☆Bocchetti獲得が浮上
レッジーナのアモルーゾはラツィオと合意に達し、あとは正式発表を残すのみとなった。そしてラツィオは既にDF補強に向けて動き出しており、チュラム獲得を夢見ている一方でSalvatore Bocchetti(21)獲得も考えている。チュラムは契約満了により、移籍金ゼロで獲得することが可能となっているが、ラツィオ入りの可能性は高いとは言えない状況にある。ロティート会長はこの選択肢を信じ続けているが、その一方でイタリアU-23代表に選ばれているボッチェッティに目を向けている。またラドゥとMotiの代理人を務めているベカーリ氏は「ラツィオとローマがMotiを気に入っている。彼の移籍金は500万ユーロだ」とコメントしている。
ボッチェッティは現在アスコリとフロジノーネで共同保有されている。ボッチェッティにはレッジーナが獲得に動いているほか、シエナ、マジョルカ、ニューキャッスルも調査を行っているが、ラツィオはアスコリが所有する保有権50%を買い取ることを考えている。86年生まれで身長が180cmのボッチェッティはランチアーノでキャリアをスタートさせ、その後アスコリへ移籍し、1月にフロジノーネへ到着した。サバティーニDSはイタリアの金の卵と見られているボッチェッティの才能に注目しており、アスコリが所有する保有権買い取りへ向けて連絡を取るという賢明な動きに出ようとしている。
チュラムについては狂ったアイデアとも考えられているが、ロティート会長は真剣に彼の獲得を考えている。ラツィオがチュラムに関心を持っていることはフランスでは確信を持って伝えられているのである。チュラムにはPSG、モナコも獲得に動き出しているが、チュラム自身は現在EUROでフランスのために戦うことだけを考えており、移籍先については決断を下していない。そしてラツィオ側は彼に1年間の契約に1年延長のオプションを付けるという条件を提示し、返答を待っている。チュラムの獲得が実現すれば、若手DFの成長が促進されるだろう。
中盤ではベーラミとムタレッリの移籍が濃厚となっているため、少なくとも3人の選手を補強しなければならなくなるかもしれない。現在のところラツィオはパレルモのグアーナ、シンプリシオ、レッジーナのHallfredsson(フォーティ会長とロティート会長の関係は素晴らしいものとなっている)に目を付けている。なおラツィオは国外へも目を向けており、リーヴェルプレートのフェルナンデスやエスパニョールのサバレタの名前も挙がっている。
最後に、アルビーノレッフェのトゥロッティDSがラツィオにやってきた場合、恐らく彼は左SBのフェデリコ・ペルソ('84)を連れてくるだろう。現時点でラツィオの左SBにはコラロフ、ラドゥ、ザウリが居るが、ザウリの移籍は確実となっており、トリノへ去る可能性がある。ラドゥとコラロフは安定した点にあり、ペルソは選択肢となる。(Corriere dello Sport)




☆サバティーニ慰留に動くロティート
サバティーニDSは契約満了と共にラツィオを去ることを表明している。しかしロティート会長とロッシ監督は彼の残留のために動こうとしており、彼がラツィオでの冒険を続ける可能性は存在している。
サバティーニDSは現在もメルカートでの調査と活動を続けている。ラツィオと共に成長したサバティーニDSは今シーズンの暗い結果の責任を負い、クラブを去ることを表明したが、ロッシ監督は彼の発言とは正反対な言葉を残している。ラツィオの第一オプションはサバティーニDSの続投にあるが、彼の後任にはアルビーノレッフェのトゥロッティDSが挙がっている。(Corriere dello Sport)




☆ベーラミ⇔オズヴァルドorポテンザ
ベーラミのフィオレンティーナ移籍。ユーヴェ、ミラン、パレルモのあと、フィオレンティーナはベーラミ獲得に向けてラツィオに新たな可能性を提供するかもしれない。ラツィオはオズヴァルドに狙いを定めている一方で、フィオレンティーナ側はポテンザの譲渡を準備している。これらのことを見るとフィオレンティーナとの交渉は最も複雑なものと言える。
ポテンザのラツィオ移籍が浮上しているのはこれが初めてではない。セーザルがインテルに移籍した際、インテルはポテンザをラツィオに放出しようとしていた。
最後に、禁じられた夢となっていたパッツィーニについては、長い間ベーラミを見つめてきたフィオレンティーナがラツィオと合意に達した場合、移籍を受け入れるかもしれない。(Corriere dello Sport)




☆ベーラミ⇔ミッコリorグアーナ
ベーラミのパレルモ移籍。これについては既に会談が行われており、ロティート会長とザンパリーニ会長が交渉を開始している。
ロティート会長はベーラミの譲渡のためにグアーナ(完全移籍)+600万ユーロというあまりにも高い条件を求めた。もちろんこれはあっけなく撃沈したため、ラツィオは600万ユーロの移籍金の代わりに技術的な補償としてミッコリかシンプリシオの獲得を考えるかもしれない。
シンプリシオは攻守において貢献できる非常に柔軟な選手である一方で、グアーナは完璧な選手でレデスマのバックアッパーとしても、右サイドのMFとしてもプレイできる。ちなみにラツィオの夢はミッコリ獲得となっているが、パレルモがミッコリの放出に応じる可能性は少なく、またミッコリの年俸に関してもラツィオの許容範囲を超えているため、実現が難しいことは明らかとなっている。(Corriere dello Sport)




