・小さな宝石カプア強奪を防ぐロティート会長
ラツィオの家には欧州のビッグクラブが関心を示している新たな宝石がいる。ビアンコチェレスティの下部組織、アヴィンコーラ率いるアッリエーヴィ・ナツィオナーリのカピターノを務めていたジュゼッペ・カプア(16)のことだ。MF、DFの中央でプレイするカプアのラツィオでの6年目は悪い方向でスタートした。彼はTorneo di Cava dei Tirreniで左足の指を骨折してしまったのだ。
彼に接近するクラブたち−柔軟な動き、空中戦の強さ、ゲームを読む力、スピードといった武器を持ったカプアに関して、アヴィンコーラ監督は昨シーズンから中盤の底やCBで起用することに決めた。そしてカプアは見事なパフォーマンスを見せた。28試合に出場し、印象的なプレイを見せた彼にはバイエルン・ミュンヘン、ヴァレンシア、チェルシー、マンチェスター・シティといった国際的なクラブが獲得の可能性を調査しており、重要な契約を提示する準備を進めている。
約束−しかしカプアがラツィオを待っているのは明らかだ。実際、サバティーニ前DSはカプアが17歳を迎える来年の1月にレガ・カルチョが規定した最低限度の契約を結ぶことを約束している。したがってロティート会長がペトルッチ(ローマの下部組織でプレイしていた16歳の彼は今夏マンチェスター・ユナイテッドへ移籍した)のようなケースを迎えることはありえないだろう。カプアはラツィオのユニフォームと共にプロ生活を開始する夢を見ている、という事実があるのだ。(Gazzetta dello Sport)