☆ローランド・ビアンキ
「僕はラツィオでは“ミュート”と呼ばれていた(笑)。僕は自分の感情を明らかにし、サポーターと話すのを楽しみにしていたんだけどラツィオは長い間緘口令を敷いていた。だけど批判に答えて、僕たちが何を考えているのかをファンに伝えることは重要なことだったと思う。僕からしたら緘口令はチームを悪い方向に持っていったように見える。ファンは緘口令によって僕たちが何を考えているのか知ることができなかったんだしね。まぁ緘口令はクラブの選択だったんだけど。ラツィオへの完全移籍が消滅したこと?これはラツィオの選択だよ。ビアンコチェレスティのナンバー9を背負ってプレイできたことは僕にとって名誉なことだったし、僕は最後までラツィオを待っていた。僕は1月に多くの動機を求めてラツィオに来たんだけれど、ラツィオ入りを選択したのは6月に完全に買い取ってもらえるという可能性があったからなんだ。シーズンが終わってからは一度たりとも誰からも連絡が来ていないし、どうして買い取りオプションを行使しなかったのかという説明も受けていない。とても残念に思っているよ。でも僕は諦めの悪い人間だ。これは一時だけのさよならであって欲しいし、将来またこのユニフォームに袖を通すことができるのを願っている。今はシティに戻って、自分の力を示さなきゃいけないし、シティで良いパフォーマンスを見せられることを望んでいる。ローマデルビー?トリデンテでデルビーに挑んで、僕たち3人は重要なパフォーマンスを見せた。僕たち3人はそれぞれ違う特徴を持っているし、それぞれの足りない部分を補い合って、コンビを熟成させていた。デルビーに勝った時は本当に特別な感情になったし、朝6時まで起きていたよ。6ヶ月間素晴らしい選手たちと共にプレイできたことは非常に良い出来事だった。ロッカールームでの大きな問題については気づいていなかったよ。恐らく、僕たちはもっと良いシーズンを送ることができていたと思うけど、上手くは行かなかった。その事実がロッカールームに影響していたんだろうね...。欧州の舞台に到着することはラツィオにとって重要な任務だった。僕はラツィオが大きな可能性を持った強いクラブだと思っている。ラツィオが再び競争力を持ったクラブに戻ることを望んでいるし、いずれこれが実現することを確信している。ラツィオには偉大なファンがいるんだからね。ラツィアーレへのメッセージ?僕がラツィオにとって重要な選手であると感じさせてくれた全てのファンに感謝している。君たちは僕の心に永遠に残る、忘れられない感情を与えてくれた。僕の胸は常にビアンコチェレスティだ」(Corriere dello Sport.it)



☆サバティーニはラツィオを去る意向
サバティーニDSはLazialità6月号にて改めてラツィオから去る意向を明らかにした。「ラツィオを去るのはとても痛い思いだ。でも私はこのままではラツィオが最高のクラブになれるとは思えない。私が代償を支払わないといけないんだ。非常に残念だが、今度はもう元戻りはしない」。
そして彼は今シーズンを振り返った。「私の主な責任?GKに関して正しい評価を下さなかったのが全てだ。ただ、欧州で無名の存在だったムスレラを選択したことについては正しいことだったと確信している。彼を選択したことは不幸でもなんでもない。他の候補者は誰だったか?Boruc、Stekelenburg、アッビアーティだよ。全員良いGKだが、私には交渉を成立させてやるという強い決心が無かった。また、セレーニについてももっと評価をするべきだったのかもしれない」。
サバティーニDSは昨夏のメルカートでの失敗についても説明した。「ムタレッリよりも良いMF?ロッキより強いFW?クリバリより強いDF?レデスマより良いレジスタ?周囲はこのような選手たちを求めていた。でも私はそのような選手が到着したらロッカールームに混乱が起こるだろうと思った。だが、これは私が犯した多くのミスのうちの1つだったし、私に責任がある」。
次にサバティーニDSはロティート会長との関係について話した。「ロティート会長とは友好関係を持ち、非常に強い関係を築いていた。お互いに常に礼儀正しく接していたよ。摩擦があったのも事実だが、これは当然のことだと思っている。私がしばしば彼を絶賛したこと?彼はいつも難しいことや壮大なものに挑んでいる。彼は不可能だと見られていた財政建て直しを図り、周囲が誤っていたことを証明した」。
ラツィオのメルカートでは現在もサバティーニDSが活動を続けている。「パンデフ?ゴランとは契約更新に向けた基本合意が既に存在していると思っている。まだサインは無いが、合意は既に了承されている。ロッキと似たような条件だよ。ラドゥは確実に買い取る。86年生まれの彼は重要な素質を持っていることを示した。バッロッタは他のクラブでプレイすることになるだろう。我々にはカリーソ、ムスレラ、Degrè(プリマヴェーラ)がいる」。(DIRE)



