ポルト-ラツィオ:成長するビアンコチェレスティ
2-2に追いつく前に試合は終わった。しかしロッシ監督が求めていたのは結果ではない。試合の後半、ラツィオはボールをほぼ完全に支配し、攻め込んでいた。
デリオ・ロッシ監督は微笑んでいる。「リヴァプール戦よりも緊張感を持って戦うことが出来たし、ポルトを相手にしても我々は酷いパフォーマンスは見せなかった。我々は諦めずによく戦っていたよ。後半に1点を返した?問題はなかったし、試合終盤には同点に追いつくことも出来たはずだ。試合には負けたが、我々は順調に前進している。この時期の試合では結果は必要ない。今は精神的に、そして身体的にピッチ上で良いプレイを見せられる状態にあるかどうかが大事なんだ。この点において私は非常に満足していると言うことが出来るよ」。(Gazzetta dello Sport)




☆Gazzetta dello Sportの寸評
ラドゥ…シヴィーリア、ロゼフナルの輝きによって隠れがちであるが、彼も良いパフォーマンスを見せている。ポルト相手にもリヴァプール戦と同じようにプレイした。
マキンワ…チームメイトは彼を探しているのだが、彼は常にボールへの反応が遅い。
サラテ…足元のテクニックは美しい。しかしボールがないところでの動きが問題だ。この点で、彼はまだラツィオに馴染めていないように見える。



☆Messaggeroの寸評
前半は酷い出来だったが、後半は良い内容であった。
前半は守備が酷く、攻撃面でもフォッジャだけがリヒトシュタイナーと共に打開しようとしていたが、なかなか成功はしなかった。マキンワとサラテについては常に連携がずれていた。
一方で後半から出場したマツザレムはレデスマと共に大きなパフォーマンスを見せた。ポルト戦を全体的に見ると、相手ファンからも拍手喝采を受けたリヴァプール戦と比べるとやや臆病なパフォーマンスだった。




☆サプライズをもたらしたメグニ
ムラド・メグニは自らの位置を着実に前進させている。高い集中力でトレーニングを行っているメグニは再び笑顔を取り戻した。
今シーズン、メグニはラツィオにとって予想外の存在になることができるかもしれない。今夏は昨シーズンの状況とは全く違くプレッシャーも強くはない。ボールテクニックに優れたメグニはタックルを特徴とした選手ではないものの、中盤の中央で試合状況を読むセンスを持っている。ポジション獲得のためには他の選手たちと競争しなければならないが、これまでのところは特に困難はなく過ごしている。(Corriere dello Sport)