☆メルカートの動き
ラツィオは7月12日からのキャンプにプリマヴェーラのトゥーイア、ファラオーニ、チネッリを召集することになった。なお昨シーズン、プリマヴェーラにおいてカピターノを務めていたコルヴェーシについては3年間の契約を結んだが、彼はオルビアかプラートへレンタル移籍する予定となっている。(Corriere dello Sport)




☆中盤の補強:プルツェッティとザンベッリの場合
以前から名前が挙がっているプルツェッティ。右SBとして新たに浮上したザンベッリ。ラツィオは2つの補強を実現するために、彼らの獲得に向けてかすかに動いている。
ロティート会長はハムシク、マンニーニに続く“もう1つの本物の才能”ザンベッリ('85)獲得を検討している。ラツィオはデ・シルヴェストリのバックアッパーとして、昨夏にインテルのマルコリンが獲得しようとしていたザンベッリを考えているのだ。攻撃参加が得意なザンベッリは3バックの場合には中盤のサイドで有能なプレイをすることができる。
プルツェッティに関してはビアンコチェレスティが長い間標的としている。チェゼーナの下部組織で育ち、ヴェローナで才能を開花させたプルツェッティは昨シーズンはリヴォルノでプレイし、評価を上昇させた。彼はオルシ監督の下では3人の中盤の一角としてプレイしたが、カモレーゼ監督の下では3-5-2の中盤のサイドで起用されていた。ロッシ監督にとってプルツェッティはジョーカー的存在となれるだろう。(Corriere dello Sport)




☆中盤の補強:パロンボの場合
サンプドリアのマッザーリ監督はムディンガイ獲得を望んでおり、マロッタDSもアプローチを開始した。
昨シーズン、出場機会が減り苛立ちを抱えていたムディンガイだが、FIFAの条項は行使しない意向となっている。ただ、彼にはサンプドリアが強い関心を示しており、マッザーリ監督はあらゆるコストをかけてムディンガイを獲得して欲しいという意向をマロッタDSへ伝えた。ラツィオ側はパロンボをトレード要員として提示した場合のみ交渉に応じる方針となっており、サンプドリアにとっては決断が難しい状況となっている。
サンプドリアにとってパロンボはかけがえのない存在だが、もしパルマからチガリーニを獲得できた場合には、彼のラツィオ移籍の道が開けるだろう。ロティート会長とロッシ監督はレデスマの近くでプレイできる選手を探しており、パロンボはその要求に見合う選手と言える。(Corriere dello Sport)




☆中盤の補強:フェルナンデスの場合
明日、FIGCの決定によっては幸せな結末が訪れるかもしれない。FIGCは明日EU外枠に関しての決定を下すのである。もし彼らが第二のEU外枠登録を許可するのならば、フェルナンデスはラツィオへやってくることになる。
ラツィオは既に500万ユーロでリーヴェルプレート側との交渉を終えている。しかし現在フェルナンデスはイタリアのパスポートを所持していないため、彼がラツィオに来る唯一の可能性はFIGCが第二のEU外枠登録を認めた場合のみとなっている。
フェルナンデスは運動量が豊富で攻撃参加も巧く、レデスマ、ダボと共に中盤の3人の一角として理想的な存在となっている。(Corriere dello Sport)




☆DSを巡る動き
ラツィオはDS不在で動いている。そのため現在ロティート会長はパストレッロ代理人、テッラネオ代理人、ティンティ代理人などの推薦を参考に、補強リストを作っている。
新たなDSについては元ユヴェントスのSensibile氏の名前が挙がっているが、彼にはパレルモ行きの可能性もあり、ロティート会長は待機を強いられている。なお彼のほかにはアクリ、ペリネッティ、ペトラーキ、カイラ、ディ・サントが候補となっている。(Messaggero)




