☆デリオ・ロッシ監督 フォルメッロでの退任記者会見(La Lazio siamo noi.it)
「私にとって、ラツィオとの関係が4年で途絶えてしまったことを皆に伝えることは、とても難しい。簡単な選択ではなかったし、重大な選択だった。でも、私はもうラツィオの戦術的なプロジェクトの中心的な存在ではないことをわかっていた。私の決断はずっと前から成熟していた。でも、記者会見を行うことができなかったんだ。記者会見は、毎日通い続け、私の家であると感じていたフォルメッロで行いたいと思っていた。この4年間、我々は何度か欧州の舞台に参戦した。最初のシーズンは予備予選、2シーズン目はブカレストに勝利してCL出場権を獲得した。そして今年はコッパ・イタリアを制覇し、8月8日のスーペル・コッパでもう一つのトロフィーを掲げる可能性を得た。チームは毎年多くの選手が入れ替わり、何度も新たに再スタートしてきた。私にローマのような評価の高い場所でクラブを率いるチャンスをくれたロティート会長には感謝している。彼のお陰で、私は大きな歴史を持つクラブで過ごすことができた。この4年間で指導したすべての選手にも感謝したい。また、あまり知られていない存在のマンツィーニ・チームマネージャー、マッサージ師、医療スタッフも私に良い形で働く可能性を与えてくれた。これらの支えがあったからこそ、私はこの4年間で我々の選手の評価を安定させることができたのだと思っている。何人かの選手は未熟な若手として我々のクラブに到着し、そこから初めてアズーリに選出された。これはすごく素晴らしい出来事だったよ。きっと、ラツィオには将来を作ることのできるしっかりとした基盤がある...」。デリオ・ロッシはビアンコチェレステのベンチへの別れを発表した。



−ミステル、ラツィオで最も美しい思い出は?
「最も美しい思い出は、きっとコッパ・イタリアの勝利だ。あのサンプとの決勝戦では70.000人で埋め尽くされたスタジアムを見ることができた。これは私の夢が叶ったことを意味している。あの風景は、トロフィー獲得以上に巨大な感情にさせられたし、鳥肌が立った」



−ラツィオとの関係が終わることはいつ頃から察していた?
「自分がもう戦術的なプロジェクトの中心ではないと理解したときだ。私は、自分ならより良い何かをすることができたはずだと言うつもりはない。クラブは新たな監督を選択することになり、すべてが終わったんだ。15日前まではこうなるとは思ってはいなかったけどね」



−ロッシ監督はロッカールームと環境の問題によってラツィオとの関係が終了したと言われています...
「No、それは現実とは異なっている」



−今シーズンのラツィオは前半戦はわずか6敗の勝ち点31という結果を残し、ロッシ・ラツィオの記録を更新した。しかし、後半戦は失速した...
「前半戦で勝ち点31を手にしたことで、私はこのチームが5位〜8位に入れると思っていた。でもバランスは変化してしまったんだ。我々がうまくやっていたとしたら、ジェノアと同等の結果を残せていたはずだ。我々がCL出場権を獲得したシーズン、我々は高い目標を設定してシーズンをスタートさせたわけではなかった。だから今シーズン、唯一の目標を設定していなかったことが基本的なミスだったというわけではない」



−ロティート会長は4位以内に入れると感じていたようですが?
「私はNoと答えるよ。我々よりも戦力を揃えたクラブが存在しているんだ...」



−退任は残念?
「すごく残念だ。私はチームの将来を考え、プロジェクトも用意していた。私はこのチームとの絆を感じていたよ。この絆はレッチェ、サレルニターナ、そしてローマでだけ感じることができた。ローマでは快適に過ごせた、私はここに家も買い、ここで生活してきた。ローマとフォルメッロは私の家であり、私の時間だった。ここから去ることになったのは本当に悲しいよ。でも穏やかな気持ちと共にここから去るよ...」



−クラブには何を求めたの?
「私は、自分が本当にプロジェクトの中心にいるのかを確認することを求めていた...」



−目標のない状況は、チームのロッカールームに問題をきたしたのでは? 
「私はこの4年間で120〜130人もの選手を指導してきた。その中でも十分な強いcaratteri(性格・根性・特徴)を持っていたのがディ・カーニオ、ペルッツィ、リヴェラーニ、オッドだ。ただ、今シーズンのラツィオのすべての選手たちは、これらの選手たちよりも強いcaratteri(性格・根性・特徴)を持っていたと言える」



−後悔はない?
「人間は過ちを犯すものだし、間違いを犯さない人間はいない。私はラツィオで働いてきた中で、常にミスを犯してきた。でも何かをやり直せたら良いとは思わないよ。ハッキリとした後悔は一つもない」



「Ok...!! Grazie…」
Ciao Mister... これがまた会いましょうという別れであることを望んでいる...
Lalaziosiamonoi.it編集部より