☆「ラツィオは僕のもの。ここからは出て行かない」
パンデフはラツィオと結婚する。25歳の誕生日を迎えた2日後、彼は沈黙を破り口を開いた。そしてビアンコチェレスティへの愛の言葉を発した。「僕はここで快適に過ごしているし、ここで幸せだ。大きなラツィオの一員として周囲を驚かせるつもりだ。シーズンを開始するのが待ちきれないよ」。パンデフは穏やかな状態にあるようだ。そして、ラツィオとの将来にも自信を持っているようである。パンデフにはチームを去るという意向はなく、既にロティート会長とパンデフの代理人はヴァカンス前に基本合意を見つけている。マケドニア国内では根拠のないニュースが流されているが、パンデフ自身はそれを気にはしていないようで、時間が経つにつれそういったニュースには反応を示さなくなっている。「マケドニアには根拠のないニュースを提供して楽しんでいる人がいる。でも僕はこれまで何度も、多くのものを与えてくれたクラブに対してもっと多くの恩返しをしたいと語ってきた」。
契約に関する話題からは離れ、パンデフは次にラツィオについて語った。「僕たちはメッチャきついトレーニングを行っている。君たちは美しいラツィオを見ることになるだろう」。目を閉じ、このチームに賭ける準備をしている彼が恐れるものは何もない。「UEFA杯出場権獲得に集中できると断言することを恐れてはいない。僕たちはCL出場によって2つのカテゴリーで戦うという経験を積んで成熟したんだ。フィオレンティーナ、パレルモ、ウディネーゼが僕たちよりも優れているとは信じられない。だから僕たちは美しい満足感を得られると思っている」。新たな布陣の試験についても彼は疑いを持っていない。「ビアンキとサラテはタイプが全然違う。マウロはホントに素晴らしいテクニックとスピードを持っている。1対1にも強いし、チームメイトにスペースを作ることも出来る。想像以上にすごいよ」。最後に、彼は友人トンマーゾ・ロッキとファンについて語った。「僕たちはスタジアムにファンを連れてこなきゃいけない。ロッキとは数日前に電話で話したよ。彼がオリンピックで多くのゴールを決めることを確信しているし、メダルを持ってチームに戻ってきてくれることを望んでいるよ」。(Messaggero)




☆メルカートの動き
マティアス・アウグスト・フェルナンデスはラツィオに向けて声を発している。「パスポートについて、近いうちにニュースが届くはずだ。すべてがうまく行けば僕はラツィオのユニフォームを着て、友人のファン・パブロ・カリーソと再会する」。Oleに対してこう語ったフェルナンデスだが、南米から到着するニュースは良いものではない。大々的なパスポートの調査は彼の代理人を務めるSabbag氏にも及んでいるのだ。この状況が解かれない限り、フェルナンデスはラツィオに到着できないだろう。
また、ラツィオ側は今も緊急事態にある。選手を獲得する前に、現有戦力を売る必要があるのだ。つまり、フェルナンデス、ピンツィ(妄想)、グアーナoプルゼッティ(可能)といった選手たちを獲得するにはムタレッリの放出を決めなければならない。ムタレッリについては本人がクラブに合流することを試みたが、チームの一部と監督はNoと返答している。これについてはシヴィーリアとその仲間たちがフォルメッロに帰ってきた際に何が起こるか見届ける必要があるだろう。なおラツィオ側はムタレッリをフリーで放出することを望んでいない。
ウディネーゼ、ボローニャ、フィオレンティーナが獲得を考えているステンダルドに関してもムタレッリと類似した状態にある。彼の移籍が具体化すれば、Motiがラツィオにやってくることになる。(Messaggero)




☆ラツィオ残留を望むパンデフ
「ラツィオには多くの良い選手がいる。また、本物のカンピオーネも居る。ゴラン・パンデフのことだ」。misterファビオ・カペッロの言葉である。カペッロは昨年10月3日に行われたラツィオvsレアル・マドリードの際にこの言葉を残した。ラツィオにとって、このマケドニアの素晴らしい才能は誇りと言えるものだ。もちろん、この誇りを他のクラブが放っておくわけはなく、彼にはバイエルン・ミュンヘン、ムトゥの後釜を狙うフィオレンティーナ、それからレアル・マドリードまでもが関心を示している。パンデフは祖国のアイドルであり、祖国のメディアは彼が将来どこのクラブでプレイするかという予測を競い合っている。そして、つい最近にはパンデフが新シーズン終了後にラツィオから去ることを宣言したと伝えられた。
しかしパンデフ自身にクラブから去る意向はない。「マケドニアにはガセを流して楽しんでいる人がいるけど、僕はクラブに対してもっと多くのものを与えたいと思っている。ロティート会長と代理人はすぐに合意を見つけることになると確信している」。
ラツィオのサラリーキャップ制の存在を考えれば、3つの偉大なクラブからのオファーを無視することは難しいはずだ。それでも彼はビアンコチェレスティへの愛のメッセージを送った。「僕の願望はここに残ることだ。僕はこのチームを信頼している」。(E Polis)




