☆美しいラツィオ
ラツィオは強く、美しかった。リヴァプール戦のあと、ファンは夢を見始めている。
リヴァプール戦ではシヴィーリアとロゼフナルが堅い守備を披露し、マキンワ、フォッジャ、マウリも良いパフォーマンスを見せた。リヒトシュタイナーとマツザレムについてはチームへの合流が遅れていたことを考えれば仕方ないパフォーマンスだっただろう。ラツィオが欧州の舞台に戻るためにはまだMF(フェルナンデス)、DF(Moti)の補強が必要ではあるが、2年前にラツィオがCL出場権獲得を実現させることを予想できた者はいなかったはずだ。
選手の名前を見る限り、ラツィオが若くて強いクラブであることは明らかだ。若手たちはピッチ上で結果を出す必要があるが、パンデフとカリーソは既に重要な存在となっている。また、メンディチーノ(良いサプライズ)、チネッリ、トゥーイア、ファラオーニといった選手たちも注目に値する若手と言えるだろう。(Messaggero)




☆フォルメッロ滞在組が初のプレマッチを4-1で勝利
欧州で楽しいひとときを過ごしているラツィオから除外されている選手たちは昨日フォルメッロで今夏初の親善試合を行った。対戦相手はRovianoというクラブのプリマヴェーラで、試合は4-1でラツィオが勝利を収めた。ムタレッリは2得点、バローニオは素晴らしいパフォーマンスを見せ、クァドリも1ゴールを記録した。またインザーギとステンダルドも良いプレイを見せていた。この試合を見れば、彼らがまだセリエAでプレイできることを誰もが確信するだろう。(Messaggero)




☆楽しいひとときを過ごすラツィオ
アンフィールドでのリヴァプール戦を終え、今夜ポルト戦を迎えるラツィオは微笑みに包まれている。
トップチームに召集されたプリマヴェーラの若手たちの成長はチームを後押ししている。トゥーイア、ファラオーニ、チネッリ、メンディチーノはまだ見習い期間が必要だと見られていたが、彼らはアウロンゾでのキャンプでロッシ監督を確信させ、欧州のミニ旅行の召集を勝ち取った。そして金曜日のアンフィールドでのデビュー戦。彼らは全くおびえていなかった。それどころかメンディチーノはゴールも決めて見せた。残念ながらこのゴールは主審によって取り消されてしまったが、これは明らかに正当なゴールであった。メンディチーノは勇敢なゴールに対する幸せの感情、そしてそれを取り消した主審への怒りで眠ることができなかったことだろう。
リヴァプール戦ではカリーソも素晴らしいパフォーマンスを見せた。カリーソは安定感と落ち着きをもたらし、ラツィオは新たなペルッツィを発見した。その一方でマツザレムに関しては若干の忍耐が必要だろう。彼はケガから復帰したばかりであり少しの間待たなければならない。
ラツィオのDF陣は完全に復活したようだ。2年前、ラツィオは失点の少なさを武器に戦っていたが、昨シーズンは一転して守備が崩壊した。どうして今になって再び復活したのか?セバスティアーノ・シヴィーリアのお陰だろう。昨夏、彼はケガを負ったため満足の行くシーズンを送ることが出来なかった。しかし今夏はキャンプ開始から万全な体制で挑み、アンフィールドではロゼフナルと共に印象的なパフォーマンスを披露した。シヴィーリア、ロゼフナル、クリバリという常に信頼の置けるDF陣がいることを考えれば、更なる補強は余計なものだろう。おそらくMotiの到着は1年後になるはずだ。(Gazzetta dello sport)