☆クラウディオ・ロティート会長
「パンデフの状況については、メルカートが閉じられている現在は取り掛かることはできない。メルカートが再開したら、ラツィオはオファーを評価するよ。我々の要求に見合う解決が見つかるのならば、誰もが彼を獲得することができる。現時点では、移籍金について口にするにはまだ早いけどね。我々はパンデフに対してラツィオでのチャンスを与えたが、パンデフはクラブとは共に歩まない選択を下した。だから、我々は我々の行動に出ている。インテルのプリマヴェーラの興味深い選手?ラツィオに到着することのできる選手はインテルの選手だけじゃない」(Corriere dello Sport)



・ラツィオ:将来へ向けた契約更新の動き(Corriere dello Sport)
ラツィオの中で2010年に契約満了を迎えるのはバローニオ、シヴィーリア、ダボだ。その一方でステファノ・マウリの交渉は定められており、クリバリの交渉は先月からストップしている。ラツィオは戦略の調査を継続し、ピッチ上での答えを待っている。上記の5人について、誰が将来にラツィオに属することができるのか?クラブ側は状況を見つめ、考慮しようとしている。
バローニオ、シヴィーリア、ダボ−彼ら3人はいずれも今季で契約満了を迎える:バローニオはプロジェクト・バッラルディーニの基点となった。バローニオの立場の変化はおとぎ話のようなものだ。わずか数ヶ月前までは誰もがバローニオとの再結合は予想していなかったが、現在バローニオの契約更新はすぐに締結される可能性がある。ただ、シヴィーリアの状況は異なっている。ここのところ、ロティート会長は連続的にDF補強に動いているのだ。シヴィーリアの冒険は6月で本当に終了を迎えるのか?それを言うにはまだ早いだろう。シヴィーリア自身にはまだカルチョへの飢えが残っているのである。ダボ?彼はラツィオを愛しているものの、2,3ヶ月前からフランスに帰ることを考えている。
マウリ−彼の契約更新はサインだけとなっている。彼は数ヶ月前から何度もすぐにサインが到着する見込みであることを繰り返し語っている。「僕らは近付いている。僕はラツィオに居続けたい」。ステファノ・マウリはカターニャ戦後にこのように語った。契約更新に向けては、若干の遅れはあったものの、あとは契約年数などのいくつかの詳細を詰めるだけとなっている。2011年に満了を迎える契約を2013年まで延長するか、2014年まで延長するか。違いは非常に小さく、クラブ側はできるだけ早く締結させようとしている。。
クリバリ−彼の契約更新は3月の時点でほぼなされていたが、その後予想もしなかった状況が起こった。クリバリはロッシ監督の采配に四坪意思、テレビカメラの前でクラブに別れを告げたのだ。ラツィオ-キエーヴォ(0-3)で途中交代させられた件で状況は丸っきりが変わり、交渉は止まったのである。しかし、最終的にデリオがクラブを去り、バッラルディーニがやってきたことで、クリバリはローマに残ることになった。そして、クラブはクリバリに対して契約更新に関する話を再び持ち掛けている。クリバリが決して放出されないという確実性があるとは言えないが、クリバリ自身がバッラルディーニ政権において自らが考慮されていると感じていることは確かだ。クリバリは再び居場所を見つけ、再び信頼を見つけている。彼の夢はラツィオでのプレイを続けることとなっている。



・アイマールを狙うラツィオ:代理人「ロティートは私に聞いてきた」(Leggo)
ラツィオはパブロ・アイマールに狙いを定めた。現在ベンフィカでプレイしているアイマールは、ロティート会長によって約束されている1月の補強としてラツィオにやってくるかもしれない。グスタヴォ・マスカルディ代理人がポルトガルのDiario de Noticiasに対してこのことを明かした。「ロティート会長からはつい最近アイマールに関することで連絡を受けた。我々はこの問題について話すために、11月にローマに行くことに決めた」。アイマールの代理人は、アイマールにはいくつかの欧州クラブが追跡を行っているものの、現時点で公式に獲得の可能性を尋ねてきたのはラツィオだけだと説明している。
アイマールは代表入りのためにクラブから去る願望を持っており、イタリアのカンピオナートでのプレイに誘惑されている。ベンフィカとアイマールの契約状況は明白だ。アイマールの契約は2011年に満了を迎えるが、契約解除条項は2000万ユーロに設定されている。これは、ラツィオが夏に2200万ユーロ以上をサラテに費やした際と同じような形式である。
ロティートは買い取りオプション付きレンタルでアイマールを連れて来ようとしているようだ。アイマールとラツィオの運命が横切るのはこれが3度目となる。最初はクラニョッティ前会長が獲得を考え、ロティート会長は2年前に既にラブコールを送っている。



・メルカートの動き(Il Messaggero)
夢のような時間の中で、現実が迫っている。早急に必要な契約更新とメルカート。
ラツィオハウスではフェルナンド・ムスレラの契約更新が頻繁に話されている。ムスレラには既にアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどの多くのクラブが関心を示しているのだ。ムスレラの代理人を務めるダニエル・フォンセカ氏は、現在の年俸50万ユーロを120/150万ユーロまでアップさせることを求めている。なお、契約更新に関してはマウリは完了に向かっており、おそらくバローニオ、クリバリ、シヴィーリアも話し合いを行うことになるだろう。
一方で、ラツィオはメルカートでも注意深く観察を続けている。強化される最初のポジションはDFとなるだろう。ラツィオはDF補強としてグレミオのレヴェル獲得を検討している。ラツィオとグレミオは8月に既に話し合いを行っており、買い取りオプション付きレンタル(レンタル料100万ユーロ+350万ユーロを2010年6月と2011年6月の2回に分割して支払う)で基本合意に達していた。レヴェル自身は年末にラツィオとグレミオが合意に達し、ラツィオのユニフォームに袖を通すことが待ち切れない状態にある。ちなみに、DF補強ではサンパウロ側が1000万ユーロを要求しているにも関わらず依然としてミランダの名前がリストに残されていると言われているほか、ブラジル以外の足音では再びカニーニへの試みを行う可能性がある。
次に、ラツィオは中盤の若干の悩みも解決しようとしている。レデスマの復帰は絶望的なため、ラツィオはレデスマをいくつかの交渉に含めようとしており、マリガとのトレードが最も熱を帯びている。このトレードの実現は簡単ではないが、ロティートとギラルディは良い関係を保っているため、様子を見る必要があるだろう。MF補強では、フランスのレジスタEtienne Capoue('88)、Moussa Sissoko('89)もラツィオの条件に見合う存在となっている。この二人の評価額は500-800万ユーロほどだ。
最後に、インテルはカタールとの親善試合で2ゴールを記録したマケドニア代表のパンデフの1月の獲得を望んでいる。ロティートはインテルに対して移籍金700-800万ユーロ、またはアルナウトヴィッチの保有権半分を求めているが、モラッティ会長は2人の若手のレンタル(おそらく1人は共同保有。候補はKrhin Rene('90)、Obi ('91)、Joel Chukwuma('91))を提示している。



☆Robert Groener代理人(アルナウトヴィッチの代理人)
「アルナウトヴィッチがインテルを去る危険性はない...たとえパンデフが到着してもね。オファーは常に届いているが、我々は全く興味は持ってない。マルコの唯一の関心はインテルでプレイすることなんだ」(Calciomercato.it)