでの試合よりももっと良いプレイを見せることができると理解しているのだ。勝利に飢えているレデスマの心は、既に9月12日のボローニャ戦へ向かっている。厳格な中盤の要素として、リーダーとして、カピターノとして、真のラツィアーレは決して彼を否定しない。 



・ラツィオでの100ゴールを目指すロッキ(Corriere dello Sport)
毎年、歴史は繰り返される。ロッキは移籍する、ロッキは去る、ロッキはメルカートに出されている。それでも、最終的にはトンマーゾ・ロッキは常に残留し、ラツィオからは動かない。ロッキはこのような状況に慣れており、メルカートの声には動揺していない。昨年、ロッキとバッラルディーニの間には最高の関係はなかった。バッラルディーニはロッキを準主役の立場に降格させたのである。それでも、この状況に耐えたトンマーゾはレヤの出現をキッカケに爆発し、昨年の後半戦は驚異的な時間を送った。
ロッキの夢:ラツィオのユニフォームで100ゴールを達成すること。彼はできるだけ早くこの記録を達成することを望んでいる。現在のゴール数は93となっており、あとは7ゴールだけだ。開幕戦でベンチスタートとなったロッキは、この状況が変化することを望んでいる。この望みを実現させるために、ロッキは困難や障害に立ち向かうことになるだろう。ラツィオのシンボルである彼にとって、ビアンコチェレステのユニフォームは第二の体だ。



・ラツィオの軸:ムスレラ-ディアス-エルナネス-フロッカーリ(Leggo)
-現時点で、レヤが交代させることを考えていない要素:ムスレラ、ディアス、エルナネス、フロッカーリ。



・主役の座を狙うフォッジャとコーザック(Corriere dello Sport)
-フォッジャ:フロッカーリ、サラテ、ロッキ、コーザック。このFW陣の中には、型にはまらないFWパスクァレ・フォッジャも含めなければならない:移籍の可能性が取り沙汰されていたフォッジャは最終的にはローマに残留した。フォッジャは昨年は身体的な問題によってブレーキをかけられていたものの、現在はすべての問題を克服し、レギュラー争いに食い込もうとしている。戦力は十分なためスペースを見つけることは簡単ではないが、彼は戦う準備ができている。プレカンピオナートで最高の要素の一人となったフォッジャに関して、レヤ監督はセコンダ・プンタか3-4-2-1のトレクァルティスタでの起用を考えているようだ。フォッジャにはイタリア国内や海外からのオファーが届いていたものの、彼は自らラツィオ残留を選択した。彼の武器は予測できないファンタジーアとドリブル突破だ。
-コーザック:サンタクルスが到着していたとしたら、彼はクロトーネへレンタル移籍していたことだろう。第4FWとなった彼は、レヤからの敬意を掴もうとしている。レヤ監督はこれまでのキャリアの中で、トニやソサなど常に長身FWを起用してきている。彼らとまだ若いコーザックを比較することはできないが、コーザックは自らの価値を証明することに燃えている。