デルビー:ラツィオのデルビー男ロッキ
ラツィオのデルビー男。彼はこれまでローマデルビー8試合に出場し4得点を挙げた。彼の得点のほとんどは重要なものだった。ロッキはデルビーで3勝3分2敗という成績を残している。
最初のゴールはパパドプーロがラツィオを率いていた2005年1月6日頃のことだ。この試合はビアンコチェレスティ再生の試合となった。それ以降、デルビーはロッキが輝く場、ロッキのスピードにロマニスタ守備陣がもがく場となった。そして現在、運命のように、ジョークのように、ロッキはデルビー前に再び最高のコンディションを取り戻した。シエナ戦での2ゴールは、ジャッロロッサに対するハッキリしたメッセージを意味している。
今シーズンこれまでロッキは4試合において、試合の半分に出場し、3ゴールを決めている。北京五輪での大ケガを経て、彼はデルビーの香りを感じると共に一定のレベルに戻ってきた。そして彼はレギュラーポジションとカピターノの証を切望することが可能となった。
今晩、彼はサラテと共にスタメンで出場することになっており、彼はスパレッティの守備陣やGKドニを困惑させなければならない。ロティート会長はエンポリで怒鳴っていた(ユヴェントス戦でトリプレッタ)ロッキを獲得し、ロッキはローマで完全な成熟を迎えた。
デルビーという難しい試合の中で、大きな名声と共にロッキが完璧な復活を遂げれば、ロッシ監督にはより多くの保証が与えられると言えるだろう。トンマーゾ・ロッキは持ち前の嗅覚でもう一度ゴールを決めることを目指す。(Messaggero)



・沈黙のロッシ監督
トレーニングは非公開で行われるが、多くのティフォージはピッチで何かを見られることを願いながら、フォルメッロに駆けつけた。ロッシ監督はプレッシャーを避けるために、緊張を分散させるために、ラツィオを隠した状態に保っている。これはデルビー前週では恒例と言えることだ。
ロッシ監督がローマ戦に対する態度を変えたジャンニコロの噴水への飛び込みを行った夜から。彼はいくつかの言葉が誤解されることがあることを理解した。「ラツィオにやってきてからは、1日目からデルビーについて話された。私は自らの挑戦の絵を描いていたが、ティフォージは私に対し、デルビーで良い結果を出すことしか求めなかった...」。
ロッシ監督にとってこれは7回目のデルビーとなる。これまでの6試合の成績は2勝2分2敗となっているが、彼は一度もローマより上の順位でデルビーを迎えたことはない。14ポイントのリード:これは10年前に戻ることを強いる状況だ。世界で最も強いジョカトーレを列挙していたクラニョッティの大きなラツィオの時代である。この翌年、ラツィオはスクデットを獲得している。ただ、現在のラツィオとあの頃のラツィオは違う。今のラツィオは非常に若い、将来を見たクラブとなっているのだ。新たなサイクルを開いているラツィオにとって、ローマに対する成功を収めることにも実現すれば、これ以上美しいことはないだろう。ロッシ監督はグループ、そして全ての環境に信頼を寄せている。
ちなみにローマの危機について、ロッシ監督は以前こう語っている。「昨シーズンのローマは恐らく持ちうる可能性より上の状況にいることに成功していたと言える。この特別なレベルを繰り返すことは非常に難しいよ。でも彼らは強い」。ラツィオは11年間アウェイ扱いのローマデルビーで勝利がない。ロッシ監督は反発を避けるために、噴水へのダイビングではなくこのタブーを破ることを夢見ている...(Messaggero)



・サラテ、約束を守れるか?
約束は守らなければならない。たとえ単なる挑発であったとしても。今年の夏、マウロ・サラテはラツィアーレになった初日に周囲を唖然とさせた。「ここローマでは全ての人がデルビーで僕にゴールを決めるよう求めてくる。彼らにはどう答えたいか?なんてことない、僕はローマ相手に少なくとも2ゴール決めるさ」。当時、周囲の人はサラテの発言が真剣なものではないものだと考えていた。しかし現在サラテは、自らに不可能なものは何もないことを示した。彼はこれまで7つのゴール、4つのアシストという小さなフェノーメノを印象付けるパフォーマンスを見せてきたのだ。
このフオリクラッセの可能性はロティートとロッシを楽しませている。実のところ、サラテは夏にラツィオ入りする前にローマの役員へ移籍を依頼していた。「Si、我々は彼をローマに提供した−セルヒオ・サラテ代理人が認めた−でも彼らはそれを考慮しなかった。そして、その代わりにマウロを狙うことに疑いを持っていなかったラツィオから話が到着した」。
デルビーでの2ゴール宣言は、恐らく彼を拒否したローマに対するリヴェンジの欲望から出てきたものだろう。今夜、彼はトッティに反撃する。(Gazzetta dello Sport )



デルビー:予想スタメン(La Lazio siamo noi.it)
ローマ−ドニ:カッセッティ-メクセス-ジュアン-パヌッチ:ペッロッタ-デ・ロッシ-ブリーギ:バプティスタ:トッティ-ヴチニッチ:(アルトゥール-シシーニョ-ロリア-トネット-メネーズ-タッデイ-オカカ)
ラツィオ−カリーソ:リヒトシュタイナー-シヴィーリア-ロゼフナル-ラドゥ:ブロッキ-レデスマ-マウリ:パンデフ-サラテ:ロッキ:(ムスレラ-デ・シルヴェストリ-コラロフ-ダボ-メグニ-フォッジャ-インザーギ)




・ロッシ監督、沈黙のデルビー
昨シーズン後半のデルビーでは、誰もが“裏切り者”ベーラミが「Testa e cuore」と叫んでいた光景を思い起こすことだろう。この試合ではビアンコチェレスティとロッシが3-2で競り勝ち、ローマのスクデットを阻止し、ノルドが喜びに包まれた。
ロッシ監督は3月の勝利と同じレシピを整えるために、挑戦よりも沈黙を選択した。ロッシ監督のスパレッティ監督に対する成績は完全に均衡が保たれている。2006年2月、ローマはデルビーでの勝利により11連勝を達成した。これに対し、ロッシ監督は同じ年の12月10日に3-0でローマに完勝し、リヴェンジを果たしている。この試合後に行われたジャンニコロの噴水への飛び込みは、近年弱まっていたようだった両チームの競争を再開させた。
シエナ戦後、ロッシ監督は沈黙し集中するという選択を明言した。「ローマデルビーはカンピオナートとは離れたカンピオナートであり、順位など関係ない。彼らは価値を取り戻すために非常に高いモチベーションを持って挑んでくるはずだ。デルビーではより落ち着きがあり、より良い準備を行ったチームが勝つ」。(Tempo)