・選手たちの年俸一覧(Gazzetta dello Sport)
Gazzetta dello Sportは各クラブの選手の年俸を掲載し、ビアンコチェレステの年俸総額は上位から6番目の4100万ユーロとなった。なお、昨年のビアンチェレステの年俸総額は3290万ユーロの8番手となっていた。
-サラテ:200万ユーロ
-エルナネス:160万ユーロ
-レデスマ:140万ユーロ
-ムスレラ:140万ユーロ
-ロッキ:130万ユーロ
-ブロッキ:120万ユーロ
-フロッカーリ:120万ユーロ
-ガッリード:110万ユーロ
-ブレシアーノ:100万ユーロ
-ディアス:100万ユーロ
-マトゥザレム:100万ユーロ
-マウリ:90万ユーロ
-フォッジャ:90万ユーロ
-ステンダルド:90万ユーロ
-ビアーヴァ:80万ユーロ
-リヒトシュタイナー:80万ユーロ
-ビサーリ:70万ユーロ
-スカローニ:70万ユーロ
-ゴンザレス:50万ユーロ
-デル・ネーロ:40万ユーロ
-フィルマーニ:40万ユーロ
-メグニ:40万ユーロ
-ラドゥ:40万ユーロ
-ディアキテ:30万ユーロ
-コーザック:30万ユーロ



・転機のシーズンを望むディアキテ(La Lazio siamo noi.it)
転機のシーズン:モビド・ディアキテの望み。23歳となった巨人は、ビアンコチェレステのユニフォームでの決定的な貢献を探している。「彼には大きな潜在能力があるが、まだ成長しなければならない」。ローマでの冒険で強い個性を発揮したデリオ・ロッシ監督は、驚異的なフィジカルを誇るCBに対してしばしばこのようにコメントしていた。
そのディアキテがラツィオにやってきたのは2006年の夏のことだった。ペスカーラから30万ユーロで移籍してきた彼は、セセーナ率いるプリマヴェーラで成熟し、8ヵ月後のウディネーゼ戦でセリエAデビューを果たした。ラツィオでの最初のシーズンは3試合、2年目は1試合の出場に留まったが、2008-09シーズンにはトップチームで決定的な爆発を起こした:9試合に出場し、ウディネではプロ初ゴールを記録、インテルとの試合ではイブラヒモヴィッチを相手に素晴らしいパフォーマンスを示した。そして、クラブとの契約も2013年まで延長された。
安定した成長:ディアキテにとって、昨シーズンは成長を終えるべきシーズンになると見られていた。実際にディアキテは開幕前に行われた北京でのスーペルコッパからスタメンで起用され、シーズンを通してカンピオナートでは19試合、コッパ・イタリアでは2試合、ヨーロッパ・リーグでは6試合、トータルでは27試合でプレイした。ただ、問題なのはこれらの出場試合の大半が、バッラルディーニがクラブを率いていた頃の話であることだ。レヤの到着によって、ラツィオは経験豊富なディアスとビアーヴァに狙いを定めることになり、ディアキテはチームの非常事態の代償を払うことになってしまったのである。
現在、ディアキテは確証をもたらす意欲に溢れている。彼の特徴を考えればポジション争いの相手はビアーヴァとなるが、レヤの考えではディアキテは5番手に甘んじている。ディアキテの前にはステンダルドが立ちはだかっているのだ。この不利な立場は、今夏ディアキテに移籍という仮説を考慮させた。そして、ボローニャとパルマ(アントネッリとのトレード)はロティートのドアをノックし、ギリシャやトルコからもオファーが到着した。「非売品だ」。これらの動きに対し、ロティートは常にこのように返答してきた。そして、ディアキテの願望もラツィオで自分の力をアピールするという点にあった。この願望の実現へ向けて汗を流そうとしていたディアキテは、足首の負傷という形でシーズン早々にブレーキをかけられてしまったものの、今はこの問題を解決し、転機をもたらすことを望んでいる。



☆エルナネス インタビュー(Gazzetta dello Sport)
−イタリアでの目標は?
「セリエAのことはまだよく知らないけれど、CL出場権の背後には位置できると思う。確かなことは、ラツィオは来年こそは欧州でプレイしなきゃいけないってことさ」 



−印象に残るチームメイトは?
「マウリには大きなクオリティがあるし、サラテには偉大なシュートがある。フロッカーリは常に動くし、ロッキはゴールを生むことのできる選手だ」



−エルナネスはラツィオをステップアップさせることができるのかな?
「そうなったら良いね」



−周囲は多くのカンピオーネを君と比較した。君は誰に似ているのかな?
「ピルロとカカーの中間かな。僕の特徴は両足でボールを扱うことができることだ」



−首都のデルビーは他にはないデルビーだ。
「決定的なゴールを叩き込んで勝利したい」



−ローマにはサンパウロ時代のチームメイトであるアドリアーノがいる。 
「危険な攻撃陣を誇るラツィオに、他クラブを妬む必要は何もない。うーん、たぶんパト、ロビーニョ、イブラのトリデンテくらいかな...」



