☆クラウディオ・ロティート会長
「フィオレンティーナからの連絡は無い。コルヴィーノDSからも電話は来ていないよ。ザウリとベーラミ?我々にはそれぞれ非売品の選手、販売可能な選手が居る。彼ら2人は販売可能な選手だ。交渉を行う必要があるけれどね。フィオレンティーナは重要な有効性を持ったクラブだよ。ダイネッリ?我々は多くのDFを狙っているが、彼の獲得を尋ねるつもりはない。もしフィオレンティーナから移籍を依頼されたらそれを評価するつもりだけれどね」(Tuttomercato)




☆リケルメ獲得の夢
ロティート会長は昔の夢を見ている:ファン・ロマン・ルケルメ。ボカ・ジュニオルスで素晴らしいプレイを見せている選手である。ロティート会長はトレクァルティスタの補強を約束しており、いくつかのアルゼンチンのサイトはラツィオが仲介者を使わずにリケルメを狙っていると伝えている。30歳のリケルメは再び欧州での冒険を試みることになるかもしれない。(Piazza della Liberta)




☆アモルーゾと引き換えにムタレッリがレッジーナへ?
ムタレッリがレッジーナへ。アモルーゾ獲得のためにムタレッリをトレードする、これは最後のアイデアである。ロティート会長は本日ミラノで行われるレガ・カルチョ連盟会議の場でレッジーナのフォーティ会長と会うことになっている。そしてアモルーゾの代理人であるティンティ氏とも2年間の契約を結ぶために会うと予想されている。アモルーゾとラツィオの間には10〜15万ユーロの差額が存在していた。
ロティート会長はバローニオかインザーギという技術的な補償を交渉に含め、300万ユーロの移籍金を下げることを望んだ。しかしフォーティ会長はそれを受け入れようとはしなかった。そのため、ラツィオは今度はムタレッリをレッジーナに放出することを提案した。もちろんこれを実現させるのは簡単なことではないが、レンタル移籍か共同保有ならムタレッリのレッジーナ入りは可能かもしれない。全てはムタレッリ次第と言える。
渦中のアモルーゾ自身は穏やかにヴァカンスを過ごしている。ラツィオは?ムタレッリを放出する準備をした。そして交渉を完了することができる。ラツィオはアモルーゾを信じており、彼こそFWの強化に繋がる補強になると考えている。ロッシ監督にとってアモルーゾは変化をつけることのできる存在になるだろう。彼にはパンデフやロッキの代役としての活躍を期待することができ、トリデンテの一角としてプレイすることにも問題はない。アモルーゾはラツィオでキャリアを終えることを強く望んでおり、ラツィオのユニフォームを着ることを願っている。
アモルーゾのほかにも、ラツィオにはマキンワが居る。今シーズンのマキンワはヒザのケガによりコンディションが不安定となっていたが、手術を行ったことによりこれは解決された。現在、彼は失われた時間を取り戻すことを望んでおり、筋力回復のためにリハビリを続けている。
最後に、アルゼンチンからは混乱したニュースが届けられている。ブラジルvsアルゼンチンの試合にでバルセロナのベギリスタインDSの姿があったと伝えられているのである。彼はパラシオを見るために試合を観戦したと見られており、恐らく早い段階で何らかの動きがあるだろう。(Corriere dello Sport)




☆ザンブレッラ獲得が浮上
ブレシアはザンブレッラを200万ユーロほどで手放すと見られている。そしてラツィオはレデスマのバックアッパーとして86年生まれのザンブレッラ獲得を検討している。ブレシアに近い情報源では、ラツィオがザンブレッラに強い関心を示していることが確認されている。
1週間以上前からラツィオはザンブレッラを見つめており、彼に投資を行おうとしている。そしてロティート会長は余剰人員を譲渡する形(ブレシアはバローニオに関心を示すかもしれない)で交渉を始めようとしている。
ベーラミについては、本人は依然として国外移籍を第一候補としており、これが変更される運命にはないようである。ただ、移籍先の選択肢に挙がっていたセヴィージャはジェノアからコンコを獲得したため消滅した。セヴィージャ以外にはトッテナム、マンチェスター・シティなどが選択肢となっているが、これらのクラブはまだ動きを見せていない。そのためパレルモ移籍という道は除外できないだろう。パレルモはベーラミを説得しようとしており、ラツィオに対しては移籍金に加えてグアーナ(完全移籍)、カヴァーニ(レンタル)という条件を提示している。全てはベーラミ次第だ。(Corriere dello Sport)



☆メルカートの動き
ベーラミにはパレルモ移籍という道が押し付けられている。ベーラミの状況は単純なもので、FIFAの条項行使に向かったベーラミは6月30日にフリーの身となる。
パレルモはベーラミに対して長い間興味を持っており、ラツィオへはグアーナ、カヴァーニ(レンタル)に加えて600万ユーロを支払うという提案を出している。そしてコラントゥオーノ監督もベーラミに直接電話をかけている。少なくとも現在のところこれらの動きは成功していないが、それでも両クラブはあらゆる方法を使いこの交渉に取り組み続けている。本日、ラツィオとパレルモはミラノで会うことになっており、オファーが修正される可能性がある。ラツィオはグアーナに加え、シンプリシオかヤンコヴィッチ(難しい)を交渉に含める方向で話し合いを行おうとしている。ベーラミの将来が週末にも明らかになるのは真実だろう。
アモルーゾについてはこれまでのところ、行方は明らかになっていない。現在ラツィオは再びバローニオ、インザーギ、ベッレーリのいずれかの選手を交渉に含め、移籍金を下げようとしているが、レッジーナ側はこれを拒否している。今日、両クラブが折り合いをつけられなかった場合には交渉が破談する恐れもある。
ブオナノッテについては代理人が移籍の可能性を確かめるためにAguilar会長と会談を行っている。また、ラツィオはアウグスト・フェルナンデスも追っている。その他ではドミッツィ、ピンツィ獲得を狙っているが、実現は難しい状況にある。最後に、ティンティ代理人は本日ミラノでロティート会長とザウリのフィオレンティーナ移籍、インザーギの移籍先について話し合うことになっている。(Messaggero)




