☆対照的なラドゥとロゼフナル 
微笑を見せて満足しているラドゥ−。失望しているロゼフナル−。1月にラツィオへ加入したこの二人は対照的な状態にある。
21歳のラドゥは加入当初は新シーズンからの戦力として期待されていたが、彼はチャンスを活かす方法を熟知していた。そして現在はコラロフからポジションを奪い、ジョーカー的役割を果たしている。ロッシ監督はコラロフよりも機敏で空中戦に強く守備力があるラドゥを好んでおり、ラドゥはリヴォルノ戦では主役と言える素晴らしいパフォーマンスを見せて自らの価値を証明した。これまで6試合に出場しCB、SBとしての個性とセンスを披露しているラドゥについて、ラツィオは100万ユーロのレンタル料に加えて350万ユーロで完全に買い取ることが出来るオプションを付けた形で獲得している。
一方でロゼフナルはビアンコチェレスティでの居場所を見つけられずに居る。エンポリ戦では右SBとしてスタメン出場を果たしたものの、良いパフォーマンスを見せることは出来なかった。ロゼフナルはセンターバックでの出場を望みプレミアリーグを去ることを決意したが、ロッシ監督はCBについてはシヴィーリア-クリバリという二人のコンビを非常に気に入っている。ロゼフナル自身は雑誌でのインタビュー上で「僕はラツィオに残りたいと思っているけれど、夏にラツィオがどういう決定を下すか見守りたい。ローマはニューキャッスルとは違って18℃の暖かい気候がある。僕はEUROに最高の形で挑めるよう、プレイするためにここへ来た。今のところは幸せではないけれどまだ時間は残されている」と語っているが、ラツィオは530万ユーロで彼を完全に買い取るべきなのか決めかねている。(Messaggero)