☆メルカートの動き
中心的DFを探しているラツィオだが、この交渉においてはザウリがキーとなるかもしれない。ザウリの可能な目的地と言えるのはフィオレンティーナとナポリとなっている。ロティート会長はザウリの移籍金として500万ユーロを要求しているが、両クラブはこの価格設定に驚いており、350万ユーロをベースに交渉を開始することになるかもしれない。
現在のところはダイネッリをトレード要員として用意しているフィオレンティーナが有利に立っている。ロッシ監督はダイネッリを高く評価しており、ラツィオにとっては良い補強となるだろう。ラツィオとフィオレンティーナはこのトレードを具体化させるために動いており、合意を目指している。
ただラツィオには、ザウリに対して320万ユーロを用意しているナポリのDFドミッツィ獲得に動く道も残されている。ラツィオはデ・シルヴェストリのバックアッパーとしてオーストリアのDFGarics獲得についてもナポリと話し合っていたが、昨日彼は共同保有でアタランタへ移籍することが決定した。従って、ザウリについてナポリと交渉を行う場合には金銭のみの形かドミッツィとのトレードという形だけが可能と言える。
ダイネッリ、ドミッツィに対する興味は、ステンダルドの放出が決定的であることを意味している。ステンダルドについてはユヴェントス側が彼を残留させることを望んでいたが、ロティート会長はあまりにも高い条件を要求したため、ユヴェントスはクネゼヴィッチを獲得することを選択し、ステンダルドのユヴェントス移籍は難しくなってしまった。ステンダルドはラツィオにとって計算できるCBの一人であるが、彼はロッシ監督と困難な関係にあるため、ラツィオに復帰する可能性は低いだろう。現在彼にはミランが興味を持っている。
アウグスト・フェルナンデス獲得については、来週ロティート会長がSabbag代理人と会う予定になっている。交渉はその場で完了されると見られており、フェルナンデスは7月12日からのキャンプに参加することになるだろう。ラツィオはレデスマがイタリアのパスポートを取得し、EU外枠が1つ空いたため、フェルナンデスを登録することが可能となった。
最後に、マウロ・ボセッリ獲得は否定されており、ラツィオはサラテに全ての投資を行うことを好んだとされている。(Messaggero)


☆メルカートの動き
サラテ獲得を終えたロティート会長は最も代表的な選手との契約を延長しようとしている。
ロティート会長は昨日、ミラノでブランキーニ代理人(パンデフ、ムディンガイの代理人)と会った。そして2010年までの契約となっているパンデフについてベーラミの二の舞を避けるために、今年中に契約更新を締結させる意向を示した。また両者は2010年に契約が満了するムディンガイに関しても話し合った。ムディンガイには先週サンプドリアがオファーを出したが、ラツィオにとっては不満足な条件だったため合意しなかった。昨シーズン期待外れの結果に終わったムディンガイは新シーズン特別な一年を過ごす準備が出来ており、スタメンを再び奪い取る意思を見せている。
一方で、放出の面ではナポリとフィオレンティーナがザウリを狙っている。フィオレンティーナはザウリ獲得に向けてダイネッリをトレード要員として用意している。またフィオレンティーナはクリバリも標的としており、ラドゥ、ロゼフナル、そしてMoti獲得が近付いているラツィオはクリバリへのオファーを検討する可能性がある。若手GKサンタレッリについては買い取りオプション付きレンタル移籍でPSGへ移籍するかもしれない。彼はマルコ・シモーネの推薦により、2日からPSGのトライアルを受けることになった。その他ではベルニ、ステンダルド、フォッジャの移籍先を探しているほか、ボネットにはキエーヴォかリヴォルノへの移籍が浮上している。フォッジャについてはラツィオ残留を望んでいるが、彼はロッシ監督のプロジェクトには含まれていないようだ。
補強ではマウロ・ボセッリが500万ドルで到着するだろう。またMotiについては金曜日にロティート会長がディナモのフロント陣と電話で話し合う予定となっている。ただし、ラツィオはMoti獲得を完了させる前に現有戦力を放出しなければならない。(Tempo)




