☆裁判開始
Calciopoliによる裁判がローマのオリンピコで開始された。この公判には新たにボローニャ、ブレシア、レッチェ、トレヴィーゾ、メッシーナが呼び出されている。この5クラブはルペルト裁判官に対し弁護士などを用意する時間を求め、ルペルト裁判官もこれを認めた。ただ、この5クラブはモッジ・システムによって不利益を被った事を証明するために出席させられると見られている。なおユヴェントス、ミラン、フィオレンティーナ、ラツィオの判決は7月9日にも明らかになる。
どのクラブも不正と認められた場合にはいかなる処分も受け入れなければならない。ユヴェントス、ミラン、ラツィオ、フィオレンティーナは下部リーグに降格させられる危険性もあり、またユヴェントスはここ2年のスクデットを剥奪される可能性すらある。この日行われた公判にはモッジ氏は訪れなかった。モッジ氏はカルチョ界から‘逃げた’ため質問に答える意義はないと主張している。なおガッリアーニ氏、カッラーロ氏(前FIGC会長)、インノチェンコ氏(FIGC関係者)、デ・サンティス主審などは姿を現した。
ラツィオのロティート会長の‘防御隊’の弁護士は7人おり、どんな告発も拒絶する準備が完了している。弁護士は「我々はラツィオがこのモッジ・システムの共犯者ではなく犠牲者ということで呼び出されたと期待している。危険な状態にあるとも言われているが、監督も選手もティフォージもラツィオに残るはずだ。ラツィオの歴史はこれからも続くよ」と語っている。