・デルビーでのデビューを迎える選手たち
デルビーでのデビュー。日曜日の夕方にはローマデルビーが行われるが、ラツィオは少なくとも6人の選手がデルビー初体験となる。
ローマデルビーでラツィオのゴールを守ることが濃厚となっているカリーソはアルゼンチンでリーヴェルプレートvsボカ・ジュニオルスの“superclasico”を経験している。彼はこの試合でも有名な“gambeta”を披露するなど、リーヴェルのティフォージのアイドルの1人となっていた。DF陣でもラドゥ、ロゼフナル、リヒトシュタイナーの3人の選手がデビューする。ラドゥはディナモ・ブカレスト時代にステアウア・ブカレストとのデルビーでプレイしており、ロゼフナルもニューキャッスルに在籍していた際にサンダーランドとのTyne-wearデルビーを体験している。またロマーノであるデ・シルヴェストリからポジションを奪ったリヒトシュタイナーもリール在籍時にランスとの北部デルビーでプレイしている。中盤ではミラノデルビーを経験しているクリスチャン・ブロッキの出場が有力視されている。そして最後にマウロ・サラテ。彼はイングランドのバーミンガムの一員としてアストン・ヴィラとの“Second City derby”に途中出場している。ただ、彼が投入された58分の時点で試合は0-4のスコアにあり、最終的には1-5の大敗を喫した。2002年2月にラツィオがローマに大敗したデルビーと同じ結果である。(ANSA)



・デルビーまで残り3日:11月12日の動き(La Lazio siamo noi.it)
−トリゴリア:スパレッティ監督はチームを二つのグループに分けた。
赤:ピポロ-シシーニョ-ロリア-パヌッチ-メクセス-トネット-ピサロ-グレコ-メネーズ-モンテッラ-オカカ
黄色:アルトゥール-リーセ-ジュアン--トッティ-デ・ロッシ-ヴチニッチ-ペッロッタ-フェリペ-ブリーギ-タッデイ-バプティスタ
−GIANNI PETRUCCI(CONI会長):「非常に面白いデルビーだ。順位に関係なく、ローマは良いプレイを見せる可能性がある」
−HERMINIO MENENDEZ(バプティスタの代理人):「ジュリオはデルビーに最大限の力を与える準備ができている。彼は身体的に調子が良いし、問題は何もない。スパレッティが彼を抱くのならば、彼は適切なプレイができるだろうし、私は彼が大きな試合を行うと確信している。彼はデルビーが何を意味しているのかをよく理解している」



・Siに近付くZà-Pa-Ro(La Lazio siamo noi.it)
本日、フォルメッロでの午後のトレーニングでラツィオはデルビーに向けて初の戦術テストを行った。
このテストにおいて、ロッシ監督はパンデフ、サラテ、ロッキのトリデンテを敷いた。小さな筋肉疲労を抱えるブロッキは大事を取ってこのトレーニングには参加しなかった。そのため中盤にはレデスマ、ダボ、メグニが並び、守備陣にはカリーソ、リヒトシュタイナー、シヴィーリア、ロゼフナル、ラドゥが配置された。
ラツィオは明日トレーニングマッチを行うことになっており、ロッシ監督はこの機会でZà-Pa-Roというきわどい解決策を見極めることになる。なお中盤に関しては2つの選択肢が存在している。1つ目は主要な仮説で、レデスマ、ブロッキ、ダボを並べるというものだが、2つ目には中盤の左にマウリを起用するというものがある。現時点での予想スタメンは次の通り。
カリーソ:リヒトシュタイナー-シヴィーリア-ロゼフナル-ラドゥ:ダボ-レデスマ-ブロッキ:パンデフ-サラテ:ロッキ



・ローマvsラツィオ=ブラジルvsアルゼンチン(Messaggero)
△ローマ
GK:ドニ
DF:カフー-ザーゴ-アウダイール-ジュアン
MF:JAIR-セレーゾ-ファルカン-タッデイ
FW:マンシーニ-ダ・コスタ
(アルトゥール-シシーニョ-エメルソン-アスンソン-ソルマーニ-パウロ・セルジオ-バプティスタ)


△ラツィオ
GK:カリーソ
DF:センシーニ-チャモ-ソリン
MF:シメオネ-アルメイダ-レデスマ-ヴェロン
FW:サラテ-モッローネ-クレスポ
(タラモンティ-Gualtieri-Troglio-Dezotti-カストロマン-ロペス-Flamini)




