☆レデスマが移籍へ
レデスマ側はロティート会長が立腹していることを認めているが、クラブを去るという計画を譲る意向はない。
レデスマの代理人を務めるD'Ippolito氏は2009年にFIFAの条項を行使し、安価な額でラツィオから去る方針を明らかにしている。「先日(たぶん一昨日のもの)、私はあのコメントをした後にロティート会長と話した。彼は非常に怒っていたが、我々は以前から会談の予定を決めてたことを指摘したいよ。私は16:30まで待っていたが、ロティート会長は最後まで姿を現さなかった。だから彼に電話をかけたんだ。そうしたら彼は『私は選手の契約を決めることができる唯一の人間だ』と言った。レデスマ本人には何が起きたのか伝えたよ。そして、レデスマに対して真実を知らせたことにより、彼はもうどんな状況でも契約を更新することはないだろう」。
レデスマはDSが不在となっているラツィオ内部の混乱に激怒している。ラツィオはシーズン開始前のトレーニング初日でいきなりロッシ監督と数人の選手の間に問題が発生しており、レデスマやパンデフは来年にもクラブを去ることを警告している。「我々は引き下がらない。我々はラツィオにチャンスを与えてきた。レデスマはプロとして、クラブを助けるためにロティート会長に向かって前進したがっていたが、ロティート会長はそれを理解しなかった。彼は契約更新なしにトレーニングを開始することは望んでいなかったし、我々はこの個人的な取り決めには満足している。FIFA第17条はイタリア国内では使えないから、今後は国外を見つめなければならない。イタリアではインテル、ユヴェントス、フィオレンティーナが興味深く彼を追っていたが、国外ではレアル・マドリードの存在がある。私は既にミヤトヴィッチと話したことがあるが、彼はレデスマに感動していたよ。レアル・マドリードのほかにもヴィジャレアル、アトレチコ・マドリードが彼を追跡しているし、我々には多くの選択肢がある」。(Channel4)



☆ブラックリストの選手たちはフォルメッロに居残り
最終的には、ロッシ監督がロティート会長へ渡したブラックリストに載った選手たちはフォルメッロに残ることになった。ラツィオは正式にはキャンプ召集リストを明らかにしていないが、これは異常な状態を隠すために全てを試した結果だろう。ただ、すべては今朝の段階で明白なものとなった。サラテ、カリーソなどがキャンプへ向かう一方で、バローニオ、インザーギ、サンタレッリ、グレコ、ベルニ、ステンダルド、ザウリ、ムタレッリはフォルメッロに残ることになったのだ。
ロティート会長はこれまでの歴史を考え、最後まで全ての選手をキャンプへ向かわせようとしていた。しかしロッシ監督はどんな形であれ、40人以下の選手たちと共にキャンプへ向かうことを望んだ。フォルメッロに残された8人の選手は明日からクリアレージの指導の下、トレーニングすることを強制される。昨シーズン最終節のナポリ戦でベンチ入り禁止となったロッシ監督の代役として指揮を取った人物が誰だったか覚えているだろうか?それがこのクリアレージである。クリアレージは尊敬を集める8人のジョカトーレに対して、厄介なものを退けるという恩知らずな行動を取ったロッシ監督の行為を何とかしなければならない。恐らくこの居残り処置は、これらの選手たちがメルカートに出されており、すぐにクラブから去る予定となっているために取られたものだろう。しかし昨年のカプフェンベルグでのキャンプではどうだったか関係ないのだろうか?Auronzoで描いていた幸せで穏やかなキャンプは、結果的には混沌とした熱い何かへと変化してしまった。
ザウリは昨年クラブとの契約を5年間延長し、ラツィオのカピターノも務めていた選手である。一方のムタレッリはクラブを去ることになろうが、ロッシ監督との遺恨をなくすために話し合うことを望んでいるが、これは今も実現していない。ラツィオは彼らを放出しようとしているが、このような状況では彼らの価格が上がることはないだろう。
最後に、D'Ipopolito代理人はレデスマに関して「99.9%、クリスチャンは来年ラツィオから去る」と語った。D'Ippolito代理人は契約更新を待っていたが、時間以内に正しい行動は起こらなかった。(Messaggero)




