☆指揮者レデスマ
契約に関する将来の不安にも関わらずクリスチャン・レデスマはラツィオを指揮している。少なくともしばらくの間、レデスマはロッシ監督からの信頼を受けビアンコチェレスティの軸としてプレイするだろう。
親善試合でレデスマは良い状態に近付いているようなプレイを見せている。ただ、今年のキャンプのスタートは決して良いものではなかった。将来の不確実性、埋めることの難しい会長との距離など、問題があるのは明らかだったのだ。それでもレデスマ自身はラツィオのことだけを考えたいという意向を明言し、プロ意識を示した。またグループ内ではベテランの域に入りつつある彼はカリーソやサラテといった新加入の若手選手がなるべく早くチームへ馴染めるよう手助けしている。
中盤の底のポジションにおいて、ロッシ監督は既に2人の確実性を持った重要な選手を手にしている。レデスマとマツザレムのことだ。マツザレムは加入してすぐにレデスマと融和できることを保証した。戦術的に見ればレデスマが守備に比重を置き、マツザレムが攻撃に比重を置くという形である。Paok戦での2人のパフォーマンスは、新シーズンの幕開けとなるコッパ・イタリアでも非常に良い結果を期待できるものだった。(Messaggero)