☆ビアンキは買い取らず
ローランド・ビアンキがラツィオにやってきた1月24日、ロティート会長はこう語っていた。「ビアンキの獲得により、我々は今年のメルカートで2800万ユーロを費やした。でもまだまだ動く」。
しかし最終的にロティート会長はビアンキを買い取らなかった。これが立派な行動でないのは明らかだろう。(Corriere dello Sport)




☆アモルーゾがラツィオ移籍
レッジーナのニコラ・アモルーゾはラツィオへ移籍する。レッジーナのフォーティ会長は次のように語った。「ラツィオとは経済補償においてお互いに満足した形で合意した。ラツィオは大きな補強を行ったが、我々が彼の代役を見つけるのは難しいだろう」。(Tuttomercato)



☆ニコラ・アモルーゾ
「フォーティ会長とは話したけれど、僕はまだラツィオとは合意していない。今現在、僕の代理人が合意を見つけるために話し合っているんだ。ロティート会長のクラブには重要なプロジェクトがある。もしもラツィオに移籍することができたら満足だけれど、僕はまだ正式にラツィオの選手になったわけではないということを繰り返し言っておくよ。レッジーナというクラブ、レッジーナファン、レッジョカラブリアの街とは本当に素晴らしい関係を持っていたし、ここから去るのはとても辛い決断だ。だけど3年間の旅を終えて、お互いに新たな経験をするのが正しいことなんだと思っている。僕はレッジョでキャリアを終えたいと言ったけれど、今は疲れてしまっている。そして現在僕はプロが持たなければならない刺激を欲しているんだ。フォーティ会長にもこれは伝えてある。レッジョカラブリアでの美しい経験は永遠に忘れないよ」(AGI)





☆クラウディオ・ロティート会長
「我々はまだベーラミを失ってはいないし、最終的な動きを待たなければいけない。だが、我々はあらゆる可能な手段を使って身を守るつもりだ。ベーラミの代理人もそのことを知っている。メルカート?パンデフは我々の将来だ。GKでは世界最高のGKの1人であるカリーソが到着する。DFではステンダルドが去るのならば、彼の代役を見つけなければいけない。フォッジャ?パレルモからの公式な接触は何も無い。ザンパリーニ会長とは何度か話し合っているが、彼がフォッジャに興味を持っているようには見えなかった」(Channel4)




☆メルカートの動き
ラツィオはアモルーゾ、パラシオ獲得に向けて攻勢をかけている。共同保有については競売が6月25日に行われる予定となっており、その答えを待っている。契約更新ではパンデフとは新シーズンが始まってから会談を行うことになっている。なおムディンガイにはサンプドリア、フィオレンティーナが獲得に動いているが、彼はラツィオに残留する可能性がある。バローニオに関しては契約を解除するかもしれない。(E Polis)




☆フォーティ会長
「アモルーゾ?ラツィオとは経済補償をベースにお互いに満足した形で合意に達した。ラツィオは大きな補強をしたが、我々にとっては代役を見つけることの難しい選手を失うことになってしまった。バローニオ?我々は彼に多大な敬意を寄せているが、彼と同じポジションには既に選手がいる。現在我々には49人の選手がいるんだ。Halfredsson?ラツィオからは何の連絡も来ていないし、彼は我々にとって重要な選手だ。来シーズンも我々の元に残留してもらえるよう動いている。ビアンキ?ローランドは偉大な選手であり、特別な男だ。1月からラツィオでプレイしたが、若干の困難を抱えていたようだね。ロッキ、パンデフがいたから、彼の持つ全ての特徴を出せなかったのだろう」(Adnkronos)




☆マルコ・バッロッタ
「僕は限界が来るまでプレイし続ける。ラツィオ?ラツィオにはカリーソという理想的なGKが到着した。ただイタリアのカンピオナートは他の国とは異なるものだし、彼はもちろんまだ成長しなければいけない。だけど彼には良いセンスがある。ムスレラ?彼はまだ若いし、ピッチ上で経験を積む必要がある。僕の将来?会長とはまだ何の会談も行っていない」(Italpress)