☆キャンプ開始
ラツィオはファンの熱意に支えられつつ、新たな冒険に向けて出発する。しかしラツィオには多くの問題や疑いが存在している。カリーソ、サラテという2人の補強は重要なものだが、ベーラミ、ザウリ、ムタレッリ、ビアンキなどの重要な選手たちが抜けることを考えれば、これで十分だとは言い難い。
ロッシ監督は選手数を減らすことを尋ねたが、クラブは選手放出に成功できないままキャンプを迎えることになり、結果的にロッシ監督のプロジェクトから外れている選手たちはフォルメッロに残ることになった。フォルメッロに残ることになった選手たちの中には昨シーズン、レギュラーを務めていたムタレッリとザウリの名前があり、その他にはステンダルド、インザーギ、バローニオが含まれいる。ロッカールームの問題により、クラブは彼らの放出へ向けた交渉を開始することを決心していたが、なぜ放出を実現させることができなかったのだろうか?フォルメッロに残された選手たちにラツィオが興味を持っていないことは、どこのクラブもわかっているだろう。そしてこれにより彼らの価格は下落するはずだ。
契約更新についても不可解な動きがある。レデスマはキャンプに出発する前に全てを解決することを望んでいた。またパンデフも契約更新を待っている。ベーラミの経験を考えれば、ラツィオはパンデフやレデスマとの契約更新に遅れずに動くことが必要なことは十分わかっているはずだ。また補強ではDFと中盤が必要で、DSも招聘しなければならない。ラツィオは出発する。しかし酷い形で。崩壊を修正する時間はあるが、これは単なる願望に近いものでもある。(Messaggero)




☆メルカートの動き
ラツィオとの3年契約にサインしたターレはDSの仕事の一部も担当することになる。彼に課せられた内容は選手の放出に関するものだが、将来的にはサバティーニDSのように全ての仕事を任されることになるだろう。
オリンピックに参加する選手については予想外の出来事が起こるかもしれない。コラロフはセルビア代表として北京へ向かうことを辞退することを考えているのだ。彼はセルビア代表の25人のうちの1人として中国へ出発しなければならないのだが、彼は同時にラツィオでの準備期間を失うことに難色を示している。これについてコラロフはロッシ監督と共に決断することになるだろう。
メルカートではフェルナンデスとデ・シルヴェストリの後釜獲得に動いており、ベーラミの後釜ではLichtsteinerの名前が浮上している。その他ではピンツィ、ドミッツィの名前もリストアップされている。(Messaggero)




☆レデスマが来年退団へ
「僕にはたった1つの言葉がある」。昨日クリスチャン・レデスマはバスに乗り込む前に、契約について何も起きていないことを明らかにした。パンデフに続き、もう1つの爆弾が打ち込まれた形だ。
交渉はこれまで何度も遅れていたが、両者は昨日2013年までのボーナス込み年俸100万ユーロという条件で会談を行う準備ができていた。そして昨日の午前、ロティート会長はD'Ippolito代理人へ連絡を入れた。しかしこれまで、何度も週の始まりに会談を行う予定となってはキャンセルされていたD'Ippolito代理人の返答は「No grazie」というものだった。レデスマ側は6月6日にロティート会長に対して「キャンプ開始前にサインするか、もう契約にはサインしないか」という最終通告をしていた。そしてその発言の通り、昨日D'Ippolito代理人は「99.9%、来年レデスマはラツィオから去る」と語った。レデスマは実際に来年にはFIFAの条項を行使し、270万ユーロ前後でラツィオから去ることが可能となる。
「今は契約のことは考えない」。レデスマは昨日こうささやいた。ただ、彼の精神状態はヴァルモントーネでのロティート会長の発言を聞いた後に悪化することになる。「レデスマの契約更新はプライオリティーではない」。ヴァルモントーネでのロティート会長の発言のユーモアのセンスがあまりにも悪かったことは偶然ではない。ロティート会長はLazio styleに到着する前に、D'Ippolito代理人との関係を既に断っていた。つまり、ロティート会長はこの時点でレデスマの契約更新が実現されないことを知っていたのである。
ラツィオの夏に契約更新のドラマが起こることはこれまで何度も繰り返されてきた歴史であり、運命でもある。今夏の悩みの種はレデスマとパンデフだ。パンデフについての悩みは若干少ないが、いくつかの問題が存在している。ロティート会長はまだこの2つのドラマの終わりを書き直すことができる。しかしインクは切れている。(Gazzetta dello sport)




