☆Nasuti獲得を狙う
ラツィオはリーヴェルプレートのDFNasuti('82)を追っている。Nasutiは180cm、80kgのセンターバックで、EUパスポートも所持している。ロゼフナルがシーズン後にレンタル満了に従いクラブを去る場合にはラツィオはNasuti獲得を考慮するかもしれない。
ラツィオは2週間ほどの間アルゼンチンへ関係者を派遣し、興味深い選手を探すよう求めた。そしてボカ・ジュニオルスのロドリゴ・パラシオ、リーヴェルのアウグスト・マティアス・フェルナンデスという名前が挙がった。両者ともEUパスポートを所持しており、ラツィオにとっては獲得に向けての問題は無い。
パラシオに対して、ラツィオは買い取りオプション付きのレンタルという条件を提示する準備ができているが、ボカ・ジュニオルス側は少なくとも1500万ユーロの移籍金を望んでいる。フェルナンデスに関してはパラシオよりも単純な状態にある。
ラツィオは国外だけに目を向けているわけではなく、イタリア国内も慎重に模索している。そしてロティート会長は先日のパルマ戦後にギラルディ会長に対してチガリーニの新情報を尋ねた。ラツィオは夏にチガリーニを獲得することを望んでいるものの、パルマ側の要求はあまりにも高いものだった。チガリーニには既に多くのクラブが関心を示しており、ラツィオが獲得を実現させるのは難しいと見られている。なおパルマは現在はA残留のことだけを考えており、チガリーニに関する会談も全て延期される見込みとなっている。(Corriere dello Sport)




☆将来へ向けて動くラツィオ
ラツィオはメルカートの戦略の詳細を詰めており、より競争的なグループをロッシ監督に与えるべく予算を検討している。
まず一つ目の補強となるのがカリーソである。カリーソは1年遅れでイタリアに到着する事になる。そしてこれに加え、ラツィオはさらに2人の即戦力となる若手(ラツィオが既にしばらくの間注目し、クラブの経済範囲に入る選手)を補強する方針となっている。
この最初の候補は今シーズン27試合2ゴールを決めているパルマのチガリーニである。将来有望なMFであるチガリーニはテクニックと想像性を持っており、若さという魅力も持っている。ラツィオは6月にチガリーニを獲得する事を望んでおり、交渉はまもなく正念場を迎えるかもしれない。パルマのA残留の合否によって状況が左右される可能性もあるが、パルマ側はチガリーニ放出には金銭的な補償と技術的な補償(コラロフ、ベッレーリ、ボネット、ムスレラ、メグニ、デルネーロなど)を求めている。
チガリーニ以外の重要な標的はトリエスティーナに所属しているウルグアイ人FWパブロ・マリアーノ・グラノーチェ('83)である。グラノーチェは今シーズンこれまで33試合20得点という結果を残しており、トリエスティーナをセリエB残留に導こうとしている。グラノーチェについてはセリエA、Bのクラブが獲得を検討しているが、ラツィオがビアンキを完全に獲得できなかった場合(獲得には移籍金1050万ユーロ、年俸200万ユーロが必要)、グラノーチェはラツィオを選択するかもしれない。
ロティート会長とロッシ監督は年齢が若く、興味深い選手を欲しがっている。若手たちならロティート会長の敷くサラリーキャップ制度内に収まり、コストがそれほど掛からないからである。これまでパンデフ、コラロフ、ムスレラ、ラドゥ、メグニを獲得したように、将来へ向けた動きは既に始まっている。(Messaggero)




☆リヴァプールがベーラミを追う
リヴァプールはベーラミの追跡を行っている。ベニテス監督自身もベーラミに興味を持っており、注目している。ベーラミは今シーズンのパフォーマンスでリヴァプールの方針に沿って戦うことができることを示しており、リヴァプールは本気で獲得に動き出すかもしれない。(Tuttomercato)



