☆エディー・レヤ監督
「前半戦の我々は採点で言えば5.5くらいだった。でも、シーズン中盤からは安定感を得ることができ、良い結果を示し始めた。最終的には目標も達成できたね。ディアスはチームに馴染み、コラロフは重要な選手になった。また、ラドゥもレデスマのように大きく成長してくれた。私は満足しているし、これからグループの価値はさらに大きくなると思っている。ロティートとは昨日話をしたよ。たった2時間ですべての問題を解決できるわけはないが、将来に関する話し合いのベースを作ることができた。来週もう一度会うことになるだろう。会長との会談は、誠実で明確なモノだったよ。会長は、誰かがクラブから去ったとしても、その代役には十分な選手を獲得することを約束してくれたし、大きな有効性を与えてくれた。 コラロフについて?インテルやレアル・マドリードのような重要なクラブから話が来るとしたら、コラロフ自身もビッグクラブで自らの力を示したいという欲求を持つはずだ。会長は彼を抱くのかどうかまだ明言していないし、私自身はコラロフはローマから去る可能性のある唯一の1人だと思っている。レデスマとは話をしたよ。彼はラツィオ残留に有効性を与えてくれた。彼はローマで快適に過ごしているし、問題はないと思っているよ。 戦力を薄くすること?当然ながら、このような戦力と働くことは無理だ。私がクラブに到着したとき、クラブにはそれぞれのポジションに2人の選手がいた。もし彼らが受け入れてくれるのならば、私は一部の選手を除外していただろう。 キャンプまでに選手数を減らすことはできるか?メルカートは8月30日まで開かれているし、難しいだろう。7月のキャンプ開始までにすべてが解決されるとは考えていない。ただ、キャンプ開始までには少なくとも50%ほどは整理されていて欲しいと思っているよ。そうすれば、正しい足のりと共にスタートできるはずだからね。 ラツィオの位置?ラツィオは野心を持たなければならない。重要な目標に達する可能性を持たなきゃいけないんだ。最大レベルで競争するには、大きな潜在能力を保つ必要がある。我々は既に有効な戦力を持っているが、クオリティを高める必要があるんだ。そのためにはあまり多くの補強を行うべきではない。ここには既に良いチームがあるし、私はこのチームが5位〜7位の位置に辿り着くことができると確信している。 サラテ?彼は個人のためではなく、チームのためにプレイすることを学ばなければいけない。彼は私の哲学がどういうものか理解しているはずだ。すべては彼次第なんだよ」(La Lazio siamo noi.it 5/19)



☆クラウディオ・ロティート会長
「1月にジェノアからフロッカーリを獲得したとき、私は契約書に買い取りオプションの額と行使期限日も組み込んだ。このオプション行使期限日を過ぎるまでは、フロッカーリは他のクラブとは交渉できない。 メルカートの噂?レデスマとサンタクローチェのトレードの交渉は存在していない。また、プルゼッティの交渉も全く何もないよ」(TuttoNapoli.net 5/19)



☆クラウディオ・ヴィゴレッリ代理人(フロッカーリの代理人)
「ラツィオにはフロッカーリ買い取りの権利がある。だから、会長とはセルジオの将来を決めるために話し合わなければならない。会談を行う前に状況を進展させることは難しいよ。セルジオはローマで満足した日々を過ごしたが、クラブ側の意図を理解したがっているんだ」(Calcionews24 5/19)



