☆ロベルト・クラヴェーロ氏 インタビュー(La Lazio siamo noi.it)
コッパ・イタリアでのトリノとの戦いで準決勝進出に納得のいく勝利を見せた翌日、La Lazio siamo noi.itはトリニスタで成長し、ゼーマン率いるラツィオのDFとして重要なページを作った選手に会いに行った。ロベルト・クラヴェーロのことだ。我々は両チームでプレイした元選手に試合に関連した事項を聞くために、彼と接触した。



−ラツィオ3-1トリノ:前半はトリノペース、後半はラツィオが最高の技術的な特徴を見せた...
「ラツィオは非常に緩い形で試合を開始した。トーロが面倒な敵ではないと過小評価していたようだったよ。失点を喫したあとは、どうにか反撃しようとしていたけれど、トーロはあらゆるスペースを消していた。ラツィオにとっては、チームにスピードと変化を与えるという点でパンデフが重要なキッカケとなった。ラツィオの転機は後半開始すぐに訪れたよ。同点に追いついたあと、彼らは完璧にチームを機能させ、試合を決めた」



−ラツィアーレ守備陣について君の見解を聞かせてよ。アヤラのようなベテランは役に立つのかな?
「ビアンコチェレステは良い守備陣を持っている。守備陣は何度も取り沙汰されているけど、弱点ではないと思うよ。アヤラについては大きな経験こそ持っているけれど、チームにとって有効性のある存在だとは見なしていない。メルカートでは成長できる選手を迎えに行くべきだ。私だったら成長することができるディアキテのように、ラツィオの将来を表現できる若手を狙い続けるよ」



−マウロ・サラテ:ピッチ上では大きな選手だけれど、交代する度に抗議している。
「彼はチームに変化を与えることのできる選手だ。イタリア初年度にも関わらず、大きなテクニックと才能を示しているよ。ただ、監督というものはいくつかの選択を下すことによって給料を与えられているようなものだ。彼の態度は個人的には好きじゃないよ。私は軍隊のように仕えるジョカトーレが好きなんだ。クラブと監督が落ち着きを持って彼を成長させることができれば、彼は本当に強い選手になれるだろう。彼には十分な成長の余地が残されている。今の彼の行動はきっと間違ったモノだ。ロッシ監督が交代を命じるのならば、黙ってピッチから去るのが正しいよ」



−ロッシ監督はゼーマンの弟子と言われています。二人の4-3-3を比較してみてよ。
「彼らは非常に攻撃的な布陣を敷いているけれど、守備面では全く異なる。ゼーマンはSBにも絶えず攻撃参加をするよう指示していたけれど、ロッシは堅実性を求めている」



−カカー物語は、ラツィオがかつてベッペ・シニョーリをパルマへ放出しようとした日に時間を戻した。あの頃、ラツィアーリはシニョーリ放出反対のデモを起こしたんだよね。カカーのケースとシニョーリのケースは似ているよね?
「この2つのケースには多くの類似点があるね。私はティフォージがベッペの移籍のためにマジで過激になっていたのを覚えている。カカーもベッペも、クラブが選手を売る必要がないという状態で、自身の目標に達する重要な野心を持ったクラブに居続けるを望んだ」



−ポール・ガスコインにも触れなきゃいけない。
「ガッザは常に私たちのハートに残っている。すべての人々は彼の財産を忘れないだろう。我々は彼の名前をニュースで聞くたびに震撼している。私は彼が強い選手だったことを覚えている。彼は、私に毎日彼のことを考えさせる特別な人間だ」



−ローマで過ごした期間、ラツィアーレとの最高の思い出は?
「自分が過ごしてきたすべての瞬間を、私は喜びと共に覚えている。あの特別な環境は今も頭に残っているよ。ディノ・ゾフは素晴らしい監督だったし、あの頃はクラニョッティがラツィオの歴史上で最も強いチームを準備している状態にあった。このユニフォームでプレイした試合もすべて覚えている。美しくない瞬間もあったけれど、それはクラヴェーロという選手ではなく、クラヴェーロという男を成長させてくれた。僕はトーロのバンディエラと言われていたけれど、ティフォージとはお互いに敬意を持った関係を築くことができた。私はクルヴァ・ノルドの多くの喜びを覚えている」



−クラヴェーロがジョカトーレだった頃にトップチームでキャリアをスタートさせた選手:現在マルコ・ディヴァイオはセリエA得点ランクトップにいる...
「私はマルコが今もなお完璧なFWだと思っている。彼はおそらく報いを受ける価値があったからこそ、調子を取り戻せたのだろう。彼がジェノアからボローニャへ移籍したときは、私はまさか彼がこのような結果を残すとは思っていなかった。彼が活躍できている理由は、エミリアーナ(ボローニャ)が信頼を寄せているからだろうね。また、ディヴァイオの知性とプロ意識も関係しているだろう。彼のことを思うと私は本当にすごく幸せだ」
ロベルト・クラヴェーロがラツィオの選手であったことは何よりも大切なことであり、幸運なことだった。本当に楽しい一時を過ごさせてくれた彼へ最大限の感謝を伝えたい。