・マトゥザレムに出場停止の可能性(Gazzetta dello Sport)
ラツィオはマトゥザレムを失う危険性が出てきた。シャクタールが求めている1200万ユーロの移籍金について、レアル・サラゴサが支払いに応じない場合には、マトゥザレムに対してFIFAから出場停止が言い渡されるかもしれない。
すべての始まりは2007年:マトゥザレムはシャクタールから去り、サラゴサとの契約にサインした。この移籍はFIFA第17条を行使してのものであった。この条項を行使できる条件は2つ:28歳以上の選手ならば2年間の契約を全うしたあと、28歳未満の選手であれば3年間の契約を全うしたあと、安価な額でクラブから去ることができる。
しかし、シャクタールからサラゴサへ移籍した際の移籍金は未だに支払われていない。そのため、シャクタールはマトゥがラツィオに移籍したあとにCas(スポーツ仲介裁判所)へ向けて訴えを起こした。
それから、2009年3月19日、Casはサラゴサに対して1200万ユーロの支払いを命じる判決を下した。これに対し、マトゥザレム側は2010年6月にスイスの連邦裁判所に上訴を起こしたのだが、シャクタール側はFIFAに向けて移籍金支払いの訴えを叫んでいる。
今後、FIFAはマトゥザレム(とサラゴサ)に向けて移籍金を10月までに支払うよう求めるファックスを送ることになるだろう。これに応じない場合、マトゥザレムは11月か12月にも出場停止になるはずだ。最近のマトゥザレムのナーバスな姿勢は、この件の影響もあるのかもしれない。
2つの先例:2004年、オルテガは1100万ユーロの支払いに応じず、8ヶ月間の出場停止を受けた。また、2008年にはパラグアイのバッレートがセロ・ポルテーニョとの契約を解除した上でヴァジャドリードへ移籍し、1年間の出場停止処分を科せられている。 
仮にマトゥザレムへの処分が下されることになった場合、ラツィオはサラゴサとマトゥザレムに対して損害賠償を求めることが可能となる。



☆シニサ・ミハイロヴィッチ監督(フィオレンティーナ)
「ラツィオでは最高に美しい時期を過ごすことができたし、俺はラツィアーレティフォーゾであり続けるよ。でも、試合には絶対に勝ちたい」(Ansa)



・100ゴールを目指すリーダー、ロッキ(Il Messaggero 16日付の記事)
-日曜日に33歳を迎えるロッキのラツィオでのデビュー戦は、6年前の9月16日に行われたUEFA杯のMetalurh戦だった。6年前の夏、ロティート会長は10万ユーロの差額によって、マッカローネではなくロッキを獲得した。ロッキは有名な“1日で9人補強”の唯一の生存者となっている。
-ボローニャ戦でラツィオでの205試合目を迎えたロッキは、この試合でビアンコチェレステ通算94ゴール目を叩き込んだ。試合出場数は、シニョーリ、ベルゴーディ、プーリチ、グレグッチ、ペルッツィ、そしてネスタに肩を並べている:「ラツィオの歴史に自分の名前を刻むことができて鳥肌が立つ思いだよ。今となっては、このユニフォームは体の一部となった。俺の名前がラツィアーレの中に永遠に残るって考えたら、本当に興奮するね。ラツィオに到着した6年前から、こうなることを望んでいた。実際にそれを叶えることができて幸せだし、誇り高い気持ちだ。これらの出来事は、俺に更なる刺激を与えてくれている」。



・メグニとブレシアーノを巡る背番号23の騒動...(La Lazio siamo noi.it)
-ここ数年、ラツィオのナンバー23は常にムラド・メグニが背負ってきたが、ボローニャとの一戦ではマルク・ブレシアーノがこの背番号を背負ってプレイした。ブレシアーノは6月に背番号80を選択していたと見られていたが、いったい何が起きたのだろうか?
-答えは簡単だ:まず、ブレシアーノは加入直後にクラブに対してナンバー23を求めた。これに対するクラブの返答:「メグニに尋ねる必要がある...」。その後、ブレシアーノはムラドと接触したあとにナンバー23を断念し、ラシン・サンタンデールとの試合ではナンバー80を背負ってプレイしていた。
-そこからの急転:現在ケガで離脱中のメグニは、復帰したとしてもレヤ監督から“除外”されているグループに含まれることが確実となっている。そのため、背番号23はブレシアーノに転がり込む形となったと見られている。



・エルナネス:コラロフ家を受け継ぐ(Corriere dello Sport)
-ローマの美しさを目にすることができ、ラツィオティフォージが数多くいる街での生活を望んでいたエルナネスは、コラロフ家を受け継ぐことになった。



・マトゥザレムがスタメン復帰へ-ゴンザレスがデビューへ(La Lazio siamo noi.it 16日付の記事)
-マトゥザレム:スタメンに復帰するかもしれない。レヤ監督はレデスマの隣の左サイドにマトゥザレムを配置した。マトゥザレムは左MFのポジション争いでブレシアーノをリードしたようだ(マウリはトレクァルティスタで起用される見通し)。
-ゴンザレス:デビューに近付いている。ブロッキは疲労を回復させたものの、レヤ監督はその後も“El Tata”をスタメン組で起用しており、ミラン戦まで二人を使い分けることを考えているようだ。。
-テストされた布陣は次の通り。
(4-3-2-1):リヒトシュタイナー-ビアーヴァ-ディアス-ラドゥ:ゴンザレス-レデスマ-マトゥザレム:エルナネス-マウリ:ロッキ(フロッカーリ)