・Elfsborgへ向けた戦術テスト-『反体制派』と『除外』(La Lazio siamo noi.it)
ラツィオはElfsborg戦へ向けた戦術テストを行った。ダヴィデ・バッラルディーニの部隊のヴァカンスの時間は終わった。
いくつかのトレーニングを行ったあと、バッラルディーニは戦術的な紅白戦を実施した。片方のグループはビサーリ:リヒトシュタイナー-ディアキテ-ラドゥ-デル・ネーロ:ブロッキ-ダボ-エリセウ:フォッジャ-マトゥザレム:クルスという4-3-2-1のシステムを敷き、もう一方のグループはムスレラ、スカローニ、シヴィーリア、クリバリ、コラロフ、バローニオ、メグニ、フィルマーニ、マウリ、ロッキ、サラテというメンバーとなった。
現在のところ、Elfsborg戦の予想メンバーはムスレラ:リヒトシュタイナー-ディアキテ-ラドゥoシヴィーリア(ラドゥがわずかに有利)-コラロフ:ブロッキ-ダボ-エリセウoマウリ(エリセウが有利):マトゥザレム:サラテ-ロッキとなっている。
なお、別のピッチではラツィオBもトレーニングを行った。ラツィオBの顔ぶれは、『反体制派』のレデスマとパンデフ(デ・シルヴェストリは治療)、『除外』のマンフレディーニ、ステンダルド、マキンワ、アルティポリ、メンディチーノ、コーザック、ボネット、ベルニ、デグレ、コレアである。



・UEFA杯へ向けてフォルメッロに集合(Calciomercato.com)
バッラルディーニから2日間のオフを与えられていたラツィオ一同は、UEFA杯に向けてフォルメッロに再集結した。UEFA杯プレイオフでの布陣は4-4-2か4-3-1-2のいずれかになると見られているが、バローニオは安定した要素のひとつとなっている。



・フォッジャ:スタメンを取り戻す必要(Corriere dello Sport)
フォッジャは北京でのスーペル・コッパでスタメンから外された。フィニッシャーを並べる菱形の布陣のための選択である。バッラルディーニ監督はその後のオサスーナ戦ではシステムを4-4-2に戻し、フォッジャを右サイドで起用したものの、同監督は現時点ではマトゥザレムを中心とする4-3-1-2のシステムが進展していると見つめている。そのため、マトゥザレムはフォッジャからトレクァルティスタの居場所を奪い取る危険性がある。「僕はピッチでスタメンを奪い取るつもりだ。自分がベンチからスタートするような選手だとは思っていない。プレイし続けるために、ラツィオに利益をもたらすためにここに残ったんだ」。木曜日の親善試合終了後、彼はこのように語った。
バッラルディーニはカリアリ時代からフォッジャを知っており、フォッジャが何を与えることができる要素なのかも理解している。フォッジャの体調が万全であれば、相手にとって彼をマークすることは不可能となる。ただ、信頼が存在していたとしてもすべては布陣次第だ。バッラルディーニは4-4-2のシステムを敷くことも視野に入れており、その場合にはフォッジャはサイドアタッカーとして居場所を見つけることができるだろう。



・マトゥザレム:新ポジションでの手応え(Corriere dello Sport)
ランプには光が灯された。マトゥザレムを新たなポジションで起用するという案は、勝利を得るためだけの実験ではなく、必要性に迫られた強制的な布陣でもなく、明確な考えであった。そして、この案は現在も継続されている。
バッラルディーニの考え−シンプリシオスタイルのトレクァルティスタとしての新たなマトゥザレム。バッラルディーニ監督は4-3-1-2の布陣を敷く場合の解決策を自らの家で見つけた。フィニッシャーマトゥザレム、スーペル・コッパで使われた戦術的なカギだ。シャクタール時代、ルチェスク監督によって現在のポジションで起用されていたマトゥザレムは、インテル戦ではピッチ全体の中央に保証を与え、攻撃陣をサポートした。ラツィオは状況に応じて使い分けることのできる二人のマトゥザレムというジョーカーを発見したと言える。
ポジション−マトゥザレムは多くのポジションをこなすことができる。4人の中盤ならば中央、菱形の中盤ならばトレクァルティスタ、4-2-3-1ならば『3』の部分の中央やレデスマのようにレジスタとしてもプレイすることができる。現在、バッラルディーニ監督は北京での布陣を選択した。要因?次のものだ。1)マトゥザレムにはファンタジスタの才能があり、素晴らしいシュートもある。2)彼は前線からプレスをかけることができるため、最初の『DF』になることができる。インテル戦まで、マトゥザレムのこのポジションでの起用はトレーニング中に試行しただけであったが、彼は本番で素晴らしいパフォーマンスを披露し、フィニッシャーとして機能できることを示した。