☆メルカートの動き
ラツィオはザウリ、ムタレッリ、ステンダルド、バローニオ、インザーギ、ベルニ、アルティポリ(モデナに向かう)、コレア(ピサが予約している)、サンタレッリ(PSG行きか)、クァドリ(ピサが狙う)がフォルメッロに残されることになり、ベッレッティのクリアレージ監督の下トレーニングを行うことになった。(Gazzetta dello sport)





☆レデスマが移籍へ
「99.9%、来年レデスマはラツィオから去る」。D'Ippolito代理人の言葉である。彼は続けて語った。「昨日はレデスマの契約更新に関する最後の一日だった。今までの言葉の通り、交渉の席に座ることは二度とない」。レデスマの契約は2011年までとなっているが、悪評高いFIFAの17条により、来年にはラツィオから去ることが可能となる。実際にそうなった場合、彼はラツィオに270万ユーロを支払うだけで移籍することができる。ロティート会長は「今まで私は契約に関して全てを尽くした」と語っているが、レデスマとの関係を今後再び近づけるかどうかはロティート会長次第となる。
一方でキャンプについてはステンダルド(ボローニャ入りが近付く)、コレア(ピサ)、アルティポリ(モデナへレンタル)、インザーギ(レッジーナが強い関心)、バローニオ、サンタレッリ(PSGからの呼び出しを待っている)、ベルニ、クァドリ、ザウリ、ムタレッリがフォルメッロに残ることになり、クリアレージ監督の下明日からトレーニングを行う。(La Repubblica)





☆メルカートの動き
ロッシ監督のプロジェクトに入っていないステンダルド、インザーギ、バローニオ、ザウリ、ムタレッリ、ベルニはフォルメッロでトレーニングを行うことになった。そのためロティート会長は彼らを放出する必要がある。現在のところインザーギにはサレルニターナ、ベルニにはピサとそれぞれセリエBからのオファーがある。またバローニオはスペインに向かう可能性がある。ザウリ、ステンダルド、ムタレッリに関してはより多くの困難が存在しているが、ステンダルドにはナポリ、ウディネーゼ、フィオレンティーナ、ユヴェントス、ムタレッリにはフィオレンティーナが注目している。
一方でパンデフとレデスマについては契約更新に納得できない場合(両者共に100万ユーロを求めている)にはFIFAの条項を行使する意向となっている。特にレデスマに関しては昨日決定的な段階を迎えると見られていたが、結局は電話での接触だけに留まり、D'Ippolito代理人は「2009年にラツィオから去る」とコメントしている。
アルゼンチンでのパスポート問題に関しては、カリーソとその代理人のSabbag氏の名前が挙がっているが、カリーソはEU外枠として登録されているためラツィオは穏やかな姿勢となっている。カリーソについては虚偽の文書を提出した可能性があったため、イタリア国内で裁判が行われていたが、結局は無罪となっている。しかしアルゼンチンでの情勢がどうなるかは予想できない。(Corriere della sera)




☆メルカートの動き
ザウリにはサンプドリアが獲得に動いている。またステンダルドに関してはボローニャとの合意(買い取りオプションつきレンタル)が近付いている。(Gazzetta dello sport)