☆ポッツィ、アロニカを狙う
ラツィオはニコラ・ポッツィに接近しているほか、アロニカ獲得が近付いている。
2月にヒザの大ケガを負い、まだ復帰できずにいるポッツィについてはロッシ監督が気に入っており、保有権はエンポリとミランによって共同保有されている。アロニカに関しては近日中にも交渉を完了させるかもしれない。
南アメリカではパラシオのほかにアウグスト・フェルナンデスに対して600万ユーロのオファーを出したが、彼にはアーセナルやオリンピアコスがラツィオより高い額のオファーを出しているため、リーヴェルプレートはラツィオからのオファーを拒否した。
なおサバティーニDSは昨日アルビーノレッフェのペルソに接近した。(Messaggero)




☆ベーラミとの衝突
ロティート会長とベーラミの間で衝突が発生した。ロティート会長はFIFAの条項でベーラミを失うという現実を受け入れたがっていない。「ベーラミを失うとしたら、我々はあらゆる法律レベルで弁護する。規則に敬意を持ち、戦いを開始するつもりだ」。ただ、カルチョポリの際にも行動していたMattia Grassani弁護士は「ロティート会長が司法省に向かうことになるとしたら、FIFAから重い処分が下される可能性がある」と語っている。(Messaggero)



☆サバティーニ続投を望むロティート会長
ロティート会長は将来の経営陣(ジョルダーノやマルケジャーニがリストに挙がっている)について「私はサバティーニDSが今後もラツィオに残ることを望んでいる」と語った。しかしサバティーニDSは既にパレルモ行きに賛同しており、ラツィオに残留する可能性は低いと見られている。(Tempo)




☆ゴンザーガ代理人
「マウリ?ユヴェントスはネドヴェドの代役としてマウリを狙うことを検討するかもしれないが、マウリの将来はビアンコチェレスティにある」(DNews)





☆パラシオ獲得に動く
ボカ・ジュニオルスのパラシオに対するラツィオの関心は昨日確かなものとなった。ロティート会長自身がこの件を認めたのである。「アルゼンチンの選手はイタリアにとって好都合だ。個人的に私はアルゼンチンの会長たちと良い関係を築いている。必ずしも欲求が満たされるわけではないが、一連の交渉をキックオフさせた」。ボカ・ジュニオルス側はパラシオに対して1300〜1400万ユーロの移籍金を望んでいる。
一方でビアンキの買い取りオプションは行使しないまま結末を迎えた。(Corriere della Sera)




☆ベーラミへの反撃に出るロティート会長
ベーラミをFIFA条項により180万ユーロで失う危険性のあるロティート会長は反撃に出た。「我々はベーラミを失った?評価すべき問題だ。私は合法的な手段でこの問題に挑むつもりだ」。このように発言したロティート会長はFIFAへ訴えを起こすことを検討している。ロティート会長はより高い金額を受け取る権利があることを確信しているのである。
メルカートについてはロティート会長がラドゥの買い取り、マウリの残留を保証している。その他ではアモルーゾ獲得が濃厚となっている一方でムタレッリはクラブを去る可能性があり、彼の後釜としてレッジーナのHallfredssonを獲得するかもしれない。またチェルシーやバルセロナも関心を示しているパラシオに対しても接触を続けている。(La Repubblica)




☆ベーラミの行方
24時間、最大でも48時間以内にベーラミはラツィオと決別を迎えるだろう。ベーラミはFIFAの条項を行使する準備が完了している。
しかしロティート会長はベーラミ流出に対してFIFAに訴えを起こすことを示唆しており、戦いを起こすことを約束した。
なおロティート会長は今日と明日の間にベーラミの代理人を勤めているベルトラーミ氏と会い、話し合いを行なう予定となっている。(Gazzetta dello sport)





☆Hallfredsson獲得を狙う
ラツィオの歴史において、アイスランド人が在籍していたことは一度も無い。しかしついにアイスランド人がラツィオにやってくるかもしれない。その選手はレッジーナに所属するMFHallfredsson('84)である。ラツィオはしばらくの間彼の獲得を考えている。
Hallfredssonの名前はアモルーゾを巡ってロティート会長がフォーティ会長と会談した際に触れられた。ラツィオ側はメルカートに出しているムタレッリの後釜として彼を考えているのである。昨年彼の獲得に150万ユーロを支払ったレッジーナ側は250万ユーロの移籍金を要求しているが、交渉はすぐに進展する可能性がある。(Gazzetta dello sport)




☆ムタレッリの後釜はHallfredsson
ムタレッリがラツィオを去った場合、彼の後釜にはHallfredssonが到着するだろう。ラツィオはまたアウグスト・フェルナンデス獲得も目指している。なおユヴェントスとの交渉を行っているステンダルドにはパレルモも獲得に動き出そうとしている。(Gazzetta dello sport)