−どうしてラツィオを選択したの? 
「ブラジルから去るべき瞬間が来たと思っていたところに、ロティート会長が正しい時期に正しい場所に来てくれたから。彼は、歴史と名声のあるクラブでプレイするという重要な契約を提示してくれたんだ」



−バルセロナも調査を行っていた。
「確かにね。ただ、僕はラツィオのユニフォームを着ることができて幸せだ。セリエAには常に多くのブラジル人がいるしね。ミランにはロビーニョ、インテルにはマイコン、ジュリオ・セーザル、ルシオがいる」



・フィルマーニ:Clujが関心、デルビーに挑む可能性(La Lazio siamo noi.it)
-レヤの構想から外れたフィルマーニには、CLでローマと同グループに含まれたルーマニアのClujが関心を起こしたようだ。
-ルーマニアのメルカートは9月15日まで開かれているため、Clujにはロティートとの合意を見つけるための時間がまだ残されている。
-数日前、フォルメッロでは除外された選手たちとターレDSによる会談が催された。ターレDSはこの場でフィルマーニに対して除外の理由を説明したものの、フィルマーニは状況の統制を解くためにロティート会長と会談を行うことを求めている。フィルマーニの望みは契約解除だ。
-Cluj vs ローマ:Clujは9月28日にスタディオ・オリンピコでローマとのCLグループリーグ第2節に挑むことになっている。



・1月のメルカートへ向けて(Repubblica)
-1月-ルガーノ:トルコからは楽観的な報道が届いているが、実際のところ獲得は非常に難しいだろう。ムスレラからの誘いを受けたルガーノは、すべてのクラブへの移籍を拒否する意向を表明したものの、これは表向きの発言のようだ。ただ、主な問題はフェネルバフチェがルガーノ放出を認めるかどうかという点とルガーノが受け取っている300万ユーロの年俸にある。
-6月-ミランダ:ラツィオの本当の夢はミランダとなっているが、ミランダがラツィオに到着する唯一の可能性は今シーズン終了後となっている。EU外登録となっていることとサンパウロとの契約が来年の6月に満了するためである。26歳のブラジル人DFは既にサンパウロから去る意向を示した:「サンパウロでの自分のサイクルは終わると思う。今夏のメルカートでは移籍は実現しなかったけれど、僕はこれから評価するつもりだ」。ミランダにはレアル・マドリード、チェルシー、ミラン、フィオレンティーナなども注目している。



・1月のメルカートへ向けた動き(Leggo)
-ラツィオハウスでは既に冬のメルカートへ向けた作業が行われている。補強候補は、FW1人、DF1人だ。
-攻撃面の候補は、ヴェルダーのAaron Hunt(24)となっている。FWだけでなく攻撃的なMFとしてもプレイできる彼について、ラツィオは夏にも接近していたが、ロティートはエルナネス獲得にすべてのエネルギーを注ぐことを好む結果となった。しかし、1月にロッキがローマから出発することになった場合、ラツィオはすべてを賭けてHuntの獲得に動くことになるかもしれない。Huntの評価額は700万ユーロとなっているが、ロティートは買い取りオプション付きレンタルで獲得できる可能性がある。
-DF補強では、エルナネス獲得交渉に大きな影響を与えたディアスの援助を受け、ミランダを獲得することになるかもしれない。その他ではルガーノの名前も常に考慮されている。



・コーザック-クロトーネ:1月に再接近の可能性(Datasport)
今夏のメルカートでは第4FWの補強を行わなかったことにより、若手のリボル・コーザックのクロトーネ移籍は破談となった。
ただ、プロセスは残されている:ラツィオが1月にFWを補強する場合、コーザックはクロトーネへ向かうことになるだろう。3ヶ月の間に状況が変化する可能性は存在しているが、現在の傾向はこのようなものとなっている。



☆サンタクルス(マンチェスター・シティ)
「現在、僕には代表でプレイするという可能性があるし、これだけに集中したい。ローマに到着するという夢の実現を望んでいたのは事実だけれど、残念ながら最終的にはすべてが消滅してしまった。 1月に再び交渉が行われるかもしれない?ラツィオが何を考えているのかはわからない。オファーはたくさん届いたけれど、僕はセリエAを望んでいる。イタリアのカルチョは僕を魅了したんだ」(Corriere dello Sport)



☆セバスティアーノ・シヴィーリア
「今年はマウロのシーズンになるだろう。エルナネスにはサラテほどの責任はないし、穏やかに過ごすことになるはずだ」(Calciomercato.com)