☆フェルナンデスを狙う
マツザレムは明日、正式にラツィオの選手となる。その一方でロティート会長は中盤の底にもう1つの補強を行うことを考えており、フェルナンデス獲得を狙っている。フェルナンデスについては6月の時点で交渉が既にまとまっていたが、この交渉を正式なものとする唯一の手段はフェルナンデスがEUパスポートを取得するというものとなっている。ラツィオはフェルナンデス獲得を強く望んでおり、明日と火曜日の間に再びリーヴェルプレートのフロント陣と会談を行う予定となっている。なお彼の移籍金は600万ユーロ前後と見られている。(Datasport)



☆根強く残るフェルナンデス獲得の声
ロティート会長がフェルナンデスを獲得するという声は消えていない。パブロ・Sabbag代理人はDatasportの取材に応えた。「私はカリーソに関することで今週ローマに居た。でもロティート会長とは会っていない。ロティート会長とはしばしば話しているが、ラツィオがフェルナンデスに興味を持っているということは確認していないよ。フェルナンデスのパスポートに関しては予測することは出来ない。ただ、ラツィオがフェルナンデスを欲しがっているのなら、私はここにいる」。
一方でラツィオは明日にもステンダルドを買い取りオプション付きレンタルでボローニャかウディネーゼに放出することになるだろう。ステンダルドにとってはUEFA杯に出場するウディネーゼが好ましい目的地と言える。(Datasport)



☆ラツィオとリールは合意
ラツィオとリールはリヒトシュタイナーの移籍に関して180万ユーロで合意している。そしてリヒトシュタイナーは現在詳細を詰めるためにフランスに滞在している。(Corriere dello Sport)




☆メルカートの動き
ラツィオのDF補強の標的はMotiとなっており、ラツィオは来週にも何人かの選手の放出を実現させた上でMoti獲得を完了しようとしている。
ベーラミに関しては、ベルトラーミ代理人とロティート会長の会談がキャンセルされた。現在のところ全てはベルトラーミ代理人次第となっているが、同代理人はロティート会長がウェスト・ハムからの600万ユーロのオファーを受け入れるのならば、ベーラミのFIFAの条項行使を破棄する用意ができている。逆にもしロティート会長がオファーを拒否すれば、ベーラミはブレーメンに向かうことになるだろう。(Messaggero)




☆ゴラン、サラテとの連携向上
賭けから確信に変わり、そしてカンピオーネに:ゴラン・パンデフは新たなラツィオにとって判断の基準と言える重要な選手の1人である。彼はこの準備の時期に既に良い状況を維持している。かつてはヴァカンス中に体重オーバーし、そのままキャンプに突入していたパンデフだが、今はその経験を大事に活かしているようだ。Auronzoでのキャンプで、パンデフはすぐに主役となり、サラテとの連携も向上している。パンデフとサラテは試合中にしばしばパス交換を交わしており、ロッキが帰ってきた場合にはトレクァルティスタとしてサラテとロッキを手助けすることになるかもしれない。
キャンプ開始最初の週、パンデフは既に良い状態にある。素晴らしい天性のテクニックを持った彼は着実に成熟していると言えるだろう。2年前からパンデフは高水準のパフォーマンスを見せ、ロッキとは互いに信頼し合ったコンビを形成し、常に二桁得点を挙げている。
ロティート会長のメルカートにおいて、パンデフは最高のヒットの1つだった。インテルはスタンコヴィッチ獲得の際に50万ユーロの評価額でパンデフの保有権半分をラツィオに譲渡した。そしてその後ラツィオはパンデフの所有権半分を所持していたウディネーゼに400万ユーロを支払い、パンデフを完全に買い取った。現在、パンデフの価格は2000万ユーロと見なされており、メルカートでは既に重要なクラブが虎視眈々を狙っている。
ラツィオでの5年目を迎えるパンデフは現在の契約状況に満足していない。そして新シーズン終了後にはクラブを去る可能性も出てきている。そのため現在は彼がクラブを去ると言う考えを消し、ロティート会長と合意を見つけることが望まれている。(Messaggero)




