☆デ・シルヴェストリ インタビュー(Messaggero)
−デ・シルヴェストリの2007年は満足な形で終わりを迎えました。
「魔法のような1年だった。僕はジョカトーレとしてプロで生きて行くためにこれまでずっと努力してきた。その努力がこの1年で返ってきたんだ」




−2007年の最も美しい出来事は?
「5つある。ブカレストの夜、アテネでのCLデビュー、ガブリエレ・サンドリに捧ぐナポリ戦でのゴール、U-21イタリア代表入り、ラツィオとの契約更新だよ」




−内容を詳しく聞かせてください。
「ブカレスト戦は第1戦で引き分け、CL出場権を獲得することは難しかった。それでも僕たちは勝利を得た。試合後に皆で抱き合ったことは決して忘れられない出来事だった。19歳で迎えたCLのデビュー戦は、今まではTVで聞いていたCLテーマソングをピッチ上で聞くことができてすごく幸せだった。U-21イタリア代表に関してはずっと選出されたいと思っていたけれど、予想よりも早く実現し、3試合に出場することができた。ナポリ戦でのゴールはガブリエレに捧げることができて本当に大きな喜びだった。最後に契約更新にサインしたことは僕の大きな成長が完了したことを意味している。あの契約にサインした時に自分が本当のジョカトーレになれたと感じたよ」




−以前までの給料はいくら?
「最低限の契約である18万ユーロだよ」




−ようやく継続的にプレイできるようになりましたが、これまで長い間待ちましたね。
「昨年はほとんどチャンスがなかった。今はようやく僕の時間がやってきたと思う。でも僕はまだキャリアのスタート地点にいる。僕の名前が国際的に知られていることには満足しているけれど、評価に見合うプレイを見せて、評価を確信に変えたい」




−トップチームでの実質的な初年度となったこれまでの調子はどう?
「いくつかの試合を除けばそれほどプレッシャーは感じていないよ。デルビーでは非常にいろんな圧力を感じたけどね」




−ラツィオと最初の契約を結ぶまでの少しの間あなたの獲得を目指したクラブがいて、流出してしまう危険もありました。
「ラツィオは僕にとっては本当に楽しい島なんだ。一番困難な時期にあった時も、僕はラツィオの契約にサインできる自信があった。僕は家族と共に過ごし、自分が生まれた街にある自分の心のチームでプレイし、カンピオナートとCLに出場している。19歳の男に他に何を求めることができるんだい?」




−どうして背番号は29?
「僕の偉大な姉妹マルティナが生まれた日なんだ」




−デ・シルヴェストリのジョカトーレとしての成長に家族は影響を与えましたか?
「家族の存在は僕の成長の基だったと言える。うちは僕、父のロベルト、母のアンジェラ、姉妹のマルティナの4人家族なんだ。僕は家族からは『cocco(ココナッツ)』と呼ばれているよ。家族は僕を支え、僕を助け、僕を褒めてくれた」




−2007年、激しい痛みも感じましたね。
「ガブリエレの死は僕を動揺させた。まだ深い傷が残っている。クリスマス前にはサンドリ・ファミリーの店で2時間過ごしたよ。ガブリエレの両親にも会ったけれど、彼らはこの悲劇的な状況にもよく対応している。サンドリ・ファミリーはあの悲劇への復讐ではなく、ガブリエレへの正義だけを望んでいる。僕はオリンピコでのコッパ・イタリアのナポリ戦でゴールを決めて、ガブリエレに捧げることができて満足している」




−ラツィオのロマーノはフィルマーニと君だけです。
「romanitàとlazialitàは大きな力になる。パレルモ戦での僕とファビオのプレイがそれを物語っているよ。フィルマーニは1ゴールを決め、僕は同点弾をアシストした」




−2008年はラツィオにとってどのような年になるかな?
「僕たちは不運な時期を過ごし、カンピオナートでは出遅れ、CLでは敗退してしまった。でもカンピオナートはまだまだ長いし、ラツィオには復活して巻き返す時間と可能性が残されている」




−デ・シルヴェストリの新年は?
「素晴らしかった2007年を繰り返したい。ラツィオでは美しい形で今シーズンを終えたい。個人的にはデルビーに勝って、U-21イタリア代表の一員として北京でのオリンピックに参加できることを望んでいる」




−デ・シルヴェストリとラツィオ、この関係は長い間続くのかな?
「僕はこのクラブで快適に過ごしている。僕は常に地に足を付けているけれど、野心的な人間でもある。今のところはスポーツマンとして欠点を改善し、成長して行くことだけを考えている。その後のことは時間が経ってから決めれば良い。僕の夢?A代表に選ばれることだよ」