☆1月のメルカートに向けて
ラツィオは1月のメルカートですべてのポジションの補強を考えている。サバティーニGMは既に来シーズンに向けても動いており、05年1月にウディネーゼからレンタルで獲得し、半年後に完全移籍で獲得したマウリのような例を繰り返すことを目指している。
GKではカリーソの1月加入が不可能となったためアメーリアとアヴラモフの調査を行っている。
DFについてはマイストロヴィッチ、San GalloのKoubsky獲得を考えているほか、ユヴェントスが関心を寄せているインデペンディエンテのMatheuにも注目している。MatheuはEUパスポートを所持しており、獲得に向けた問題はない。イタリア国内ではプラターリの獲得を考えているが、実現は難しい状況にある。ただロティート会長はコルシ会長とラッジの6月からの加入について会談を行うかもしれない。またブレシアに所属するU-21イタリア代表DFファビアーノ・Santacroce獲得も狙っているが、同選手には多くのクラブが興味を寄せている。
MFではレアル・マドリード戦前にジェノアのコッポラ獲得へ向けて代理人と会談を行い、大きな進展があった。その他には2008年に契約が満了するアルバニア出身のGjasulaをフリーで獲得する可能性があるほか、アタランタのグアレンテの名前も挙がっている。
最後にFWはマキンワに復活させる機会を与えるためレンタルで放出する可能性があり、第3FWの補強に動いている。現在名前が挙がっているのはマンチェスター・シティーでエリクソン監督の構想から漏れているサマラスとなっている。その他にもトレヴィーゾのルッソット(8月にもラツィオ移籍の話があった)とオビンナの名前が挙がっている。また2006年の夏に獲得の可能性があった現ジェノアのディヴァイオも選択肢に挙がっており、ディヴァイオ自身はロティート会長にラツィオ復帰を希望していると伝えている。(Corriere dello Sport)





☆カリーソ獲得破棄の道も?
カリーソが1月にラツィオに到着する可能性は消滅した。
ラツィオはカリーソ獲得を放棄する場合には保証金が必要となり、大きな損失となってしまうため、ロティート会長は今後についてSabbag代理人と会談を行うと見られている。
GK問題について現在のところは2つの仮説が考えられている。1つはバッロッタをこのまま起用し、ムスレラが試合で起用できる状態になるのを待ち、ベルニに関してもチャンスを与えることとなっている。ベルニは心理的にも準備ができている。もう1つの仮説は新たなGKを探すこととなっているが、6ヶ月間だけ新たなGKを獲得するのか、カリーソの獲得を完全に破棄するのかなどを慎重に決定しなければいけない。
ラツィオがGK補強に動いていた8月にカリーソに対抗できたのはアメーリアだけだった。だがリヴォルノのスピネッリ会長はアメーリアに関して高額の移籍金を要求し、交渉はストップしてしまった。現在ではアヴラモフとアッビアーティという2人の実現可能な解決策が挙がっている。(Corriere dello Sport)





☆ブレッサン獲得のためにベルニをトレード?
ラツィオはブレッサン獲得に興味を持っており、ベルニとのレンタルトレードを考えている。ベルニ自身も試合に出場することを望んでおり、グロッセートへ移籍することを受け入れる意思を見せている。なおムスレラに関してはローマから出て行くことを拒否し、セリエAのクラブへの移籍以外は受け入れない意向となっている。(Piazza della Liberta)




☆GK補強に動くラツィオ
ラツィオはカリーソの1月到着の可能性が低くなっているため、アメーリアとアッビアーティ獲得を考えている。
アッビアーティはアトレチコでベンチを温めており、イタリアに復帰することを歓迎している。一方のアメーリアに関しては、ビッグクラブへ移籍することを望んではいるものの、ラツィオよりもローマへ移籍することを希望していると明言している。ただリヴォルノのスピネッリ会長は「私はアメーリアを売るつもりはない。我々はすべての選手を放出しないようにする」とコメントしている。(Channel4)