☆若手の台頭
若手への投資。ラツィオは今シーズンDF陣に何人かの有望な若手が台頭した。
まずデ・シルヴェストリは今シーズンになりトップチームの一員として完全に馴染んだ。若い良い右SBと評価され続けてきた彼はラツィオ下部組織での成長を経て戦力の一人として確実に考えられる存在となっている。
次に昨年の夏にOFKベオグラードから加入したコラロフは強烈な左足を武器に左SBとしてプレイしている。彼は非常に強いフィジカルを持っているが、ロッシ監督は守備面の改善のために指導している。
1月に加入したラドゥもすぐに戦力のひとりとなった。彼は左SBやCBとしてプレイし、ラツィオの今シーズンの光とも言えるパフォーマンスを見せている。
これらの選手以外にも偉大な若手がいる。昨夏に獲得したが合流が遅れているカリーソはアルゼンチンでは英雄となっている。彼はまだ24歳と若いものの、周囲からは新たなペルッツィとして認められている。またディアキテにも来シーズンは多くのスペースが与えられるだろう。ディアキテは今シーズンの開幕戦で腓骨を骨折し、まだ復帰できずにいる。(Leggo)



☆パンデフに年俸100万ユーロを提示へ
ラツィオはパンデフとの契約延長に向けて、100万ユーロの年俸を提示するかもしれない。現在のパンデフの契約は年俸35万ユーロの2010年までという内容となっており、ラツィオはすぐに契約更新を締結させる必要性があることを理解している。ロティート会長はパンデフの放出を拒み続けているものの、パンデフにはバイエルン・ミュンヘンが興味を持っており、ロティート会長のプロジェクトに悩みの種を生じさせる可能性がある。
なお補強ではパルマのチガリーニに関する調査を行っている。チガリーニについてはロッシ監督とサバティーニGMが気に入っており、先日のパルマ戦後にはロティート会長がギラルディ会長と話し合いを行っている。ただギラルディ会長はA残留まではあらゆる会談も延期する方針となっている。それでもチガリーニはラツィオにとって中盤の補強の標的の一人として留まっている。(Il Tempo)



☆チガリーニ、デッセーナ、モルフェオを狙う
ロッシ監督はパルマのチガリーニ、デッセーナを気に入っており、ロティート会長はギラルディ会長と会談を行った。ラツィオにはこの二人だけでなく、今季限りで契約が満了するモルフェオも到着する可能性がある。ロッシ監督はモルフェオについても大きな敬意を抱いている。
ロティート会長は昨日大学にて講義を開いた。そして生徒からは新シーズンに向けてスクデットのために戦うつもりがあるのか、という質問が出され、ロティート会長は「そのために働いている」と答えた。
パンデフとの契約更新についてはすでに交渉が開始されている。ラツィオ側は楽観的な姿勢を見せているが、パンデフにはスペインのクラブが獲得に乗り出しており、サヴィオラとのトレードという話も浮上している。
なおラツィオはアルゼンチンに目を向けており、リーヴェルのDFNasuti(25)獲得を考えている。(Repubblica Ed.Roma)




☆パンデフとの契約更新に向けて
ゴラン・パンデフはラツィオと接触しようとしている。パンデフは昨日マケドニアの日刊紙を通して、ロティート会長と契約更新交渉を開始することや2010年までとなっている契約を3年間延長し、今後もローマに留まりたい意向であることなどを発表した。
ただパンデフ側は新たな年俸として150万ユーロ前後の額を要求する可能性があり、すぐに結婚がなされるという可能性には疑いがある。「ラツィオは僕に3年間の契約更新をオファーした。僕たちは合意を見つけなきゃいけない。欧州のクラブが僕に対して高い額のオファーを出す準備が出来ているのは知っているよ。でも僕はラツィオを最初の選択肢として考えている。ローマは本当に理想的な街だし、ここで過ごせて満足している。イタリア語ももう学んだし、ラツィオに絶対にプライオリティーを与えている。150〜200万ユーロ前後で経済的な合意を見つけることができると思っている」。
ロティート会長はいくつかの物事を整理している。ただ交渉は開始されており、ロティート会長もパンデフがビアンコチェレスティのカンピオーネになる運命であることに気づいている。(Gazzetta dello Sport Ed.Roma)