☆メルカートの動き
新シーズンへ立ち向かう用意ができているラツィオは更なる補強を目指している。そして90年代から00年代のようなアルゼンチン・ラツィオを作ろうとしている。
次なる標的はボカ・ジュニオルスのボセッリ('85)である。イタリアのパスポートを所持している彼は今シーズン、出場機会に恵まれない中でいくつかのゴールを記録した。南米では、ラツィオは既に交渉を行っており500万ドルの3年分割払いで合意に近付いていると伝えられている。ただ、ラツィオはボセッリをアモルーゾとトレードさせる形でレッジーナへ放出する可能性もある。
ラツィオを去ったサバティーニDSはパレルモへ向かうことになるだろう。パレルモのザンパリーニ会長は現在DSを務めているフォスキを副会長に昇格させることを決断し、フォスキを残した上でサバティーニを招聘する方針となっている。一方でラツィオの新DSにはSensibile氏がやってくることになるだろう。73年生まれのSensibileは3月までユヴェントスに在籍していた。彼の最初の任務は多くの選手を整理し、放出するという難しいものとなる。まず最初にラツィオから去るのはロッカールーム内で問題を抱え、ロッシ監督が放出を許可したステンダルドとザウリとなるだろう。彼らの移籍先として最も見込みのあるクラブはナポリとなっており、ラツィオはザウリの譲渡+ステンダルドのレンタル移籍と引き換えにドミッツィを獲得する交渉を開始している。ドミッツィ獲得のためには700万ユーロに値する交渉を行わなければならない。
その他にはバローニオ(レッジーナ、ブレシア、キエーヴォ)、ボネット(リヴォルノ)、ベッレーリが放出される予定となっている。また800万ユーロのオファーが届いたロゼフナルもクラブを去る可能性がある。その一方でフォッジャにはラツィオから去る意向はない。
最後に、ロッシ監督はセーザル復帰という案を支持しなかった。(E Polis)




☆メルカートの動き
カリーソ、サラテ、フェルナンデス(パスポート取得実現を待機中)のあと、ラツィオは再びアルゼンチン人のボセッリを獲得しようとしている。
一方で若手GKサンタレッリ('88)はレンタル移籍でPSGへ移籍する。(Gazzetta dello Sport)




☆メルカートの動き
ラツィオはカリーソとサラテのあと、今度はボセッリ獲得に動き出しており、すぐに正式に決定するかもしれない。移籍金は500万ドル、およそ300万ユーロ前後となる。150万ユーロはすぐに支払われ、残りの半分は2年間に分割して支払うことになる。
フェルナンデス獲得に関してはパスポート取得に依存されている。彼がパスポートを取得するのならば、交渉は終えられるだろう。逆にパスポート取得が実現しなかった場合にはロティート会長は標的を変えることを強いられることになる。
DSに関してはサバティーニがSensibileと共にパレルモへ向かうことが決定的となっており、ラツィオにはペリネッティがやってくる可能性が高くなっている。(Leggo)



☆メルカートの動き
ラツィオはリーヴェルプレートのアウグスト・フェルナンデスを手中に収めている。ただ彼がラツィオにやってくるのは、フェルナンデスがパスポートを取得した場合かFIGCが第二のEU外枠登録を許可した場合のみである。
中盤の補強に関する新たな動きではサンプドリアのパロンボの名前が挙がっている。彼の獲得へ向けてロティート会長はサンプドリアが獲得を尋ねているムディンガイをトレード要員として提示しようとしている。(corrieredellosport.it)




☆メルカートの動き
ラツィオはますますアルゼンチンの植民地となるようだ。
実際、ボカ・ジュニオルスのマウロ・ボセッリ('85)は確かにラツィオに到着することになるだろう。ブエノスアイレス生まれの彼は05-06シーズンにマラガ(スペイン2部)でプレイしており、欧州での経験がある。彼にはトリノ、カターニャも追跡を行っていたが、ラツィオは競争に勝つことに成功したようだ。
ボセッリの獲得はまもなく正式発表されるかもしれない。ボカ側は、ラツィオから500万ドル前後でボセッリを獲得する意向が明記された正式なファックスが届くのを待っている。ボセッリはラツィオ移籍後に、すぐにアモルーゾとのトレードでレッジーナへ放出されるという仮説も存在している。
DSに関してはサバティーニの後任を探しており、Sensibile、アクリ、ペリネッティの名前が挙がっている。なお以前まで候補に挙がっていたトゥロッティはクレモネーゼと契約したため、消滅した。
選手の放出ではボネットに対してキエーヴォ、リヴォルノが関心を示している。ラツィオ側はパスポート問題が解決されていないフェルナンデスに代わる選択肢としてリヴォルノのプルツェッティ獲得のためにボネットを提示するかもしれない。フェルナンデスに代わる選択肢には、実現は難しいもののシンプリシオの名前も挙がっている。放出において重要な存在となっているのはロティート会長が650万ユーロと評価しているフォッジャだが、彼はラツィオに残留することを望んでいる。(Corriere della sera)




