☆メグニの共同保有を延長へ
ラツィオはボローニャと共同保有しているメグニについて、共同保有期間を延長する方向で動いている。ロティート会長は“移籍金ゼロのもう1つの活動”を行っており、更なる投資をせずにメグニを残留させようとしている。ただ、両クラブが合意を見つけられなかった場合には競売に持ち込まれることになる。ロッシ監督は今シーズン、マウリのバックアッパーとしメグニを起用することを望んでいたが、メグニは度重なるケガで何度も離脱していた。
なおこの交渉と平行して、ラツィオとボローニャの間ではリカルド・ボネットを2010年までボローニャへレンタル移籍させることが話し合われている。この交渉はメグニの状況とは関係なく、ボネットはボローニャに留まることになるかもしれない。(Corriere dello Sport)



☆Moti獲得交渉
Motiのラツィオ移籍に向けた交渉は今週の始めに行われる。ステンダルドについてはアルミロン、マルキジオなどとのトレードはほぼ消滅した。ただラツィオはステンダルドの将来を決定しなければいけない。現在のところステンダルドの将来のオプションは2つある。1つ目はラツィオに復帰させるというものである。そして2つ目はナポリ移籍という道である。ナポリはドミッツィをジェノアへ放出する方向で動いており、これが具体化された場合、ナポリがステンダルドの獲得を考える可能性がある。しかしこれまでの動きを見るとナポリがステンダルド獲得に動くことを仮定するのは難しいだろう。
なおロティート会長とザンパリーニ会長はベーラミに関しての交渉を続けている。両者が最後に接触したのは金曜日の夕方で、パレルモはブレシアーノ+700万ユーロという条件が提示した。ただ、ラツィオはシンプリシオの獲得を諦めていない。(Corriere dello Sport)




☆メルカートの動き
ラツィオのメルカートは多くの疑いが存在しており、確実性のあるものはほとんどない。現時点で加入が決まっているのはカリーソ、ラドゥ、ロゼフナル、マキンワの4人である。
GK:今シーズンのラツィオにとって最大の困難となったこのポジションにはカリーソが加入することになった。まだ1分もラツィオでプレイしたことは無いカリーソだが、彼は既にファンのアイドル的存在となっている。カリーソのバックアッパーは今シーズン苦しい状態に陥っていたムスレラとなる。当初ラツィオはムスレラをレンタルで放出することを検討していたが、パルマやエンポリとの交渉は成功せず、最終的にサバティーニDSは確信を持ってムスレラを残留させることを選択した。なおベルニとバッロッタはクラブを去るため、第3GKはプリマヴェーラのDeGreとなる。
DF:ザウリの移籍が疑われている一方で、ロッシ監督は補強を望んでいる。しかし交渉は簡単なものではなく、キャンプ開始には間に合わないかもしれない。新たな動きは、ロッシ監督が3バックを考えているということだろう。現在のところDFは人数が多くないため、ディアキテとアルティポリも戦力に含まれる予定になっている。補強ではロティート会長がMoti獲得に動いており、火曜日にBecali代理人と会談を行うことになっている。ただ、ディナモ側が500万ユーロを要求していることを考えれば交渉は容易には進まないだろう。Becali代理人は「ラツィオがMotiをラドゥと同様に買い取りオプション付きレンタルで獲得することはできない。つまり、移籍金をすぐに支払わなければいけないということだ」と語っている。なおMoti以外にはドミッツィ、ペルソ、1月にも名前が挙がっていたSanli Tunkayが浮上している。
MF:ベーラミの移籍が確実で、ムタレッリの状況も微妙なものとなっている。ただ、ラツィオはベーラミ、ムタレッリの後任としてシンプリシオ、アウグスト・フェルナンデスを獲得するかもしれない。フェルナンデスについてはサバティーニDSが交渉を終えるために急いで動いている。その他にはプルツェッティの調査も行っている。現有戦力ではバローニオ(契約解除の可能性もある)、マンフレディーニにスペインのクラブが関心を持っている。
FW:ビアンキを失った現在、パンデフとロッキがFWで唯一確実性を持った選手となっている。そしてそこにレンタルが満了したマキンワが復帰することになる。ターレについてはドイツのパスポートを取得できた場合には残留する可能性がある。アモルーゾに関しては明日、交渉の合否が明らかになるだろう。なおロティート会長はパラシオ(ほぼバルセロナの手中に収まっている)、ブオナノッテも狙っている。(Messaggero)




☆Jonas Gutierrezを狙う
ラツィオはマジョルカのJonas Gutierrezを狙っている。アルゼンチン代表のJonas Gutierrezは左右両サイドでプレイすることが可能で、ベーラミの後釜として考えられている。なお彼はイタリアのパスポートも所持している。(Violanews.com)




☆メルカートの動き
リーヴェルプレートに残留する意向を示したブオナノッテだが、ラツィオは依然として動き続けており、リーヴェルプレートのフロント陣との接触を行っている。
アモルーゾについては、最終的にはレッジーナ側が交渉に技術的な補償を含めることを受け入れると見られている。ただロティート会長はロッシ監督へ大きな補強を与えるために動いており、パラシオやブオナノッテに対して大金を用意している。
DF陣では来週の始めにもMotiを500万ユーロ前後で獲得すると見られている。また360万ユーロで買い取ったロゼフナルに対してはロシアのクラブが興味を持っており、ラツィオ側が納得できるオファーが届いた場合は放出されることになるだろう。
最後に、ジェノアはレオン+350万ユーロという条件でフォッジャ獲得に動いている。(E Polis)




☆メルカートの動き
ラツィオとボローニャはメグニの共同保有延長のために合意を定めようとしている。その一方でベーラミのパレルモ移籍は交渉が滞っている。(Tempo)





☆トリノがマウリを狙う
トリノの新たなDSにはマウロ・ペデルツォーリが就任した。そして彼は中盤の補強としてマウリ獲得を考えている。(Datasport)




☆クラウディオ・ロティート会長
「アルゼンチン人、ルーマニア人は基本的にイタリアに馴染みやすい。我々の範囲に収まる選手を探している」(ANSA)