☆グレグッチ監督(ヴィチェンツァ) インタビュー(Messaggero)
時折、単純なモノが記憶よりも深い何かを残すことがある。忘れられない経験を得たユニフォームは体の一部に縫い付けられたままとなることもある。「ラツィオでの7年間は私の人生と言えるものだった。私はジョカトーレとしての夢を全て叶えた」。真のリーダーはすぐに次のように付け加えた。「長くて素晴らしいあの期間が私のキャリアの全てだ」。



−グレグッチはいつまでもラツィオのバンディエラだと言われています。
「全ての人が私とラツィオの絆を知っている。世界のビアンコチェレスティとは今も関係を持ち続けている」



−あのオリンピコでのゴール...
「運命のいたずらのようだった。私はトリノの一員としてラツィオ相手に90分から出場した。そしてゴールを決めてしまった。雨が降っていたある日の午後、スタジアムはシーンと静まり返った。私はラツィオに対して敬意を持っていたから喜びはしなかったんだ。そうしたらその後の練習中にトリノのティフォージが怒って『ゴールを決めたのに喜ばない選手のことは尊敬できない』と言った。私はトリノのティフォージの気持ちも尊重したよ」




−今シーズンのラツィオについて
「CLの影響で良い順位ではない。ただロティート会長が到着した時のラツィオは生きるか死ぬかという状況だったし、今はポジティヴな状態にあると思う」



−デリオ・ロッシ監督について
「繊細で情熱的な監督だ」




−ラツィオの選手の中で最も価値があるのは?
「ロッキだろう。エンポリからラツィオへ移籍し、アズーリでプレイできるくらい成熟した。ただラツィオの強さはグループの精神にある」



−ヴィテルベーゼ、レニャーノ、ヴェネツィア、サレルニターナ、ヴィチェンツァ。あなたはレッチェ以外はセリエB、セリエCで監督を務めています。
「レッチェでは1ヶ月ももたなかったね。でも再びセリエAに戻れることを望んでいる。監督としてセリエAのクラブを率い、CLのテーマソングを聴きたいという野心があるんだ」




−グラノーチェに関してはどう思う?ラツィオが好んでいるようですが。
「セリエBで大きな衝撃を与えた選手だ。私は自信を持って彼を推薦するよ」



−世界的に若手DFがいませんが…
「マンチェスター・シティのリチャーズはきっと大成するだろう」



−まだあなたは44歳です。遠い未来は?
「私の人生のクラブであるラツィオを率いたい。」