・ここ8年で最悪の低迷(Leggo)
ここ8年で最も酷い成績。勝ち点はなく、周囲はラツィオの危機を話している。近年、8試合で勝ち点10という成績よりも低い結果に終わったのは、8試合を終えて勝ち点8となっていた2001-2002シーズンだけだ。
ビアンコチェレステティフォージが忘れられない1年。セルジオ・クラニョッティと彼の会社の問題が表面化し始め、ネドヴェド、ヴェロン、サラスといったスクデット獲得の立役者がクラブを去った。その一方で、当時欧州で最も強い選手と考えられていたメンディエタの獲得という大当たりの予兆のある補強も行った。しかし、メンディエタの獲得は失敗に終わり、クラブはスタートダッシュに失敗した。そこで、クラニョッティ会長はゾフを解任したものの、音楽は決して変化しなかった。
この流れを見ると、バッラルディーニには期待しない方が賢明だろう。彼には確かに時間が残されているが、結果はすべてを物語っている。この10年間で、ラツィオが間違ったスタートを切ったのは2回だけだ。その2回はロッシ政権で、カルチョポリの2006-2007シーズンは難しいスタートにも関わらず予想外の3位でシーズンを終えたが、その翌シーズンは12位に低迷した。
これらのことを踏まえると、ティフォージはすべてのおまじないを行わなければならないように思うかもしれないが、望みを抱くことも可能だ。13年前の1996-1997シーズン、ラツィオはスタートダッシュに失敗したものの、最終的にはUEFA杯出場権を獲得している。このシーズン、クラニョッティはゼーマンを途中で解任し、ゾフという避難所を利用した。そこで、“スーペルディノ”はシニョーリ、プロッティ、カシラギ、ネドヴェド、ネスタといった選手と共にチームを上向かせている。