・フィオレンティーナ1-2ラツィオ(カンピオナート第3節)
得点者:前半19分リャイッチPK(フィオレンティーナ)-32分レデスマ(ラツィオ)-後半22分コーザック(ラツィオ)
GK:ムスレラ 6.5
DF:リヒトシュタイナー 6.0 - ビアーヴァ 6.5 - ディアス 6.5 - ラドゥ 5.5
MF:マウリ 7.5 (86分:ゴンザレス sv ) - レデスマ 7.0 - マトゥザレム 6.5 - ブレシアーノ 6.5 (46分:ブロッキ 6.5 )
MF:エルナネス 7.0
FW:ロッキ 6.5 (60分:コーザック 7.0 )
監督:レヤ 7.5
警告:ガンベリーニ(フィオレンティーナ)-ラドゥ(ラツィオ)
※採点はLa Lazio siamo noi.it



☆エディー・レヤ監督 記者会見(La Lazio siamo noi.it)
-「満足しているよ。成功を収めることに向けて、必要な信念を掴むキッカケとなり得る大きな勝利だ。我々はまだまだ成長しなければいけないし、選手たちがそれを忘れないことを願っているよ。今日のスタートは簡単なものではなかったが、我々は素晴らしい形で反撃を行った。選手たちは勝利だけを望んで戦ってくれたよ。これはまさに私が求めていたものだし、選手たちには賛辞を贈りたい」
-「選手たちが私の決定を受け入れてくれることを望んでいる。すべての選手たちを幸せにすることはできないんだ。当然ながら不満を持つこともあるだろうが、知的な選手というのは怒りを暖めてトレーニングに活かしてくれるものだ。今週のトレーニングで非常に良いプレイを示していたフォッジャがスタンドに留まることになってしまったのは事実だが、私は皆に満足感を与えようとしている。好き嫌いなどで選んでいるわけではないし、すべての選択はテクニカルな面で下されているんだ」。
-「コーザック?少しずつ成長しているね。スペースがほとんど存在しない中で結果を残している重要な選手だ。彼のフィジカルは大きな強みだね。サンタクルスやウーゴ・アルメイダも非常に強いが、コーザックも彼らのようになれるはずだ」。
-「フィオレンティーナへのPK?予想通りだ。サンプドリア戦のときも同じように言っただろう」。  



☆クリスティアン・レデスマ
「契約更新を祝福するためにも、できるだけ早い時期に今シーズン初ゴールを決めたいと思っていた」(La Lazio siamo noi.it 前半終了後のコメント)
「アウェイでのフィオレンティーナ戦で勝つことは簡単じゃないけれど、僕らはピッチ上で熟練したプレイを示し、勝ち点3を持ち帰ることに成功した。 コーザックは優秀な若手だよ。一生懸命にトレーニングに励んで、フィジカル面とテクニックをどんどん上達させているね。 今日のゴールは家族に捧げたい。アークィラのパフォーマンスは僕の子供たちへのモノだよ。子供たちはアークィラが大好きなんだ。 イタリア代表?招集されることは夢だし、出来る限り早く実現することを望んでいるよ」(La Lazio siamo noi.it)
「今後も長い間ラツィオに残留するという選択を下したことを幸せに思っている。“ハートの選択”と口にするのは好きじゃないけれど、これは確かに人生の選択だった。昨シーズン、今までのキャリアで最も酷い時期を過ごしていたとき、僕は人々からの愛情を目にした。僕が今もここにいるのは彼らのためだよ。ラツィオに残留するという選択は、いつも僕の傍にいてくれた人々に対する感謝の行動だったんだ。僕には、彼らを見捨てることはできなかった」(La Lazio siamo noi.it)



☆ステファノ・マウリ
「このチームは昨シーズンのラツィオとは違う。僕らは多くの満足感を得るという願望を持って、最高に団結しているんだ。 ラツィオから去りたいとは全く思っていないよ。サンプからはオファーがあったけれど、会長が僕を残留させてくれて満足している。レヤ監督は信頼を与えてくれているし、今後もこの調子を維持して行きたいね」(La Lazio siamo noi.it)



☆ジュゼッペ・ビアーヴァ
「昨年はラツィオにとって非常に難しい時期に移籍して来たし、簡単なモノじゃなかった。でも、今はすべてが異なっている。僕らには素晴らしいチームがあるんだ。フィオレンティーナという難しいチームを相手に勝つことができて幸せだ。 僕らは欲求と決意を持ってピッチに向かった。敗北してしまった開幕戦と同じ精神を持ってね。 4バック?サンプ戦での3バックの出来が悪かったわけではない。違いと言えば、試合の組み立てや流れくらいかな。皆が相手と競争し、皆が一緒に守ることができれば、どこが相手だろうと僕らの守備を崩すことは非常に難しくなるだろう。 エルナネス?長い間ここにいるかのようにプレイしているね。ただ、あまり大袈裟に騒いではいけないよ。それでも、彼が僕らに大きな力を与えてくれているのは事実だし、彼のことを思うと幸せだね。 CL?僕は地に足をつけているし、今はミラン戦のことしか考えていない」(La Lazio siamo noi.it) 



☆リボル・コーザック
「GKがシュートを弾いたこぼれ球が運良く僕のところに来てくれた。あそこでミスするなんて有り得ないよね。ゴールを決めたあとは喜びで頭がいっぱいだったよ。僕にラツィオでの居場所を与えてくれた会長のこと。僕にプレイするチャンスを与えてくれた監督のこと。ティフォージのこと。チームのこと。これらのことを考えていた。僕はいつ監督から呼ばれても大丈夫なように、常に最大のモノを尽くす準備をしておかないといけない。僕のスペースはほとんど存在していないし、あらゆるチャンスを活かす必要があるんだ。僕にとってセリエAでプレイすることはフェスタのようなものだよ。 セリエBでの経験はとてもポジティヴなものだった。僕はいつも目の前の試合で最大限のプレイができるよう準備している。ピッチに立ったら常に良いパフォーマンスを示したいからね。 助けてくれるチームメイト?チーム全員が傍にいてくれているけれど、特にカピターノ(ロッキ)には助けられている。彼は今日のゴールを祝福してくれたよ」(La Lazio siamo noi.it)



・ファミリーとしての団結(Corriere dello Sport)
-不機嫌から、反発から、怒りから、ナーバスな反応から、暗い表情から。幸せまで、熱意まで、歓喜まで、笑顔まで。フランキでの試合終了後、ピッチ中央では選手たちが抱擁を交わし合った。エディーとマトゥザレムは抱き合って勝利を叫んでいる様子だったが、そのマトゥザレムはつい1週間前にはベンチへ追いやられたことに失望していた。あれから1週間、痛みを通り過ぎたラツィオはファミリーのようにまとまった。
-サラテ:コーザックの逆転ゴールが決まった際にはゴンザレスと共に笑顔で歓喜した。「難しい時期を過ごしている。僕はチームメイトを助けたいのに、90分間ベンチに座り続けた...」。今年の2月28日のフィオレンティーナ戦後、このように口にしていたサラテは、奇妙な偶然の一致か今回の対戦でもプレイすることはなかった。