・疲労困憊のラツィオ:体力回復にリーグ中断を利用へ(Corriere dello Sport)
疲れ果てたラツィオはもう競争できなくなった。ラツィオは馬力を失ってしまったのである。身体的な問題が存在していることは明白となっており、そこでバッラルディーニとスタッフはこの問題を解決するために来週のリーグ中断を利用することを決断した。監督とスタッフはここでの準備で、選手たちの足にガソリンを補給し、2009年最後のアプローチを仕掛けようとしている。
詳細−ラツィオが競争力を失った要因は非常に多い。1)ビアンコチェレステは多くの戦力を保持しているものの、除外によって起用できる選手が限定されている。2)夏の最初のキャンプの時点で、バッラルディーニは伝統的に見ると明らかに不十分な体作りしか行わなかった。3)8月8日に行われたスーペル・コッパに照準を合わせてトレーニングを行っていた。4)バッラルディーニにとって、国際的なクラブでの冒険は初めてのこと。経験の少なさは間違った計算とネガティヴな影響を生じさせる可能性がある。5)8月のロケットスタートの代償を支払うことになった。6)シエナ戦は今シーズン17試合目(カンピオナート11試合、ヨーロッパ・リーグ5試合、スーペル・コッパ1試合)だったこと。日程は状況を難しくし、選手たちの身体を重くした。身体的な観点で、3日おきに試合を行う中でトレーニングと回復を両立することは非常に難しい。
休暇−ラツィオはカンピオナートが中断した9月6日に初めて休暇を取った。しかし、カンピオナート再開後、選手たちの状態はもう元のコンディションには戻らなかった。代表に招集されていた一部の選手は3ヶ月間休むことなく走り続けることになったのだ。2回目の中断のとき、チームは完全に疲れ果て、本当の危機の瞬間を過ごしていた。来週の新たな休暇は、チーム再生のチャンスとなるだろう。中断はすぐ目の前にあり、フォルメッロは砂漠のオアシスのようだ。



・ヴィジャレアルvsラツィオ 様々なデータ(Uefa.com)
●2004年10月21日の1-1の引き分けに終わった試合データ
ラツィオ-セレーニ、シヴィーリア*、ダボ*(57分ジャンニケッダ)、ザウリ、マンフレディーニ(46分ロッキ*)、パンデフ、リヴェラーニ、インザーギ、オッド、ネグロ、シェリッチ(66分ディ・カーニオ)
ヴィジャレアル-Reina, Rodríguez, Cazorla* (Josico, 77), Riquelme, Roger (Font, 73), Quique Álvarez, Venta*, Battaglia, José Mari, Arzo (Armando Sá, 87), Alcantara
※『*』は現在も在籍している選手



●試合の歴史&様々な要素
・ヴィジャレアルは、ホームで開催された欧州の舞台でのイタリアのクラブとの対戦では、これまで5試合を行って4勝無敗
・ラツィオはスペインの地で6試合を行ったが、1勝5敗(唯一の勝利は97/98シーズンのUEFA杯でアトレチコ・マドリードに1-0)。6試合総合の得点は9、失点は20。ラツィオはスペインの地では1試合平均3失点以上
・Valverdeはアトレチコ、エスパニョールのベンチに座っていた際、イタリアのクラブと3度対戦し、すべて勝利
・スカローニはデポルティヴォ時代のチームメイトであるCapdevila、マジョルカ時代のチームメイトであるIbagazaと再会するかもしれない。
・ラツィオのエリセウ(2007-2009マラガ)、マトゥザレム(2007-2008サラゴサ)はスペインでのプレイ経験がある。
・ヴィジャレアルにはパルマでキャリアをスタートさせたジュゼッペ・ロッシがいる。ロッシはロッキと共に北京オリンピックに出場
・バッラルディーニはパルマの下部組織でロッシを指導していた。同監督はロッシについて次のように語っている。「彼は非常に若かった頃から大きな責任感を持っていた。デッセーナやチガリーニといった別の才能と一緒にプレイしていたね。彼はあの時点で既に、現在示しているような素晴らしい特徴を持っていた」。