☆メルカートの動き
サバティーニがクラブから去ったことにより、現在は全ての交渉をロティート会長が行っている。現在彼は選手のトレード、契約更新、レデスマのパスポート取得に関する行動を実行している。ロティート会長は最後までサバティーニDSが残留することを望んでいたが、以前からサバティーニDSがパレルモへ向かう予定となっていたことを考えれば、それは不可能なことであった。
ロティート会長はサバティーニDSの後任についてはコレッタ氏と話し合い、コレッタ氏はSensibile氏の名前を出した。ただSensibile氏はサバティーニを追ってパレルモへ向かう可能性もある。
ロティート会長はメルカート上ではアモルーゾ獲得の破棄、Moti獲得の動きの継続、ザウリ-ダイネッリのトレード交渉といった動きを見せている。その他ではボセッリ獲得が近付いているほか、若手GKサンタレッリがPSGのトライアルを受けることになった。(La Repubblica)





☆メルカートの動き
ヴェロン-シメオネ-アルメイダ-センシーニ-クレスポというLaziargentinaを覚えているだろうか?ラツィオは彼らと共にショーを繰り広げ、スクデットを獲得し、カップ戦でも勝利を収めた。そして現在、新たなLaziargentinaがフォルメッロに生まれようとしている。
現在のラツィオにはレデスマだけでなく、期待されているGKカリーソ、天才少年サラテが到着した。そしてラツィオはさらにマティアス・フェルナンデス、マウロ・ボセッリを獲得しようとしている。フェルナンデスは肌が黒っぽいことからファンに“El Negro”と呼ばれ、崇拝されている。彼はベーラミの穴を埋める形でラツィオへやってくることになりそうで、ロッシ監督もベーラミの後釜という悩みを解決できたといえるだろう。フェルナンデスは既にラツィオと基本年俸60〜70万ユーロで合意し、両クラブ間も400万ユーロの移籍金で合意している。彼の到着を決定させるにはパスポートの問題解決を待つ必要があるが、別の道、つまりFIGCが第二のEU外枠登録を許可した場合にはそれだけですべてを解決させることもできる。
一方でボセッリにはパスポートの問題がない。交渉は48時間で完了され、彼はすぐに移籍が正式決定するかもしれない。彼の移籍金は300万ユーロとなる。(Gazzetta dello sport)



☆メルカートの動き
ラツィオとアルゼンチンには特別な関係が存在している。アルゼンチン人がラツィオと結ばれることはしばしば目にしてきた出来事であり、現在ロティート会長はこの魔法の方程式を提案しようとしている。
クラニョッティが作った夢のチームがラツィオに2度目のスクデットをもたらした時、ラツィオでは4人のアルゼンチン人が主役としてプレイしていた。DFの一角にセンシーニ、中盤ではアルメイダと“チョロ”シメオネがタックルを見舞い、ファンタジスタのヴェロンが攻撃を仕上げるという形だ。アルメイダは翌シーズンにクラブを去ったが、彼と入れ替わる形で新たにクラウディオ・ロペス、カストロマン、クレスポというアルゼンチン人がクラブに加わった。その後は02-03シーズンにソリンが加入し、04年にはタラモンティ、ゴンザレス、レキ、ブライアン・ロベルトなどがチームの層を厚くしていた。
2年前、ラツィオはレデスマのお陰でアルゼンチン人との失われた関係を再発見した。そして現在、ロティート会長はカリーソ、サラテを獲得し、さらにアウグスト・フェルナンデスの獲得を確実なものとしており、ボカのボセッリ獲得も近付いている。ボセッリはアモルーゾ獲得のためにレッジーナへ移籍する可能性がある。
その他の動きではセルビア出身でスイス代表のNenad Savic(27)を追跡している。(DNews)




☆メルカートの動き
ボカのパブロ・レデスマはカターニャ移籍で決着した。また同じボカのFWボセッリは500万ドルでラツィオへ移籍することになり、すぐに正式に発表される見通しとなった。
ボセッリはアルゼンチンでは59試合11得点という成績を残している。(ANSA)