☆アダルベルト・GrigioniGKコーチ インタビュー(Radio Sei)
−今シーズンはコッパ・イタリアにより美しい満足感では解消できない、難しく厳しい1年になった。
「コッパ・イタリアの制覇はラツィオのすべての環境に大きな満足感をもたらした...これは重要な分岐点だ。我々はこの目標を達成するために、正しい強さと正しいエネルギーを持って戦ったんだ」



−ムスレラのPKセーブは美しかった。
「彼は7人中5人のPKに反応していた。2つは阻止し、3つはあと少し及ばなかったんだ。重要な試合では、常に正確なPKを蹴れるわけではない。サラテは恐れずに真ん中へ決めたけどね。ナンド(ムスレラ)は、相手の助走を見る際に冷静だった。これによって彼はPKのコースを判断することができたのだろう。彼は冷静だったんだよ」



−我々は近年は世界最高の財産を手元に持ち、大きな伝統を持ってきた...ペルッツィ、マルケジャーニ...しかし近年は若干の困難を抱えている。二人の若手GKをコントロールすることはどれくらい難しかった?
「私には、まずひとつ言いたいことがある。GKについて困難を抱えているのはラツィオだけではないということだ。ペルッツィとマルケジャーニのようなGKは欧州を探してもなかなか見つからないよ。若手二人に関しては、精神面以外には仕事に困難はなかった。たとえば、カリーソは賞賛されすぎていたことにより、その代償を支払った。彼はフェノーメノという評価を下されていたんだ。カリーソは、まだ良いGKであって、もっと働く必要があった」



−二人とも1年目で成長しているのですね?
「その通りだ。私は周囲に対して待つよう忠告したが、周囲の期待はあまりにも大きすぎた。カリーソとムスレラは二人とも驚異的な人間だ。彼らの間には家族も交えた交流がある。この二人の異常な関係は、私の仕事に良い影響を与えてくれた」