☆ベーラミ⇔アバーテorシミッチ
ベーラミのミラン移籍。ロティート会長の仮説2である。ラツィオはお金ではなく補償を得ることを考えており、ポッツィ、マトリ、シミッチの獲得が浮上している。ただラツィオの本当の目的はザンブロッタに似たタイプのアバーテ('86)となっている。
アバーテの新たな移籍先を見つけなければならないミランは彼をラツィオに放出するかもしれない。アバーテはまだ若く、年俸についてもロティート会長のサラリーキャップ内に収まる額となっている。
一方でシミッチについては多くの困難がある。彼は30歳を越えているにも関わらず高額年俸を受け取っており、ミランとも契約を延長したばかりの状況にあるのだ。ポッツィとマトリについても、マトリの将来はカリアリに縛られており、ポッツィはケガにより8月以前に復帰することは不可能となっているため、ラツィオ入りは難しいだろう。それらを踏まえれば、ラツィオにとってはアバーテが最も興味深い候補となる。ただし、グルクフの名前が突然浮上してくることも酷い仮説ではないかもしれない。(Corriere dello Sport)




☆ベーラミ⇔マルキジオorアルミロン
ベーラミのユヴェントス移籍。ユヴェントスはベーラミに関心を持っており、ラツィオはトレード要員として第一候補にマルキジオ、第二候補にアルミロンを考えている。この二人はステンダルドとトレードされる可能性もあるが、ユヴェントス側はステンダルドについては買い取りオプション額の減額かレンタル延長を望んでいる。
一時トレード要員に挙がっていたランザファーメはパレルモへの移籍が決定したため、第一候補はマルキジオとなっているが、ラツィオが長い間好んでいるアルミロンも依然として候補に挙げられている。ロティート会長は宝石であるベーラミの放出に対して、移籍金ではなく技術的な補償を求めており、ユヴェントスはベーラミの評価に見合う選手をトレード要員として提示しなければならない。
ユヴェントスがベーラミの獲得を考えていることは明らかとなっており、ラツィオとユヴェントスは素晴らしい関係を築いているため、ベーラミがユヴェントスへ移籍するという話は決して狂った考え方ではなく、ファンタメルカートでもないだろう。(Corriere dello Sport)




☆リケルメを諦めないラツィオ
ラツィオとパレルモはいくつかの交渉を定めるために接触を強めている。パレルモがベーラミとフォッジャに、ラツィオがカヴァーニとミッコリに興味を示していることは明らかとなっている。ザンパリーニ会長はロティート会長とベーラミに関して話し合いを行ったことを認めており、彼自身がベーラミに強い興味を持っていることも認めた。そしてラツィオはトレード要員としてカヴァーニかミッコリを求めている。
なおラツィオは欧州に戻る準備ができているリケルメ獲得に向けて連絡を取るために調査を続けている。リケルメの市場価格は1000万ユーロとなっているため、ラツィオは買い取りオプション付きレンタルでの獲得を望んでいる。サバティーニDSはこれまでアルゼンチンの市場を何度も利用しており、今度はリケルメを得るための試みを行うと見られている。またリケルメ以外にもアルゼンチンではフェルナンデスとサバレタを気に入っている。フェルナンデスが所属するリーヴェルプレートとラツィオはカリーソの交渉を終えて以降素晴らしい関係にあるが、フェルナンデスの評価額は800万ユーロに上昇している。EUパスポートを所持しているサバレタについては、本人はエルパニョールとの契約更新を拒否しクラブを去ることを望んでいる。彼の獲得に必要な資金は800万ユーロと見られている。(Corriere della Sera)




☆セイタリディス獲得が浮上
ラツィオはデ・シルヴェストリのバックアッパーを探しており、ユヴェントスが獲得を狙っているセイタリディスに目を付けている。
その他の話題ではバッロッタは契約を更新しない見込みとなっており、新シーズンの第2GKはムスレラとなる可能性が高くなっている。ベーラミに関してはロティート会長はシンプリシオとのトレードやグアーナ+600万ユーロという条件を求めたが、ベーラミ自身にパレルモへ移籍する意向は無く、彼は国外で経験を積むことを望んでいる。なお買い取りオプションの期限が6月20日までとなっているロゼフナルにはジェノアが興味を示している。最後に、ラツィオとローマはディナモ・ブカレストのCBCosmin Motiを気に入っている。(Gazzetta dello Sport)