☆メルカートの動き
ロティート会長はメルカートだけでなく、契約更新の仕事にも追われている。話し合いを行わなければならないのはパンデフ、ムディンガイ、マウリ、レデスマである。パンデフとは2013年までの契約更新と年俸アップに関して既に口頭で合意しており、9月に再び会談を行うことになっている。ムディンガイについては来週新たな動きがあると見られており、マウリとは2013年まで契約を延長する可能性がある。レデスマに関してはD'Ippolito代理人が100万ユーロ近い年俸を求め、キャンプ前に交渉を締結させることを要求しているが、ラツィオはレデスマを安心させる準備ができている。(Messaggero)




☆メルカートの動き
ブオナノッテはラツィオからの関心について「こんな早くリーヴェルプレートから去ることはできない。僕を成長させてくれたクラブに恩返ししたいんだ」と語っている。一方でラツィオはフェルナンデス獲得に動いており、フェルナンデスがEUパスポートを取得することが待たれている。
パラシオに関しては決定的な判断を待っている状態で、明日にも到着が決まる可能性がある。緊急に資金を必要としているボカはパラシオを欧州に放出しようとしており、現在のところはラツィオ(1800万ドル)だけがオファーを出している。ただ、パラシオにはバルセロナも興味を示している。
ラツィオの内部では本日、ロティート会長とティンティ代理人(ザウリ、アモルーゾの代理人)が重要な会談を行うことになっている。ローマを出発する可能性があるザウリにはフィオレンティーナが興味を持っている。そしてロティート会長はトレード交渉を開始しようとしており、ダイネッリがローマにやってくることになるかもしれない。一方でアモルーゾに関してはラツィオ側が交渉にバローニオかインザーギのいずれかを含めることを望んでいるが、レッジーナ側は移籍金のみでの取引を要求している。
その他にはステンダルドにユヴェントス、ナポリ、パレルモが目を向けている。またベーラミにはパレルモが獲得を狙っており、グアーナ、シンプリシオ、カヴァーニとのトレードが実現するかもしれない。(E Polis)




☆ベルモンテを狙う
バーリのベルモンテにはラツィオ、トリノ、キエーヴォが獲得に動いている。(Gazzetta dello Sport)




☆メルカートの動き
ロティート会長はラツィオを再出発させるために、南米でカンピオーネを模索しており、常にパラシオ獲得という夢を見つめている。ラツィオは既にパラシオ獲得に向けて1800万ドルのオファーを出している。ボカの会長はバルセロナ移籍を望むパラシオに対して、バルセロナからのオファーは届いていないことを伝えた。そして明日、パラシオにラツィオ移籍を受け入れる用意ができているか確かめるために再び本人と会談を行うことになっている。
ロティート会長のノートにはブオナノッテ、フェルナンデスといった名前も記されている。ただ、実際のところロティート会長はリケルメを夢に見ている。30歳のリケルメは若手ではないが、世界最高の選手の1人と言える選手である。ラツィオの2度目のスクデット獲得時、クラブには4人のアルゼンチン人(シメオネ、ヴェロン、アルメイダ、センシーニ)が居た。そして現在ラツィオは数年前のようにアルゼンチン人を集めることに関心を持っている。
最後に、ラツィオはブラジルのMarcinho Guerreiroにも接近している。一方でステンダルドにはパレルモ移籍が浮上している。(Leggo)



☆メルカートの動き
ラツィオはバローニオ、ベッレーリ、インザーギを新戦力獲得に向けた技術的補償に含めることを望んでいる。またザウリにはフィオレンティーナ、トリノ、ナポリが興味を持っている。
現在ラツィオはキャンプ開始までに余剰人員を放出することを優先しているが、同時に補強にも動いている。そしてDF陣にはMotiやTuraciなどの名前が挙がっている。ロティート会長は明日、ラドゥの買い取りを定めるためにBecali代理人と会う予定になっており、この場でMoti獲得も尋ねると見られている。Moti獲得に向けてはラドゥと同じ買い取りオプション付きレンタルを提示することになるだろう。中盤については南米に注目しており、アウグスト・フェルナンデス、Marcinho Guerreiroの名前が挙がっている。
ベーラミの状況は手詰まりに陥っているが、ベーラミは週末にパレルモ移籍(グアーナ+カヴァーニのレンタル+600万ユーロ)という道に評価を下す予定となっている。(Tempo)




☆アモルーゾ獲得破談の恐れ
アモルーゾのラツィオ移籍は破談となるかもしれない。アモルーゾは年俸の差額を埋めるためにラツィオと会うことになっているが、交渉が破談する可能性は除外できない。サンプドリアは今もアモルーゾに注目している。(Tuttomercato)