☆クラウディオ・ロティート会長
「マッザーリと会談した?そんなことはしていない。ロッシ監督?彼とはシーズン後に会談を行うと何度も言っているだろう。彼とは2009年まで契約があるし、将来へ向けて話し合いを行わなくてはいけない。もしお互いに合意することができたら、監督を変更する必要は無い。将来のプロジェクト?今シーズンは我々の将来のベースとなるだろう。我々のプロジェクトには問題がある?今年我々が犯したミスを繰り返すつもりは断固として無い。サバティーニ?彼は6月30日まではラツィオのDSだ。彼はもう辞任したと言われているが、これは今まで何度も繰り返されてきたデタラメだ。6月30日以降、サバティーニDSがラツィオに残るかどうか見届ける必要がある」(Dire)
「マッザーリとは会っていない。新聞は読んでいないから何を書かれているのかは知らないよ。ただメディアはラツィオに関するウソの情報を書くことが趣味になっているようだね。ロッシ監督とも昨晩は会っていない。私には千もの他にするべきことがあるから会議は延期しなきゃならなかったんだ」(Dire)




☆マッザーリ招聘を逃す?
ロティート会長はマッザーリを欲しているが、マッザーリをサンプドリアから盗むための決定的な瞬間を逃してしまうかもしれない。サンプドリアは現在マッザーリに契約更新をオファーしており、一方のロティート会長はロッシ監督の今後に関してまだ決断できずにいる。(calciomercato.com)




☆ロッシ監督とロティート会長が会談
ロティート会長は予想を裏切り、昨日ロッシ監督と会談を行った。ただこれといった進展は無く、特に意味のあるような内容にはならなかった。ロティート会長は全てをスッキリさせる形でロッシ監督を話し合うことを望んでいる。なおロッシ監督の後任としてはマッザーリ、ジャンパオロ、ベレッタ、ジーコを調査している。
ロッシ監督は一部の選手との関係にヒビが入っている。またレッチェ戦前の電話に関する裁判も明日行われることになっており、場合によっては資格剥奪という危険性も存在している。ロッシ監督の契約は2009年までとなっており、来年のロッシ監督の年俸は85万ユーロとなる。ただロッシ監督のスタッフを含めると額は200万ユーロほどになる。もしもラツィオが変化することを選択したとしても、財政的な見解は失敗ではないと見られている。
パンデフに関してはラツィオに留まるだろう。この混沌とした時間の中でもパンデフの今後だけは落ち着いた状況にある。ロティート会長はコッパ・イタリア敗退後にパンデフの代理人を務めているパッラヴィチーノ氏に会っている。そしてその場でパンデフに対して2015年までの5年間の契約延長、ロッキと同じ形式での年俸100万ユーロ以上(ボーナス込み)という条件をオファーし、パンデフのサインに近付いており、クラブは安堵のため息をついている。(Messaggero)




☆アコリ監督(リミニ)
「(ラツィオ、サンプドリア、レッジーナ、シエナが招聘を狙っていると言われていることについて)私はどんな広場も受け入れるつもりだ。セリエAに到着できるのならば、それだけで大きな意味を持っているからね。ラツィオ行きが一番熱い?ラツィオを率いるのは怖いし、わからないよ...」(Goal.com)




☆マッザーリ監督(サンプドリア)
「2,3日以内にクラブと話し合いを行う。ラツィオとナポリ?否定するのは役に立たないから言うよ。ラツィオとナポリは私を求めている」(Calciomercato.com)




☆ロッシ監督50%、マッザーリ監督25%、ベレッタ監督15%、アコリ監督10%
昨日、ロティート会長はロッシ監督と話し合いを行った。ロティート会長の前提は2009年まで契約が残っているロッシ監督との関係を続けるというところにある。ただロッシ監督はこの話し合いの中で新たなプロジェクトと共に再スタートを図ることを望んだ。なお話し合いの最後に両者は握手をし、別れた。(Gazzetta dello sport)

ロッシ監督50%
<ポジティヴな面>
ラツィオの監督については多くの名前とアイデアが浮上しているが、最も見込みのある仮説はロッシ監督の残留となっている。ロッシ監督との契約はあと1年残っており、この1年で良いシーズンを送るのか、期待外れのシーズンを送るのかでその後の行方が左右されるだろう。


<ネガティヴな面>
ロッシ監督に関する大きな疑いはロッカールームの関係にある。今シーズン、ロッシ監督は多くの問題を抱えロッカールーム内も混乱が生まれていた。そのためロッシ監督はチームを入れ替えることを尋ねたが、ロティート会長は今シーズンの選手をベースにしたプロジェクトで再スタートを切ることは可能であると保証した。




マッザーリ監督25%
<ポジティヴな面>
マッザーリ監督は現在のイタリアのベスト監督トップ5に入っている。マッザーリ監督はこれまで2度ほど信じがたいシーズンを送っている。1年前には勝ち点−15というペナルティーを受けながらレッジーナをセリエAに残留させ、今シーズンはサンプドリアでCL出場権争いに参戦しているのだ。彼は結果を得るために必要なものを融合させる方法を知っている現代的な監督で、選手の力を最大限に引き出すことが上手い。例で言えばカッサーノだろう。


<ネガティヴな面>
ロティート会長にとってマッザーリ監督という名前は豊富な投資が必要となる。まずマッザーリ監督はサンプドリアで85万ユーロという高額年俸を貰っているのである。そしてマッザーリ監督がラツィオにやってきた場合、彼がビアンキの買い取りや新たな補強を求めることは確実といえる。




ベレッタ監督15%
<ポジティヴな面>
マッザーリ監督と同等の評価を受けているわけではないが、ベレッタ監督もここ2年非常に重要な何かを残してきた。彼は選手たちとの関係を作ることが非常に巧みで、彼と選手たちの間には異常な人間関係がある。もちろんロッカールームで問題が生じたことは無い。


<ネガティヴな面>
ベレッタ監督には未知数な点がある。ビッグクラブ(パルマ、キエーヴォで失敗)を率いるためにはまだ経験が不足しているのだ。地方のクラブから中心都市のクラブへステップアップするのは決して簡単ではない。環境、選手同士の関係、すべてが丸っきり違うのである。20人の選手を危険な状況にせずにまとめることができかどうかはわからないだろう。




アコリ監督10%
<ポジティヴな面>
アコリは保証の少ない仮説である。しかし、より魅力的な選択肢でもある。全てが賭けになるが。アコリ監督率いるリミニはセリエBで最も美しいカルチョを演じており、そのうえ確実に結果をもたらしている。彼の家族はラツィアーレであり、つまり彼は首都ローマと無関係な外国人ではない。


<ネガティヴな面>
先ほど賭けと言ったその内容は次の通りである。まず彼にはセリエAでの監督経験が一度も無い。53歳の彼はリミニをセリエC2からセリエBまで引き上げているが、これまでの間ずっと下部カテゴリーでキャリアを過ごしてきた。またセリエBでは通用している攻撃的な戦い方もセリエAで成功するとは限らない。さらに、もしも彼がラツィオに到着したとしても、周囲は懐疑的な目で迎えることになると見られており、その場合はすぐに結果を得て周囲を納得させることを強制されるのである。(Gazzetta dello sport)