☆アイマールに750万ユーロのオファー
ラツィオはアイマール獲得へ向けてサラゴサに750万ユーロのオファーを出した。ただアイマールの年俸に関しては問題が残っている。なおラツィオはシンプリシオに向けても攻勢をかけており、フォッジャの譲渡に加えて移籍金を支払うという条件で獲得することになるかもしれない。(Repubblica)




☆シンプリシオ獲得に動く
ラツィオはパレルモのシンプリシオ獲得に向けて動き出しており、ベーラミ(可能性は少ない)、フォッジャ、ムタレッリといった選手をトレード要員に提示しようとしている。なお数日前ラツィオはベーラミのパレルモ移籍に向けてグアーナ+600万ユーロという条件を求めたが、パレルモ側はネガティヴな返答を出している。
その他の話題ではバッロッタとの決別が確実となっている。DFの補強ではCosmin Motiが浮上している一方でジェノアがニューキャッスルからレンタル加入中のロゼフナル獲得に動き出している。SBではユヴェントスが狙っているセイタリディスの獲得が提案されている。(Repubblica Ed. Roma)





☆パレルモと交渉
ラツィオとパレルモはメルカートについて話し合いを行っている。パレルモ側はフォッジャの獲得に動いており、ラツィオ側も彼を引き渡す準備ができている。ラツィオのサバティーニDSとパレルモのフォスキDSは電話で接触を行っており、両者は異なる選手について触れ合っている。
フォッジャについて、ラツィオは600万ユーロに加えて技術的な補償(トレード要員)を求めているが、パレルモ側は100万ユーロに加えて技術的な補償を提示する準備ができている。ラツィオ側のリストにはシンプリシオとグアーナの名前が挙がっており、彼らはベーラミの後釜として考えられている。
ムディンガイについては残留を希望するコメントを残しているが、ムタレッリはパレルモ復帰のためにラツィオを去ることになるかもしれない。ラツィオは上記の選手以外にもパレルモとパルマが共同保有しているブダンに興味を持っている。またビアンキの買い取りオプション行使を破棄したことにより、FW補強としてカヴァーニの名前が挙がる可能性もある。
最後に、Turaciはフェネルバフチェとの契約が満了する6月30日以降にラツィオに到着することが濃厚となっている。(Tempo)




☆シンプリシオの名前が急浮上
ラツィオとパレルモの間でシンプリシオという芽が姿を現した。DF補強でTuraci獲得が確実となった後、ラツィオは中盤の補強に動き出しており、シンプリシオが候補に挙がっている。シンプリシオは2006年夏にラツィオ移籍が近付いていたがパルマとの合意は見つからず、最終的にはパレルモ移籍が決定した。
しかし状況は変わるかもしれない。ザンパリーニ会長はフォッジャの獲得のためにシンプリシオをトレード要員として提示する準備ができている。ただし、フォッジャについてはカリアリの動きを見る必要があり、あと2,3週間は待たなければならない。カリアリには450万ユーロでフォッジャを買い取るオプションがあるが、彼らは恐らくそれを行使しないだろう。
またこの2クラブはベーラミについても話し合いを行っており、パレルモ側はベーラミに正しい評価を与えた上でロティート会長にオファーを出す準備ができている。現時点ではベーラミ自身にパレルモへ移籍する意向はないものの、パレルモ側はベーラミを確信させるために会談を行おうとしている。
なおラツィオはパレルモのグアーナ、ビアーヴァも気に入っている(ロッシ監督は長い間彼らの獲得を求めている)。グアーナについては2年前にロッシ監督がロティート会長へ獲得を求めたが、ロティート会長はグアーナに350万ユーロの移籍金を支払うことを拒んだ。ただ現在ロティート会長はグアーナの獲得に向けて、ムタレッリをトレード要員として提示する準備ができている。ムタレッリはザウリと共にメルカートに出ることを決意し、パレルモ復帰に向けた問題は無い。ロティート会長とザンパリーニ会長は既にムタレッリについても話し合いを行っており、ムタレッリが移籍金なしでパレルモを去ったことはもう忘れられていることがわかったため、この件は小さな心配に留まっている。両クラブの大きな交渉においては、ザウリが予想外の移籍を実現させる可能性もある。ただしザウリにはミランも興味を示している。
FWの補強ではアモルーゾの状況が複雑となり、ロティート会長はカヴァーニかブダンの獲得を試みようとしている。フェネルバフチェのDFTuraciについては代理人との交渉を続けている。彼の保有権はロシアの企業が所有しているため、これが悩みの種になる可能性もあるが、この問題を解くために必要な資金は70万ユーロとさほど高く無い額となっており、来週始めにも交渉が完了するかもしれない。
その他の話題ではステンダルドについてまもなくユヴェントスと交渉を行うと見られており、マルキジオがラツィオへ移籍することになるかもしれない。DF補強ではドミッツィ獲得のためにフィオレンティーナと共に提示額と修正した上でオファーを出すと見られている。レンタル組に関してはラドゥの残留が確実な一方、ロゼフナルとビアンキはクラブを去るだろう。(Messaggero)