☆ルチアーノ・ザウリ(フィオレンティーナ)
「僕の将来(フィオレンティーナにはレンタル移籍)?ラツィオは僕を放出することを選択した。クラブとは5年契約を結んでいるけれど、クラブ側は僕に帰ってきて欲しくないという合図を出した。シーズン終了後にフィオレンティーナが買い取ってくれなかったら?僕は可能な限り長くここに居られることを望みながら評価を下すよ。ラツィオはCLに行けるか?フィオレンティーナ戦を見ればわかるでしょう。ローマデルビー?頑張れラツィオ」(cataniacalcio.com)




☆グエリーノ・ゴッタルディ氏
「ローマにとってデルビーは特別な試合だ。ティフォージは今も僕のゴールを覚えてくれている。当時のラツィオ?試合に出るのは簡単じゃなかった。チーム内には14人の代表選手が居たからね。ネスタは特別な方向でデルビーを感じていた?彼は誰よりもデルビーというモノを感じていただろう。彼はローマ相手にしょっちゅう苦しめられていた。リヒトシュタイナー?僕は彼のことを知らなかった。彼は僕に似ているけれど、守備面では彼の方が上だろう。デルビー男になる選手?サラテだろう。彼を見て、僕はかつてラツィオに居たカンピオーネの特徴を思い出した。彼はまだまだ改善していくことができるし、重要な存在へと成長するはずだ」(Tele Radio Stereo)




・Giancarlo Morrone氏(元ラツィオの通訳?選手?)
「私はセバスチャンのファンだったし、今も彼のプレイを見ている。彼の優雅さと正確さを兼ね備えたキックは大好きだったよ。彼はラツィオのユニフォームで大きな印象を残した完璧なカンピオーネだ。サラテ?彼のスピードには驚かされたよ。彼の年齢を考えたら、彼はまだまだ成長して行くと断言できる。彼には両足から繰り出される強烈なシュートとスピードがある。これは良いFWにとって基本的な武器だよ。彼はもっとチームの一員としてプレイすることを学ばなければならないが、しっかりとしたキャリアを積んでいる。デルビー予想?アルゼンチン人が1ゴールを決めてラツィオが勝つことを願っているが、試合は非常に戦術的なモノになると予想している。だからドローに終わることになるだろう」(Messaggero)



・ラドゥがスタメン復帰へ
ラツィオの昨日のトレーニングにフォッジャは参加しなかった。彼の状況については本日評価が下される。
現在のところ唯一確実性のあるポジションは守備陣となっている。守備陣ではGKにカリーソ、右にリヒトシュタイナー、左にラドゥ、中央にシヴィーリアとロゼフナルが配置されることが決定的となっている。(Leggo)




・リヒトシュタイナーの中盤起用に誘惑されるロッシ監督
トリデンテSi、トリデンテNo、トリデンテへのためらい。ラツィオは窮地に立ちながら、シーズンの中で最も長く感じられる前夜を過ごしている:トリデンテを使う?心はSiと答えるが、様々な要因がブレーキをかける。これまでトリデンテを使用した回数は少ないため、クラブ全体のバランスが不安定になってしまうこと。そしてトンマーゾ・ロッキがまだ90分間プレイできるコンディションにないこと。
ロッキの一日−シエナ戦で後半から出場したロッキが遅れを取り戻すことができれば、デルビーでのZa-Pa-Roという布陣の使用が可能になるかもしれない。彼はキエーヴォ戦でも後半から出場し、相手にとって頭痛の種となっていた。また、カターニャ戦ではZa-Pa-Roの布陣で前半を戦い、問題のないパフォーマンスを見せている。
多彩なリヒトシュタイナー−したがってロッキと共にトリデンテを敷くことは前向きに捉えるべきだろう。しかし、その場合ラツィオのバランスはどうなるのだろうか?ロッシ監督はキエーヴォ戦の後半、トリデンテの後ろの中盤にリヒトシュタイナーを置いた。この布陣をデルビーでも試みるのだろうか?中盤の左にはマウリが入ると見られているが、ロッシ監督はスイスの列車をそのポジションに置き、右SBにはデ・シルヴェストリを起用することになるかもしれない。リヒトシュタイナーの運動量はラツィオにとって有効な武器となっており、昨シーズン、ベーラミが最後のデルビーで決勝点を挙げたように、今回のデルビーではリヒトシュタイナーが貴重なジョーカーになれるかもしれない。ベーラミとリヒトシュタイナーは同じ国籍、同じポジション、同じ戦術的特徴を持っている。(Gazzetta dello sport)