☆ヴェルデッリ氏(パンデフがインテルプリマヴェーラに居た頃の監督) インタビュー(Ilsussidiario.net)
−あなたはインテルのプリマヴェーラでパンデフを指揮していました。あの頃のパンデフはどのような選手だったのでしょう?
「あのとき、パンデフは母国の戦争という特異な状況の中でイタリアに到着した。このような状況では、母国に残っている家族のことを考えてしまうのは当然だし、当たり前のように彼の頭は別の場所にあった。それでも、パンデフは人間として、ジョカトーレとして特徴を示した。難しい状況にも関わらずパンデフはすぐに私に感銘を与えたよ」



−彼の性格は?
「さっき言った困難な状況に加えて言語の障害もあったから、最初はすごく無口だったね。元気もあまりなかったよ。でも、彼は次第にアフリカなどの様々な国籍の選手で混同されたグループの中で正しいバランスを見つけた。そして、彼はすぐに信頼を手に入れ、ピッチ上ではリーダーとしてプレイし、ピッチ外ではいつもジョークばかり言っていた」



−インテルはどうして彼に期待しなかったのでしょう?
「ミステリアスだね。クラブがパンデフに期待を寄せないことに決めたのは本当に残念だった。私は、あの時点でパンデフが既にマルティンスと同等のレベルにあると感じていたんだ。だからこそ、私は何度も話をした。私は彼の可能性を理解していたし、彼がトップチームでプレイすることができることも知っていた。彼にチャンスを与えなかったことは間違いだった。でも、パンデフが小さなチームでの経験を経て、現在ラツィオで爆発したことを考えれば、『正しかった』とも言えるね。彼のことを思うと幸せだよ」



−あなたから見たら、パンデフはインテルのレギュラーとしてプレイする準備はできていますか?
「場合によるだろう。インテルでは大器バロテッリがスペースを見つけられずにいるしね。パンデフにはモウリーニョの求める守備力はあまりないし、彼はジエゴのような古典的なトレクァルティスタではない。プリマヴェーラ時代、パンデフは左右のサイドアタッカーや最前線でプレイしていた。これらのポジションこそが彼にとって最適の場所だろう」