☆ロッカールームのグループ
ラツィオのロッカールームでの最後の喧嘩はカーゾ監督とディカーニオによるものだった。
ラツィオのロッカールームにはかつてペルッツィ、ディカーニオというカリスマ性のある二人の選手が居た。ディカーニオは常にチームメイトを叱り、刺激を与え、より多くの可能性を与えていた。ペルッツィもローマデルビー前にチームメイトを夕食に誘い、最高の形で大きな難問に挑むことを要求し、デルビーでは実際に良い結果を収めた。
遠い昔はシメオネとコウトの乱闘、デルビー敗戦後のファヴァッリとマンチーニの口論などがあった。しかし現在のロッカールームは穏健で支配されている。国籍を問わず、多くの選手が食事を共にしているのである。カピターノのザウリ、“祖父”バッロッタ、シヴィーリア、ムタレッリはロッキと共にしばしば食事に出かけている。また最近父になったロッキはFWでコンビを組むパンデフとも仲が良い。パンデフはしょっちゅうロッキの家を訪れており、ロッキにとってパンデフはディカーニオに代わる親友となった。ベーラミとマウリの関係もこれと同じようなものとなっている。
フィルマーニ、ムディンガイ、デ・シルヴェストリは若手の先頭に立ったグループとなっている。ロマーノのフィルマーニとデ・シルヴェストリは1月に加入したビアンキを溶け込ませた。また若きルーマニア人ラドゥもこのグループに溶け込んだ。一部のジョカトーレたちは一緒に食事をするという“儀式”を行い、どの選手を自分のグループに受け入れるのか選別を行った。(Messaggero)