☆GK問題
ラツィオは夏からGKに対する警報を受けていた。ラツィオは夏の時点でペルッツィの後釜を見つけなければならなかったのである。これまでの間ペルッツィは平然とプレイを続け、ペルッツィのお陰で各シーズン平均10〜12の勝ち点を得ることができていた。しかしラツィオにとってはそれが当然というような状況になってしまっていた。そしてラツィオは今になってようやくGKの問題を早急に解決しなければならないことを理解した。
1月の加入が注目されていたカリーソについては早くとも6月までは到着を待たなければならない。ただ、もしも実際に6月にカリーソを到着させる場合にはコラロフかパンデフを放出しなければならない状況に陥ることになる。ラツィオはカリーソ獲得のために1000万ユーロを支払っており、移籍を破談させることはありえないだろう。
現有戦力ではムスレラは継続的に試合に出場し、経験を積む必要があるためレンタルで放出されると見られている。またベルニにはエンポリが獲得に動いており、ロティート会長はラッジとプラターリ獲得に向けたオプションとして放出するかもしれない。なおベルニにはグロッセートも獲得に動き出している。
サバティーニGMは新たな補強に動き出しており、アメーリアとアッビアーティをリストアップしている。アヴラモフについてはフレイを負傷で失ったフィオレンティーナが放出することは考えにくい状況となった。(Leggo)




☆ウルグアイの17歳Abel Hernandez獲得に動く
ラツィオはウルグアイのCentral Espanolに所属する有望な17歳ストライカーAbel Hernandez(17)獲得に成功するかもしれない。Hernandezには現在ナポリが獲得に向けてかすかに動いているが、ラツィオはナポリよりも早く具体的なオファーを提示し、獲得レースをリードできるかもしれない。Hernandezは身長が184cmで、U-20代表にも選出されている。(Piazza della Liberta)




☆ジェノアがディヴァイオ、コッポラのラツィオ移籍を後押し
ジェノアはディヴァイオとコッポラをラツィオへ放出することに前向きな姿勢を見せている。ジェノアのプレツィオージ会長は「我々はコッポラを共同保有でラツィオへ引き渡す準備ができている。ディヴァイオについてはラツィオ以外にも多くのクラブが興味を持っている」とコメントしており、ラツィオは400万ユーロほどで両選手を獲得することになるかもしれない。
なお現有戦力のマキンワにはエンポリが興味を持っており、ラツィオはマキンワの代役としてオビンナ、ルッソット、カライオといった選手をリストアップしている。GKに関してはブレッサンよりもアヴラモフの獲得を優先しており、ベルニはラッジ、プラターリの優先交渉権と引き換えにエンポリへ移籍するかもしれない。(Messaggero)




☆ディヴァイオかカライオを獲得へ
Corriere dello Sportはラツィオがディヴァイオかカライオのいずれかを獲得することになると伝えられている。
ディヴァイオに関してはジェノアの期待を裏切るパフォーマンスとなっており、プレツィオージ会長は放出に向けて動いている。ナポリのカライオについてはまだ25歳で、ラツィオにとっては理想的なストライカーとなっている。カライオは今シーズンはスタメンから外されており、ラツィオに移籍することが決定すれば本人も満足すると見られている。
ディヴァイオかカライオのいずれかは1月のメルカート解禁前にラツィオからオファーを受ける予定となっている。(Goal.com)




☆アンドレア・ルッソット
「ラツィオが僕を欲しがっているという話が出ているのはとても嬉しいけれど、実際のところはどうなっているのかわからない。ただすごく興味を持っているよ。僕はラツィアーレだし、具体的なオファーが来る前にラツィオ復帰の可能性を考えるのは当然のことだよ。ラツィオのサラリーキャップ?そのことは知っているよ。でも僕はは19歳だし、お金で選択するつもりはない。僕はカルチョについて話すことが好きなんだ。ピッチ上での僕のプレイはパンデフに非常に似ていると思う。ローマデルビー?僕にとっては夢だ。ローマに行くつもりはないか?ローマからのオファーなんて考えたくもない」(Leggo)