・ターレDS:ブラジルの2つのタレントに関心(La Lazio siamo noi.it 5/19)
ラツィオは急いで将来の計画を立てている。現在のところ、将来が不透明になっているのがレデスマとコラロフだ。
コラロフは既にクラブから去る意向を示している。ロティート会長はコラロフを放出することを望んでいないものの、会長にはコラロフ自身やその他の分野からのプレッシャーが強まっている。そこで、ラツィオ側は1800万ユーロの移籍金を求めている。コラロフに関する多くの噂や声をまとめると、ポールポジションにはインテル、レアル・マドリード、ユヴェントスが位置しているようで、フィオレンティーナも状況を伺っているようだ。インテルは冬のメルカートでもコラロフを狙って交渉が決裂した経緯があるが、今回は離陸するかもしれない。
この状況で、フォルメッロの秘密の部屋ではコラロフの後釜が探されている。イリ・ターレのノートのリスト:Pinola(イタリアのパスポートを所持したアルゼンチン人)、パスクァル、Ivan Strinic(レヤが指揮していたハイデュク所属)。
しかし、何ヶ月も前からコラロフの後釜を探してきたターレDSは、これらの選手たちには満足できていないようだ。そこで、ターレはブラジルに目を向けた。出てきた名前はインテルナシオナル・ポルトアレグレの左SBKléber de Carvalho Corrêaである。フィジカルとスピードを備えたクレーベルはレヤにとって代表的な正しい要素だろう。レヤ監督から『2つのポジションの補強』を求められたロティート-ターレが、メルカートの標的をクレーベルとDiogoに絞ったのは事実だ。そこで、Lalaziosiamonoi.itはクレーベルの元代理人Giglio Correaと接触した。「クレーベルには信じ難い戦術眼がある。彼は守備よりも攻撃面に比重を置いた左サイドの選手だよ。足元のテクニックは魔術師と言えるほどのものだね。ラツィオ?新たな動きはないが、私から見れば彼ならイタリアでもうまくやれると思っている」。続けて、Lalaziosiamonoi.itはインテルナシオナル・ポルトアレグレのMilton DrumontDSとも接触した。「我々にはリベルタドーレスが残っているし、クレーベルは今は非売品だ。彼は我々にとって重要な要素であり、2011年まで契約を結んでいる。もしも重要なオファーが届けば、考慮するかもしれないけれどね。ラツィオ?彼らからの電話はないが、イタリアの多くのクラブがクレーベルを追跡していることは知っている。我々はここにいるし、会いたければここに来なさい」。
一方のDiogo Silvestre Bittencourtは、U-20ブラジル代表のレギュラーとなっている若手だ。ブラジル人らしいテクニックと正確なキックを持っている彼は、アンドレ・ディアスが『推薦する』要素の1人となっている。ディオゴにはミラン、パルマ、アトレチコ・マドリード、トッテナムといったクラブも注目しているが、ラツィオはサンパウロと友好関係を築いており、ディアスもディオゴに直接電話を掛けたため、ビアンコチェレステは他クラブとの競争に打ち勝ち、交渉の道を切り開くことができるかもしれない。ディオゴの評価額は300万ユーロほどだが、すぐに高騰する運命にある。Lalaziosiamonoi.itからの接触に対し、サンパウロ側はラツィオに対して次のようなメッセージを送った。「彼らとは良い関係にあるし、我々は選手の移籍やレンタル移籍を話し合う準備ができている」。「ディオゴは素晴らしい才能を持った選手だ。U-20代表でもレギュラーを務めている。彼は我々にとって重要な選手だよ。でも、我々は彼の保有権の一部の移籍やレンタルを話し合う準備ができている。ロティートとターレ?しばらくの間、彼らとは話していない...でも、私はディアスがローマで非常に良い結果を残したことを知っているし、そのことを幸せに思っているよ」。



・コラロフ:レアル・マドリードがインテルよりも好条件のオファーを提示(Il Messaggero 5/19)
ロティートとレヤの間のチューニングは完璧だ。フロッカーリの買い取り、コラロフとレデスマの今後に関する拒否権なし、4人の新たな補強。
立場が微妙な状態にあるコラロフとレデスマ:アレクサンダルに関心を示しているクラブは少なくない。多くのクラブが重要な額を投資する準備ができている。あとは『さよなら』の日を定めるだけだろう。彼にはバイエルン・ミュンヘン、ユヴェントス、チェルシー、レアル・マドリード、インテルが獲得に動いており、特にレアル・マドリードは合意に向けて一気に加速している。スペインからの情報によると、フロレンティーノ・ペレスのクラブは1800-2000万ユーロをビアンコチェレステに支払う準備ができていると囁かれているのだ。額だけを見れば、ロティート会長もコラロフの放出に応じることになるだろう。しかし、小さな問題が存在している。コラロフは同胞のスタンコヴィッチや友人パンデフが在籍しているインテル移籍を望んでいるのだ。しかし、インテルからのオファー額はレアル・マドリードの提示額には及んでない。ラツィオにとって、レアル・マドリードからのオファーを拒否することは難しいのだが、現時点ではコラロフと彼の代理人は1cmたりとも動く気配を見せていない。
他の結び目はクリスティアン・レデスマにある。レヤ監督はレデスマが重要な選手であることを常に強調してきたが、レヤ監督にレデスマ放出の拒否権はセットされていない。ロティートは、良くない関係にあるレデスマと会ってすべてをスッキリさせる準備ができているが、レデスマの代理人は新たに750万ユーロでの契約解除条項を求めている(クラブ側は1500万ユーロの契約解除条項を望んでいる)。
最後に、クラブにとっても監督にとっても絶対に手の届かない存在となっているのがラドゥとリヒトシュタイナーだ。彼らにはコラロフと同じようにいくつかのオファーが届いており、リヒトシュタイナーにはイングランドの3クラブ(トッテナムが400-600万ユーロの間を提示)、ラドゥにはミランやユヴェントスが関心を示しているが、いずれも残留することになるだろう。ラドゥに関しては、アウロンゾのキャンプ開始前に契約更新が実現する可能性もある。



☆サヴィーニ代理人(ディアキテの代理人)
「オファーはあるか?ロティートはレンタルならばディアキテを放出するかもしれないという状況だから、イタリアでは何も動いていない。だが、国外ではプレミアのクラブ、セルティック、パナシナイコス、フランスのクラブ、ガラタサライなどが追跡している」(Tuttomercatoweb.com 5/19)