・ボローニャ戦前のレヤ監督会見:「(ファラオーニがラツィオから去るのは本当なのでしょうか?)彼が価値とクオリティを持った選手であることは周囲から聞いている。小さな少年が成長を終えて大きくなったあと、これまで育ててくれた下部組織に対して全く感謝の気持ちを持たないのは残念だよ。下部組織のプロジェクトは重要なものだし、若手を外に送り出すためにお金を費やすような形になるのは耐えられないね。私は、常に4,5人の若手を交替させながら徐々にトップチームに慣れさせている。これは監督の義務だと思うよ。かつて、ラツィオにはいつも大きな下部組織と結果が存在していた。今シーズンもトップチームでプレイした若手がいる。ただ、私はトップチームで若手をデビューさせることには非常に慎重になっているよ。たった1ヵ月半でラツィオの特異な状況を理解しきれるとは思えないしね。ファラオーニには既に契約更新の接触があったと思う。それでも合意が見つからなかったというのは、もしかしたら別の場所からより重要なオファーが届いたのかもしれない」



・ファラオーニの声明(S.S.Lazio.it 4月10日)
メディアなどで伝えられているニュースについて。今まで僕を育ててきてくれたS.S.Lazioに対する公的な感謝の意を表明するよ。現時点ではプロとしての自分の将来に関する決定は何も下していない。−マルコ・ダヴィデ・ファラオーニ−



・ムスレラが2015年まで契約更新へ!(Corriere dello Sport 4月10日)
ムスレラはラツィオとの合意を延長する準備ができている。ムスレラの代理人を務めるダニエル・フォンセカ氏は、2015年までの契約更新に関してロティート会長と口頭で合意に達した。契約更新に向けては、あとは手続きとサインだけが足りない状況となった。ムスレラ側とビアンコチェレステ側はクラブのセリエA残留が決定次第、すぐに契約更新にサインすることで一致している。



・カヴァンダが2014年まで契約を延長-一方ファラオーニは決別へ(Corriere dello Sport 4月9日)
マケダ、カサミに続き、ラツィオは再び下部組織の1つの才能を移籍金ゼロで失おうとしている。マルコ・ダヴィデ・ファラオーニだ。彼にビアンコチェレステとの契約を更新する意向は全くない。ラツィオから去るという考えを成熟させた彼は、ラツィオ残留は考慮していないのである。ファラオーニは他のクラブとの合意を見つけるために、2月1日から水面下での接触を開始している。彼の獲得にはミランがかすかに動いたが、長い間注目してきたインテルのブランカ氏がいち早く到着したようだ。
ラツィオは18歳を過ぎた宝石を失うリスクが出てきた。これまで各年代のアズーリでプレイし、デ・シルヴェストリの後継者と考えられていた真珠ファラオーニ。ラツィオは、ここ2年続いている契約管理の悪さでまたも貴重な若手を失うというオウンゴールを喫しようとしている。16歳の頃に最低賃金で3年契約を結んだファラオーニの契約は今シーズン終了後に満了を迎えることになっている。
一方で、ロティート会長はルイス・ペドロ・カヴァンダは包囲することに成功した。サバティーニDSによって発掘されたアンゴラに起源を持つベルギー国籍のDFは2014年まで契約を更新した。90年生まれのカヴァンダは、大きな走力と戦術眼を持っており、全体的に見ればリヒトシュタイナーのような突進力を持った右サイドプレイヤーで、既にヨーロッパ・リーグでデビューしている。



☆アレクサンダル・コラロフ
「インテルやレアル・マドリード、リヴァプールのような偉大なクラブからの関心が事実ならば、それは光栄なことだ。でも、いま僕はラツィオの状況、W杯での成功だけに集中しているし、調子の良い話は考えたくない。これらのクラブの関心については公式な情報もないし、新聞で読んで知ったんだ。ティフォージとの関係?僕がビアンコチェレステティフォージの方へツバを吐いたというのは事実じゃない。おそらく、いろいろ言われているのは移籍に関する声のせいだと思う。彼らは移籍話を信じ込んで、『アイツは最大の力を出していない』、『ラツィオの不調はアイツのせいだ』と思っているんだろう。誰かが僕を侮辱していることは我慢ならない。もちろん怒っているよ。きっと、今年はラツィオにとって悪い年になっているから、火事の上にガソリンが放り込まれているんだろう。でも、僕はこれらのことは何も考えずに続けるよ。5万人もいれば、どこにでもバカ者がいるものだからね。ローマという場所は特異な環境で、ティフォージもすごくアツい。でも、ここに来てからは3年経ったし慣れたよ。今の僕の唯一の考えはラツィオを救うことだ。僕がティフォージに嫌気が差してラツィオから去りたがっているなんて話もデタラメだよ。僕とティフォージの間には以前にも対立があった。そのとき、僕はフォルメッロで親善試合をしていて、ある1人の人間に反応したら、メディアですべてが誇張されたんだ。インテル移籍?メディアが持ってきた話だって。代理人からは具体的なオファーが来たという話は聞いていないよ。夏になったらロティート会長と話し合うことになると確信している。僕にはラツィオとの契約がまだ2年残っているし、今後もラツィオに留まらなければいけないとしても大きな問題はない。ローマはとても重要なカルチョの街だしね。パンデフとの関係についてもアレコレ言われているけれど、彼はインテルに対して僕を獲得するよう依頼してなんかいない。彼は友人だし、しばしば話しているけれど、会話の内容はカルチョだけじゃないんだ」(La Lazio siamo noi.it 4月6日)