☆ラツィオに約束するフェルナンデス
ラツィオに約束されているアウグスト・マティアス・フェルナンデスはカリーソとしばしば電話で話している。しかしパスポートの問題が移籍にブレーキをかけている。「すぐにパスポートを得られることを望んでいる。僕はブエノスアイレスに愛情を感じているしここに残りたいと思っているけれど、監督は『国外での経験を積む瞬間が来た』と言っている。カリーソのいるラツィオに行けたら美しいことだ」。彼は先日Oleに対してこう語っている。
アルゼンチンでこれまで56試合3得点という成績を残しているフェルナンデスについて、Sabbag代理人はロティート会長と既に合意に達している。フェルナンデスにはスペイン(セヴィージャとアトレチコ・マドリード)、ドイツ(ハンブルグ)もオファーを出したが、フェルナンデス自身はラツィオ移籍を望んでいる。フェルナンデスのラツィオ移籍の結び目はパスポートとなっている。
ラツィオのロッシ監督はDVDでフェルナンデスのプレイを研究しており、良い印象を受けたようだ。フェルナンデスは4人の中盤の一角、3人の中盤の一角としてプレイでき、レデスマやマツザレムと共に共存することのできる特徴を持っている。(CorrieredelloSport.it)



☆ムタレッリ−ラツィオ:完全な衝突
ムタレッリとラツィオは完全に対立しており、事態は仲裁組織に持ち込まれることになった。「こんな状況は受け入れられない。ここから去りたい」。ムタレッリは現状についてこう語っている。
その一方で昨日の午後にはムスレラが記者会見を行った。ロティート会長は昨年ムスレラに賭けたが、残念ながら成功はしなかった。しかしこのウルグアイ人は再スタートを切る準備ができている。「ここに残れて幸せだ。ラツィオと共にスクデットを取りたい。僕はラツィオが欧州の舞台に帰ることになると確信している」。ムスレラにとって、カリーソとの間に問題はないようだ。「僕たちは言葉が通じる。だから彼とは家族のように話している。彼を理解するには長い時間は必要じゃなかったよ。何の問題もない。僕自身は自分のパフォーマンスを取り戻している。目の前に山があるのならば登ればいい」。ムスレラは確信に満ちている。(Messaggero)




☆ラツィオ、ペレ獲得が消滅
結局は何も起こらなかった。ペレはインテルに、ステンダルドはラツィオに留まる。少なくとも現在のところ、ロティート会長のペレ獲得という夢は座礁した。インテル側はペレに対するラツィオからのレンタルオファーを考慮した後、最終的にはそれを拒否したのだ。この交渉については、インテルがペレという若い才能に賭けているため難しいものになるという予想が付いていた。したがって失われたものは何もないだろう。
ステンダルドに関してはロッシ監督との関係を修復することが不可能となっているため、今後も放出に向けて動くことを強いられることになる。そして現在のところミランがロティート会長に対してステンダルドの情報を尋ねている。ミランは2008年1月にもステンダルドの調査を行ったが、その際には行動を起こさなかった。今回の動きに関しても待つ必要があるが、交渉にはブロッキが含まれる可能性がある。
ラツィオは選手の放出を実現させない限り新たな補強を行うことができない。つまりMoti獲得を締結させるにはステンダルドを放出する必要があるのだ。MFの補強に関しても同様である。MFではムタレッリの代役にマティアス・アウグスト・フェルナンデスの名前が挙がっている。フェルナンデス獲得に向けてはパスポートの問題が存在しているが、フェルナンデス自身は「僕は落ち着いている。8月31日までにパスポートを得られることを望んでいるよ。それが実現すれば僕はラツィオで友人カリーソと再会することができる」と語っている。現在Sabbag代理人はローマを訪れ、ラツィオと共にパスポートの問題を解決しようとしているが、ラツィオ側はカリーソのケースを繰り返すリスクを避けようとしている。なおフェルナンデス以外にはグアーナ(パレルモ側はメルカートに出そうとしていない)がロッシ監督の望みに見合う存在となっている。リヴォルノのプルゼッティに関してはスピネッリ会長が放出することに難色を示しているが、ロティート会長が利益のあるオファーを出せば交渉を行うことができるだろう。
最後にレデスマに関してはロティート会長が放出に動いている一方で本人がラツィオ残留を望んでいる。ただ、最終的にはユーヴェといったクラブへ移籍することになるかもしれない。(Messaggero)



☆メルカートの動き
インテルはラドイを獲得したため、ステンダルドのインテル移籍の扉は閉められた。ステンダルドに残された移籍先はミラン、ボローニャとなっている。(La Repubblica)




☆クラウディオ・ロティート会長
「現在我々は選手の価値を安くせずに放出することを考えている。ステンダルド?彼を安心させたい。ステンダルドにとって良い目的地を見つけようとしている。選手の放出が終われば、いくつかの補強を完了させるために動き出すよ」(Corriere della Sera)




☆メルカートの動き
ロッシ監督は補強を待っている。補強の目的は明白だ。CBとMFである。DFはMotiとなるだろう。ロティート会長は6月24日にブカレストを訪れた際に550万ユーロの買い取りオプション付き100万ユーロのレンタルという条件で合意している。Motiはローマで元チームメイトのラドゥと再会することになる。MFに関してはフェルナンデス獲得が微妙な状況にあり、ラツィオは月末まで待つ意向を持ってはいない。そのためロティート会長はインテルのペレにプロポーズをした。その他の選択肢ではピンツィがトリノ移籍にあと一歩という状況にあるため、少なくとも3年前からロッシ監督が気に入っているグアーナだけが唯一の実行可能な道となっている。(Gazzetta dello Sport)