☆買い取りオプションを有効な手段とするラツィオ
2008年のメルカート全体を見てみると、活発だとは言えない。しかしその中でロティート会長は買い取りオプション付きレンタルでの補強という方法を発明した。ロティート会長は1月に買い取りオプション付きレンタル獲得の試験を行い、今夏はこの方法を有効に使っている。注意しなければならない点は、レンタル移籍にかかる投資だ。ロティート会長の方法では買い取ることを前提にレンタルで獲得しているため、その分レンタル料が高くなっている。
ラドゥからマツザレム−ラツィオは1月にラドゥ、ロゼフナル、ビアンキを買い取りオプション付きレンタルという形で獲得した。内訳はラドゥとロゼフナルの買い取り価格が500万ユーロ、ビアンキの買い取り価格が1200万ユーロであった。買い取り額に設定された条件を変更することが大好き人間であるロティート会長は今夏はサラテ、マツザレムを買い取りオプション付きレンタルで獲得した。サラテのレンタル料は200万ユーロで、完全に買い取るには1500万ユーロが必要となる。一方のマツザレムはレンタル料100万ユーロを支払い、買い取り価格は1200万ユーロに設定されている。ロティート会長は彼らに続き、Motiも50万ユーロのレンタル料に500万ユーロの買い取りオプションを付けるという形で獲得しようとしている。(Gazzetta dello sport)




☆メルカートの動き
ラツィオはカリーソ、サラテ、コザック、マツザレム、リヒトシュタイナーに続き、最後のピースを詰めようとしている。3バックの布陣を考えているロッシ監督はDFにもう1人補強を行うことを望んでおり、ラツィオにはMotiがやってくるかもしれない。
フェルナンデスに関しては複雑な状態にある。ムタレッリがクラブを去り、フェルナンデスがEU内パスポートを取得すれば、フェルナンデスはラツィオにやってくることになるだろう。
放出の面ではインザーギにセリエBのクラブがオファーを出しているが、本人はセリエAでのプレイを望んでいる。ステンダルドに関してはボローニャとの間に10万ユーロの差額が発生しているが、明日にも交渉は終えられるかもしれない。ヴァジャドリード移籍が浮上していたバローニオは、ヴァジャドリードがCanobbioを獲得したことにより、移籍にブレーキがかかっている。なおコレア、クァドリはピサ移籍が運命付けられているようだ。(La Repubblica)





☆メルカートの動き
「この時期は体が重いものだ。でもチームは良いプレイを見せている。今は3バックを敷いているが、将来のことはまだ決めていない」。ロッシ監督は練習試合後にこうコメントした。
メルカートでは来週にもMoti獲得へ向けて決定的な時間を迎えるかもしれない。Motiに関する交渉は一度は破談したように見られていたが、突然話し合いが再開された。ロティート会長はBecali代理人と新たな会談を行うことになっており、現在ディナモ・ブカレストと共にキャンプを行っているMotiはローマからの呼び出しがあればそれに応じることになるだろう。ロッシ監督はダイネッリよりもMotiの獲得を好んでいる。
マツザレムは明日Auronzoに到着する。交渉は終えられ、あとは契約を預けるだけという状況になっている。条件は650万ユーロの買い取りオプション付きレンタルとなる。マツザレムは金曜日の夕方にローマに到着し、ロティート会長と年俸100万ユーロ前後で合意した。フスコ代理人は「交渉は終わった。あとは正式なものにするだけだ。マツザレムはこの新たな冒険を開始することにものすごい熱意を持っている」と語っている。(Corriere della sera)




☆フェルナンデスはパスポート取得なら加入へ
アウグスト・フェルナンデスに関して、ラツィオは既にSabbag代理人と合意を見つけている。ただ、彼の獲得を正式なものとする唯一の手段は、フェルナンデス自身がパスポートを取得するというものとなっている。現在ラツィオは多くの選手が所属しているため、ロティート会長は急いではいない。ラツィオ側は“追放した”フォルメッロにいる選手たちをメルカートに出しており、彼らを放出しない限りは新たな補強を行わない予定となっている。Motiに関しても、ステンダルドが放出されればすぐにローマに到着する予定だが、ステンダルドの移籍が実現しなければローマに到着することはできない。(Piazza della Liberta)




☆フェルナンデス、ラツィオ移籍にあと一歩
アウグスト・フェルナンデスに関してラツィオとリーヴェルプレートは月曜日と火曜日の間に合意を定めるだろう。
ビアンコチェレスティは長い間フェルナンデスを追ってきたが、EUパスポート取得が実現していないことが障害となっていた。しかしフェルナンデスはイタリアのパスポートを取得することになり、交渉の停滞は解かれた。アルゼンチンのOleではSabbag代理人が来週の始まりにラツィオのフロント陣と移籍を定めることになると伝えられており、ラツィオは400万ユーロを支払うことになるだろう。
フェルナンデスにはバルセロナ、レアル・マドリード、ヴィジャレアルといったスペインのクラブも狙いを定めていたが、彼自身は数日前にラツィオ移籍に対して満足していること、幸せであることを明らかにしている。(Tuttomercato)