☆メルカートの動き
ムタレッリが移籍する場合、ラツィオは再びピンツィ獲得に動き出すかもしれない。またフェルナンデス獲得という仮説も未だに存在している。(DNews)




☆フェルナンデス獲得へ
リーヴェルプレートのナンバー8マティアス・アウグスト・フェルナンデスはラツィオの選手になるかもしれない。彼とリーヴェルプレートの離婚は差し迫っている。「僕の将来がイタリアにあることが確実になるのを待っている。リーヴェルプレートを去ることは残念だけれど、僕は偉大なカンピオーネになるために重要な決断を下したんだ」。フェルナンデスはイタリアでの将来について話したが、これはラツィオのことを意味している。パスポートを取得すれば彼はすぐにラツィオの一員として登録されることになるだろう。
グアーナ−フェルナンデスの他に、ロティート会長はロッシ監督が求めるMF補強のために、イタリアのメルカートを見つめている。そこでグアーナの名前が浮上している。ラツィオはピンツィよりもグアーナを気に入っており、ムタレッリがローマから去る場合にはすべてが明白なものとなるだろう。ムタレッリの可能な目的地はトリノかサンプドリアとなっている。(Corriere dello Sport)




☆メルカートの動き
ボローニャが狙っているステンダルドはウディネーゼのピンツィとのトレード交渉が再開されることになるかもしれない。Motiについては近日中にディナモ・ブカレストと会談を行う予定となっている。(Gazzetta dello Sport)



☆レデスマの代理人「契約更新?ありえない」
ロティート会長はアウロンゾでレデスマの代理人であるD'Ippolito氏と話し合いを行った。しかしその会談後、インタビューに応じたD'Ippolito代理人の態度は露骨なものだった。「契約については話していないよ。個人の誇りのため、経済的理由のために、レデスマにはもう契約更新のテーブルに座る意向はない。状況が変わることはほぼありえないだろう」。
一方でラドゥからは慰めのニュースが届いている。ミランは守備陣の問題を解決するためにラドゥに注目しているようだが、ラドゥ自身は「ロッソネーリからの関心は名誉なことだけれど、僕にはラツィオとの契約がある。そして僕はこの契約を尊重するつもりだ」と語った。
最後に、リーヴェルプレートのフェルナンデスがラツィオのユニフォームを着るのは確かなことである。「EUパスポートが届くことを望んでいる。それが実現したら僕はラツィオに行くよ。そして親友のカリーソと再会する」。(Leggo)




☆ゴラン・パンデフ
「FIFAの条項を行使するつもりは全く無い。ファンについて?ファンの熱意を幸せに思っている。僕たちの仕事はスタジアムにファンを取り戻すことだ。僕たちはファンを必要としている。新シーズン?美しい一年を過ごしたい。補強では重要な選手が到着したけれど、もっと良くならなきゃいけない。シーズン開幕まではもう一ヶ月も残っていないけれど、僕たちは良い結果を残すために必要なもの全てを持っている。個人的な目標?ゴールを決めることは難しい。だからこそ二桁のゴールを決めることが出来ると幸せが2倍になる。カピターノ?僕たちはまだ決定を下していない」(Corriere della Sera)




☆メルカートの動き
フェルナンデスは今週の終わりにはEUパスポートが届く可能性があり、ラツィオ移籍にあと一歩という状況となっている。ロティート会長は他のクラブ(PSV)にも興味を持たれているフェルナンデスを包囲している。
フェルナンデス自身も昨日Oleに対してビアンコチェレスティのユニフォームを着ることを望んでいることを明言しており、ラツィオとリーヴェルプレートは650万ユーロの移籍金で合意している。
放出の面ではステンダルドのボローニャ移籍交渉がストップされた。ボローニャ側が無償レンタルを求めている一方でラツィオ側が移籍金を要求しているため、手詰まりの状況に陥ってしまったのである。(Tempo)




☆ミランがラドゥに注目
ミランのアンチェロッティ監督はDF補強を望んでおり、ラドゥの名前が挙がっている。コスタクルタとアルベルティーニがミランにラドゥを推薦しているようだ。
ラドゥ自身はこの話について次のように語った。「ミランが関心を持っている?そんな話は知らなかったけど、僕にとっては喜ばしいことだ。でも僕はラツィオの選手だし、既に幸せだ。想像していた夢を叶えることができたんだしね。僕はビアンコチェレスティで満足している」。(Piazza della Liberta)



☆ゴンザーガ代理人(マウリの代理人)
「ステファノが本来の力を出せば、ライバルと言える選手は存在しない。彼は『ラツィオで自らの価値を示したい』という強い願望を持っている。契約更新?2011年までの契約がある。ロティート会長とはまだ話し合っていないよ。早く会談できることを望んでいる」(Datasport)