☆キッカケはエンポリ
ラツィオはこれまで何度もエンポリとのアウェイの試合で、良い流れ、悪い流れを作ってきた。
99年、スクデット獲得が濃厚と見られていたエリクソン・ラツィオは既にセリエB降格が決定していたエンポリとの試合にヴィエリを温存して挑んだ。しかし試合は0-0のドローに終わり、その後ミランに逆転スクデットを許してしまった。
05年はリヴェラーニの美しいFKでエンポリに競り勝ち、05-06シーズン初のアウェイでの勝利を収めた。そして波に乗ったラツィオは最終的にUEFA杯出場権を獲得した。
昨シーズン、ロッシ監督はエンポリ戦では4-4-2のシステムで挑んだ。しかしFWのロッキは味方の援助を受けることが出来ずに完全に孤立し、試合後には不満を露にした。そしてロッシ監督はこの試合のあと、4-3-1-2のシステムを使用することを決断した。その後ラツィオは異常なほどに勝ち星を重ね、8連勝を経て3位でフィニッシュした。
明日はラツィオにとって今シーズン初のカンピオナートでの連勝を目指す特別な試合になるかもしれない。つまり明日の試合は重要な分岐点にしなければならないのである。(Messaggero)