・監督を巡る状況(Corriere della Sera)
ラツィオは落ち着きを取り戻すためにMonteriggioniで緊急合宿を行うことになった。夏にデリオ・ロッシ監督の後任としてラツィオにやってきたバッラルディーニ監督に対しては、多くのジャーナリストが危機を伝えている。彼にとっては、ラツィオとの真実の瞬間がやってきたと言えるだろう。バッラルディーニの立場は今後の3試合の結果で大きく左右されることになるはずだ。
前提:ロティートは監督変更を望んでいない。少なくとも2つの要因によって:1)バッラルディーニ監督には年俸75万ユーロ、彼のスタッフには総額100万ユーロの2年契約がある。2)ロッシを残さず、新たにバッラルディーニを連れて来るという選択は、ロティート会長自身による決定だった。
それでも、チームが下降線を辿り続けるのならば監督変更を回避することはできないだろう。最初の後任候補の名前は既に浮上している。強い候補はシニサ・ミハイロヴィッチだが、マリオ・ベレッタも可能性のある選択肢だ。それから、ロティートは容易ではないもののまだフリーの身となっているロッシの復帰も考えている。
シエナ、ヴィジャレアル、ミランとの3連戦は、ラツィオと監督の運命を決定するものとなるだろう。



・立場が危ういバッラルディーニ(Gazzetta dello Sport)
バッラルディーニ監督は、次節も敗戦した場合には深刻な解任のリスクを冒すことになる。シエナに敗北すれば、ティフォージの怒りがさらに煽られることは確実だ。なお、後任候補にはミハイロヴィッチ、ベレッタが挙がっているほか、デリオ・ロッシやゼーマンの復帰も除外されていない。



☆シニサ・ミハイロヴィッチ氏
「すべての監督はラツィオを率いたいと思っているだろう」(Tuttomercatoweb.com)



☆マリオ・ベレッタ氏
「ラツィオは窮地に立たされている。でも、彼らは良い監督のいる良いクラブだ。ビアンコチェレステが私に接近していると伝えられていることは誇りだし、モチベーションになるね。ラツィオを率いることに満足感を持たない監督がどこにいるんだい?ただ、バッラルディーニは良い監督だし、私はラツィオの状態が上向く運命が訪れることを期待している」(Corriere dello Sport)